栗東再び [指定管理者制度]
連休最終日バカ安価格で、大阪マルビル高層階から朝の大阪駅、梅田オフィス街＆歓楽街を見下ろしてます。あと数時間で某所で某雑誌のための鼎談です。やはり、橋下お騒がせ知事のネタは地元でやらなきゃね。
さても、昨日は本日の鼎談のネタ入れというか、背景情報収集のために、何人かの人に会ってました。んで、久しぶりに、あの懐かしい栗東を５年ぶりに訪れたわけであります。さきら騒動に関しては、当ページ左下の検索コーナーで「栗東」と入れてポチョっと押して下されば、ゴッソリ旧稿が出て来ます。ひとつ、というなら、これ。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2005-12-15
っても、半分は目白厄偏庵時代の居候、第一生命ホール本のときは助手を務めてくれた、かの甲賀のI嬢が何の因果か今はここにいるので、顔を眺めにいったようなものです。御上の裏方留学システムでボストンのアンジェラ（知る人ぞ知る「ピンク本」原作者）の下で学んできたことを、５年前に全国の指定管理者騒動の火をつけた栗東さきらの運営を手伝うことで御上に返しているのだから、なんとも立派な日本国民ではありませんかっつ。「仕分け」で切られかけたあの制度、市民のために働く人材育成として立派に機能してるぞ。
指定管理者制度に精通なさった読者諸氏は既にお気づきでありましょう。５年ぶりの栗東、即ち、今、正に指定管理の１期目が終わろうとしている、ということです。即ち、正に２期目の指定管理者選定の真っ最中、ということです。小生のところにも、その後の５年間の状況は断片的に伝わってきていたわけですが、指定管理問題はホントに地方政治と地方自治の問題なので、現場を見ずに状況を判断するのは危険。で、なにもお伝えせずに来たわけであります。あれだけ騒いだのに、と「マスゴミ」批判をされても仕方ない。申し訳ありませんです。
昨日も、I嬢の顔を眺めてバカ話でもするつもりが、結果的にいろいろな方に合うことになってしまい、それなりに状況は把握出来ました。無論、ホンの一端に過ぎませんが。で、時間もないので、指定管理者切り替え直前の栗東さきらの状況を箇条書きに。
・施設そのものは、前と同じに立派に使われている。ただ、JR栗東駅から真っ直ぐ、さきらの敷地に入って左手にある芝生の野外劇場を眺めたときに、「ああ、管理費が足りてないのか、それとも草むしりボランティアなどの組織が出来ないでいるのか…」と思いました。この写真で判るかな、こんな感じ。
雑草がボウボウに茂って、なんだか彼方に眺められる関ヶ原古戦場の如き、夢の跡のような勢いなのであります。スタッフに尋ねたところ、それなりに草取りはやってるのだが、勢いがスゴイそうな。とはいえ、何も知らぬ悪意の方が眺めれば、「さきらの指定管理者は大事な市民の施設をこんな草ボウボウにしやがって」なんて思っちゃうんじゃないかしら。ううううん。
・騒動のあと、旧スタッフの何人かを加えた今の指定管理者は、削減される予算の中、育成型の事業に力を入れてきた。その象徴が、さきらジュニア・オーケストラである。騒動が起きる前からジュニア弦楽合奏団の組織は始まっていて、その事業は無事に引き継がれ、更には管楽器も加えたオーケストラに発展。近々、マエストロ秋山の指揮で最初の演奏会が行われる。「エロイカ」をやるそうです。企画ブレインには満州国のオーケストラと朝比奈隆についての名著を遺すI氏が参加しているなんて、そんじょそこらのジュニアオケとはちょっと違うぞ。
・かつては関西圏で「最も住みたい都市」のトップにランクされたこともある栗東市、その頃の財政支出のツケが回り、とうとう借金団体になったそうな。当然、さきらへの予算も減額。さらには様々な財団の見直しも行われており、文化関係を行う財団も整理リストに入っている。厳しく言えば、５年間の活動実績は評価されなかった、ということ。このあたり、詳しく書き出すと大変なので、ともかくこれくらい。
・様々な栗東問題の矢面に立った市長は、もうすぐ行われる市長選挙には出馬しないとのこと。おお、新幹線駅よ…
次期指定管理者選定に向け、５年前の騒動は役に立っているのか、と率直な質問をスタッフにぶつけてみました。正直、議会や行政側は財政破綻でそんなことを反省したりしてる暇もないようだが（ただ、役所や議会側の情報管理は厳しくなった、とのこと。うううん、ヴェトナム戦争を米中央政府がどう反省したのかと同じだなぁ）、市民の中にさきらの指定管理に対する関心が芽生えたことは確かである、とのことであります。
