SSブログ

急告:栗東第2回シンポジウム参加者決定!中川教授登場! [指定管理者制度]

栗東方面から、1月9日に開催される「さきら」騒動を巡る第2回シンポジウムのメンツが出たとの報告がありましたので、仕事納め前に急告。

今回の目玉は、なんといっても、帝塚山大学法政策学部教授の中川幾郎先生の登場でしょう。この先生が乗り出してくるとなると、いよいよ「さきら」問題もアーツマネージメント学会的には堂々の全国区、ということですね。
栗東市長さん、「さきらに関して何ら自分らのやってることに問題はない」と議会でも他の場所でも繰り返し発言なさっているようですが、せっかく中川先生がいらっしゃるのですから、市長さんの前に座っていただいて、何が問題なのか三日三晩講義していただいては(なにしろ豊中市役所で市長さんの広報課長をなさっていた猛者、市政側の発想や物の言い方は手に取るように判ってらっしゃいます)。なお、栗東騒動が始まる遙か以前、9月に有楽町の国際フォーラムであったシンポジウムでの中川先生の発言はこちら。http://blog.so-net.ne.jp/yakupen/2005-09-14

ちなみに、中川先生のプロフィルは以下。これは今年の山口県のシンポジウム案内に掲載されていたものですので、古くないはず。とても学者と思えない、大阪弁バリバリの現場のオッサンです。
「講師プロフィール/中川幾郎(なかがわ いくお):1946年大阪府生まれ。帝塚山大学大学院法政策研究科教授。行政学、地方自治論、都市政策を担当。同志社大学経済学部卒業、1969年に豊中市役所に勤務、市長公室広報課長を最後に退職後、97年大阪大学大学院国際公共政策研究科博士前期課程修了。その後、帝塚山大学法政策学部助教授を経て現職にいたる。主な著書に『分権時代の自治体文化政策ーハコモノづくりから総合政策評価に向けて』(2001年/勁草書房)、『アーツマネジメント概論』(共著/2004年/水曜社)など多数。日本万国博覧会記念公園活性化懇談会座長、四日市市文化審議会会長、大阪府文化スタッフなどを務める。」

現時点では、市長さんやら市長派代議士、市政関係者の方の出席は発表されていないようです。JRビルサービスの方やら、京都劇場の関係者の方には、是非出席していただきたいものです。どうやら、JRBSさんにも正式に参加要請文書が送られるそうですし。

1月議会でJRBSが予定通りに「さきら」管理者に指定されるなら、今回のシンポジウムが最も有意義なのは、JRBSの現場担当者の方の筈ですものねぇ。
この私設電子壁新聞をご覧の栗東市長派及びJRBS関係者の皆様、あなたがたが今何よりも必要なのは、自分らがこれから5年間、どういう人々をクライアントに仕事をせねばならないのかの情報でしょ。このシンポジウム、あなたがたがやることを「市の施設でやってるのだから」という理由で監視し、批判し、事故などがあった場合には告訴したりする可能性だってある方々が集まってるんですぞ。この場所に顔を出さないなんてあり得ません!参加要請があるなんて、敵から塩を送られたようなもの。有り難~いお年玉ですよ。来るなと言われたら、お隣甲賀から忍者を雇ってでも潜り込む必要がある集会なんですからね、情報収集という意味だけからしても(つまり、「あの顔には気を付けろ」という表方顧客管理データ収集の目的には最適、ということ)。

それから、現在の文化事業団のあり方に疑問がある方も、直接声を挙げるチャンスですので、いらっしゃいませ。以下、そのまま貼り付けます。

                     -------------------------

<さきらの指定管理者制度導入にかかる第2回市民シンポジウム>

○タイトル「さきらはいったい誰のもの?」 
○ミッション:栗東芸術文化会館さきらの指定管理者制度導入にかかる問題は、12月22日、栗東市議会においても「継続審議」となり混迷する中、栗東市民がさらに開かれた情報を共有し、さきらの今後、またさきらに始まる栗東市の行政サービス民営化の今後について監視し検分していくための語らい場として開催します。

