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2年目の「おんがくのアーテイスト・イン・レジデンス」 [演奏家]

昨年1月に大分市内のいいちこ文化センターが主催し開催された「おんがくのアーティスト・イン・レジデンス」というイベント、その第2回目が行われております。
https://emo.or.jp/event/5291/
大分県各地出身の演奏家、ヴァイオリンは大分、ヴィオラは杵築、チェロは日田、ピアノは別府、という4人の若手から中堅の奏者が大分市中心部に聳える県立文化センターを拠点に、昨年はそれぞれの故郷にアウトリーチを行い、大分のジュニア・オケの指導をし、最後は県庁所在地のメイン会場音楽ホールと隣の美術館で演奏会を行う、というやり方。コロナ禍で学校アウトリーチなどが絶えてなかったところに久しぶりに訪れた先輩やらに、行く先々で大いに盛り上がった次第でありました。やくぺん先生も、いつもは国東半島先っぽ空港から由布岳裏盆地までのバス車窓で眺めるばかりの杵築を初めて訪れ、名門杵築高校のブラスバンド部員がかつての部長が立派なヴィオラ奏者となって凱旋するのを大喜びで迎えるのを見物したものでありました。

試験的にともかくやってみた、というイベントだったようですけど、それなりに反響があったらしく、無事に今年も第2回を行うことになった。今年は演奏家の皆さんの都合で日程が短く、期間もお正月の松の内からとなったため、アウトリーチはやって欲しいという要望があったけれどちょっと時期的に無理。で、やり方を全く変更し、「ジュニア・オケ出身で大分で活動する若い弦楽器奏者と、大分出身プロ4人組先輩が、一緒にヴィヴァルディ《四季》を深読みし、ソロはヴァイオリンの交代で弾く」というセミナー型のイベントとなった次第。

本日は、既に始まっているホールでの練習を一般に無料公開する、という日となったのであります。
IMG_9190.jpg
中身は、100人ほどもいる客席の人々を全く気にせずに、舞台上のリーダー水谷氏が中心となって、ヴィヴァルディの楽譜をどんどん読み込んでみよう、というもの。判んない人がいようと別に気にせず、音楽作ってるところをともかく見せちゃいます、です。

ここで起きていることと、月曜日の昼前と昼過ぎに起きる本番の間がどうなるか、その違いを楽しんでくれ、なんて言っても相当に無理があるでしょう。でも、じゃあ、その説明をしましょうか、というトーキョーなんぞの尖った企画なんかがやってるようなお節介をやるわけでもない。

これが、今回の大分でやってみている「演奏家が住み込んでみる」というやり方です。ま、お暇だったらどうぞ。ちなみに、それだけじゃなくて、リーダー先輩4人組のためにピアノ担当(《四季》ではっチェンバロ担当)の別府出身渡邊智道氏が作曲した新作ピアノ四重奏曲も世界初演される、なんてトンデモなオマケがありますよ。

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