住吉神社例大祭騒動記その４～八角を待つ町

あと数十分もすると、新佃地区に「八角」が渡ってくる。

祭りには、「なにがなんだかわからぬが、ともかくありがたいもの」がある。この数日、この祭りが始まり、町内会役員の花をつけた新佃の浴衣を着て山車を押したり、子供の整理をしたり、道路の確保をしたりしていると、何度となく尋ねられた。
「八角は何時頃くるんですか？」

そう、今や、町内の関心は、八角だけなのである。参議院がどうなろうが、地震が来ようが、サマワで反自衛隊暴動が起ころうが、そんなことどうでもいい。

住吉神社のご本尊、世にも珍しい八角形の御神輿「八角」が、3年に一度目の前に顕れる。町を練り歩く。あらゆる価値を超えたものがやってくる。

で、少しでも担ぎたい睦会と、きっちり管理して住吉さんにお渡しせねばならぬ町内会の対立が具体的な形を取るのも、あと数十分なのである。

そんななかに、なにがなんだかわけのわからない奴がほーりこまれております。なんせ小生たるや、いきなりダライ・ラマに会わせてやろうと言われたカトリック教徒、教皇の謁見を許されたアフガニスタンの小学生、サンタクロースにメッカに連れてってやると言われた日本の幼稚園児…みたいなものなのである。

そんな、「八角」なんてたいそうなものを、どーしてわしが担がにゃならんのじゃ。

集まれ、と長屋の引き戸の向こうから声がかかりました。月島機械の前に行きます。

コメント 3

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by �����S���ڕҏW�ҁ����e���Ȃ��ăC���C�� (2005-08-08 17:35) 

なぜか化けちゃっているコメント１は、月島四丁目在住、「月島４丁目編集者＠コミュニティにも参加させない学者には化けて出るよ」さんからのものです。なんのことはない、小生の単行本『ホールに音が刻まれるとき』（ぎょうせい）の担当編集者さんで、一部編集者の乱暴さや強引さとは無縁な繊細な感性をもつ青年（だよなぁ、まだ）であります。祭り初日の夜の宴会に誘おうと思ったのだけど、すぐに連絡先がわからず、誘えなくてご免なさい。

で、ぼろぼろに化けちゃってるんで、オリジナル原稿あったら送ってちょ、と頼んだら、くれました。以下に貼り付けます。化ける前はこうだった、ということ。

どうして化けちゃうか、ご存じの方は、ご教授下さいな。

左肩が痛い。軽度の打ち身だ。

って、おおおおい、S君、添付ファイルをあけようとしたら、なんにもはいってなかったよ。提灯の写真だけしか来てないぞぉ。
by Yakupen (2005-08-09 08:36) 

というわけで、無事に月島の部屋に帰着なさった編集者S氏から、「文字化けしてしまったコメントの記憶による復刻版」をいただきました。で、小生がいかにペチョっと貼り付けます。コメント、ありがとうございました。
なお、S氏曰く、「日曜日に住吉さんに行って10円しかお賽銭を投げなかったのがいけなかったのでしょうか」。ううううん、賽銭の雨の下を潜った者として、敢えてノーコメント。

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ご無沙汰しております。
こちらは地元を離れて、関東某県教育委員の原稿入らずイライラしています。
なんで祭りの最終日と校了日が重なるんだ？
遅れましたが、ブログ開設おめでとうございます。
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by Yakupen (2005-08-09 23:37)