◆◆12月14日に行われた第1回シンポジウムの議事録とアンケート集計はWeb上にて閲覧できるよう公開準備中です。今しばらくお待ちください◆◆

○日時:2006年1月9日(月祝)18:00~20:00
○会場:栗東市中央公民館大ホール
      (栗東市安養寺八丁目4-5 栗東市役所の前JR草津線手原駅より徒歩10分)
○スピーカー/髙澤空男氏(栗東演劇祭実行委員会事務局)
         竹之内晃氏(栗東音楽振興会会長)
         宮沢十馬氏(滋賀演劇友の会代表・劇団異国幻燈舎座長)
         中川幾郎氏(帝塚山大学法政策学部教授)
         ほか市内文化関係者、さきら利用者、一般市民、有識者(文化政策、公共文化施等)より構成
○コーディネーター/桧森隆一氏(ヤマハ株式会社静岡企画推進室 地域文化貢献担当主査)
○参加費無料/資料代(カンパ制)
○主催/栗東市の文化のまちづくりを今日から実践する会<代表:天野真理子(劇団NEWWAVE代表)>
○問合せ:e-mail  ritto1214sakira@yahoo.co.jp(シンポジウム当日はメールの確認が出来ない場合があります。予めご了承ください)


nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(1) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 4

小暮宣雄

トラックバックを二度もしてしまいました(失礼しました)。
シンポの概要を引用されていただきました。
いつも参考にさせていただいています。(さきらに書いたエッセイはずいぶんと能天気にいまは思いますが、一応、参考資料として載せました)
by 小暮宣雄 (2005-12-29 23:08) 

Yakupen

小暮様

トラックバック、ひとつは消しておきました。お気になさらないでくださいませ。なんせこのブログ空間、もう完全に「張り紙自由の壁新聞」化してますので、良いようにお使い下さい。

昨日、今日と、小生のところにもオケ連に関係している音楽評論家やら、指定管理者騒動の当事者である現場職員なんぞが、なんのかんの理由付けては昼から酒飲みに来てます。いろいろと愚痴を聞くなり、情報を交換するなりしてますけど…まあ、今回の騒動、GHQにも不可能だった本当の「地方自治」に向けてのはじめの一歩になると良いんだけどねぇ、という結論に落ち着きますね。よーするに、みんな具体的に起きていることが余りにも馬鹿馬鹿しいことばかりなんで、出来るだけ大局的に考えよう、と心がけているみたい。

事が文化だからそんなこって済んでる、といわれればそれまでですけど。いやはや。

滋賀県の特殊性は、関東首都圏の人間にはいまひとつ判らない部分もありますので、トラックバック先から行ける記事の内容は興味深いものでした。なんせ、「ガムラン楽器のセットを持っているホール」を売りにしているところがあるわけですもんね、栗東から草津線で入っていったところには。なんだかスゴイなぁ、滋賀県。
by Yakupen (2005-12-30 00:42) 

栗東市の文化のまちづくりを今日から実践する会

あけましておめでとうございます。

さて、第二回の告知と、第一回の記録を掲載したウエブサイトを簡素なものですが開設しました。もしよかったらのぞいてみてください。

●栗東市の文化のまちづくりを今日から実践する会
http://www1.odn.ne.jp/~aaa66690/ritto-bunka/

あと、当ページから、やくぺん先生のblogにリンクをはらせていただいたのですがよかったでしょうか?(事後確認...)

それでは、本年もどうぞよろしくお願い致します。
by 栗東市の文化のまちづくりを今日から実践する会 (2006-01-03 20:59) 

Yakupen

これからが大変なので、「おめでとうございます」なんて気楽に申してよろしいことやら。なんであれ、あけちゃいましたから、おめでとうございますです。

で、リンクですが、ご自由にどうぞ。このブログ、自分のものというよりも、「家の前に貼ってある壁新聞」みたいなものだと思ってますから。覗くも引用するもご自由に、であります。

シンポジウム、もう次の月曜ですよねぇ。果たして行けるやら。なにやら今日の午後から別の仕事がバタバタしてきまして(休んでるのは日本だけ、これホント)。なんにせよ、よろしくお願いします。
by Yakupen (2006-01-03 22:06) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1