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「アッシジの聖フランチェスコ」DVD出てます [現代音楽]

引越騒動と、連休前進行の山積みの原稿の中、都庁真向かいの某高層ホテルまで地下鉄に揺られて、カンブルラン御大の読響首席指揮者就任記者会見に座ってきました。賑やかしのお仕事で、ま、ひとつくらい質問して、コーヒー代くらいのことはやってきたけどね。

さても、全く関係ないといえばそれまで、でもなんとなく関係ある話。不良オッサンみたいな不思議なカッコ良さ漂わせる御大の元気な独演会を眺めていて、いきなり思い出したこと(このオッサン、数年前に亡くなった映画音楽の巨匠ジェリー・ゴールドスミスみたいな雰囲気で、あたしゃあの空気は好きだぞ)。

昨年の初夏にアムステルダムで出たメシアンの歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」の上演、あの舞台を収めたDVDがちょっと前から店頭に出てます。こちら。
oa1007dl.jpg
http://www.opusarte.com/pages/productVideo.asp?ProductID=278&ProductVariationID=325
店頭、っても、日本じゃなくてヨーロッパ。モネ劇場のお土産屋さん新譜コーナーでカルミナQの「鱒」と並んでました。おおお、と手にとって買おうと思ったが、引越が終わるまでは1グラムでも搬入物を増やしてはいかん、と我が内なるかそけき理性の声が押しとどめ、買わずに堪えました。偉いよ、あたし!

なお、発見した直後に日本の某大手レコードショップの方に「どーなってるの、日本では」とメールで尋ねたら、「3月末の時点ではまだ日本の輸入代理店からリリース連絡がないので、暫くかかるんじゃないか」とのこと。ま、耐えられない方はネットででも買って下さい。

この舞台、オペラ劇場でのれっきとしたオペラ上演ですけど、やり方は先頃サントリーホールがホール・オペラなる上演方法でやった「ドン・ジョヴァンニ」なんかと殆ど同じです。アホみたいに巨大なオケをズラリとステージの奥まで並べ、その前で最低限の芝居をする、というもの。
ですから、オペラオペラしいものを期待してもダメ。ガルニエでの初演みたいな重厚な中世の世界が展開されるのでもありません。あくまでもメインは音です。とはいえ、絵がないととてもじゃないけど途中で飽きる曲なので、DVDの方が良いかも。舞台の感じはこちら参照。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2008-06-29

この前の読響登場ではメシアン生誕100年で「トゥランガリラ」やったカンブルラン御大、読響50周年の年までには読響でもオペラを、なんて仰ってました。経営的には大変だろうけど、やっぱりこの作品を筆頭に、20世紀後半の作品を期待しちゃうぞ。

なんだか纏まってるんだかいないんだか、とにもかくにも、DVDの宣伝でした。イースター休みは終わったのに、この電子壁新聞、まだまだ抹香臭い。

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