市民の間にはこの指定管理の選定を見守る動きもあり、以下のようなブログも上がっています。こんなえーかげんな電子壁新聞を眺めるよりも、そっちをしっかり見ていただいた方が良いので、以下にそのページを貼りつけて、久しぶりの栗東だより、今はここまで。
http://sakiracitizenship.shiga-saku.net/
さても、昨日は本日の鼎談のネタ入れというか、背景情報収集のために、何人かの人に会ってました。んで、久しぶりに、あの懐かしい栗東を５年ぶりに訪れたわけであります。さきら騒動に関しては、当ページ左下の検索コーナーで「栗東」と入れてポチョっと押して下されば、ゴッソリ旧稿が出て来ます。ひとつ、というなら、これ。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2005-12-15
っても、半分は目白厄偏庵時代の居候、第一生命ホール本のときは助手を務めてくれた、かの甲賀のI嬢が何の因果か今はここにいるので、顔を眺めにいったようなものです。御上の裏方留学システムでボストンのアンジェラ（知る人ぞ知る「ピンク本」原作者）の下で学んできたことを、５年前に全国の指定管理者騒動の火をつけた栗東さきらの運営を手伝うことで御上に返しているのだから、なんとも立派な日本国民ではありませんかっつ。「仕分け」で切られかけたあの制度、市民のために働く人材育成として立派に機能してるぞ。
指定管理者制度に精通なさった読者諸氏は既にお気づきでありましょう。５年ぶりの栗東、即ち、今、正に指定管理の１期目が終わろうとしている、ということです。即ち、正に２期目の指定管理者選定の真っ最中、ということです。小生のところにも、その後の５年間の状況は断片的に伝わってきていたわけですが、指定管理問題はホントに地方政治と地方自治の問題なので、現場を見ずに状況を判断するのは危険。で、なにもお伝えせずに来たわけであります。あれだけ騒いだのに、と「マスゴミ」批判をされても仕方ない。申し訳ありませんです。
昨日も、I嬢の顔を眺めてバカ話でもするつもりが、結果的にいろいろな方に合うことになってしまい、それなりに状況は把握出来ました。無論、ホンの一端に過ぎませんが。で、時間もないので、指定管理者切り替え直前の栗東さきらの状況を箇条書きに。
・施設そのものは、前と同じに立派に使われている。ただ、JR栗東駅から真っ直ぐ、さきらの敷地に入って左手にある芝生の野外劇場を眺めたときに、「ああ、管理費が足りてないのか、それとも草むしりボランティアなどの組織が出来ないでいるのか…」と思いました。この写真で判るかな、こんな感じ。
・騒動のあと、旧スタッフの何人かを加えた今の指定管理者は、削減される予算の中、育成型の事業に力を入れてきた。その象徴が、さきらジュニア・オーケストラである。騒動が起きる前からジュニア弦楽合奏団の組織は始まっていて、その事業は無事に引き継がれ、更には管楽器も加えたオーケストラに発展。近々、マエストロ秋山の指揮で最初の演奏会が行われる。「エロイカ」をやるそうです。企画ブレインには満州国のオーケストラと朝比奈隆についての名著を遺すI氏が参加しているなんて、そんじょそこらのジュニアオケとはちょっと違うぞ。
・かつては関西圏で「最も住みたい都市」のトップにランクされたこともある栗東市、その頃の財政支出のツケが回り、とうとう借金団体になったそうな。当然、さきらへの予算も減額。さらには様々な財団の見直しも行われており、文化関係を行う財団も整理リストに入っている。厳しく言えば、５年間の活動実績は評価されなかった、ということ。このあたり、詳しく書き出すと大変なので、ともかくこれくらい。
・様々な栗東問題の矢面に立った市長は、もうすぐ行われる市長選挙には出馬しないとのこと。おお、新幹線駅よ…
次期指定管理者選定に向け、５年前の騒動は役に立っているのか、と率直な質問をスタッフにぶつけてみました。正直、議会や行政側は財政破綻でそんなことを反省したりしてる暇もないようだが（ただ、役所や議会側の情報管理は厳しくなった、とのこと。うううん、ヴェトナム戦争を米中央政府がどう反省したのかと同じだなぁ）、市民の中にさきらの指定管理に対する関心が芽生えたことは確かである、とのことであります。
市民の間にはこの指定管理の選定を見守る動きもあり、以下のようなブログも上がっています。こんなえーかげんな電子壁新聞を眺めるよりも、そっちをしっかり見ていただいた方が良いので、以下にそのページを貼りつけて、久しぶりの栗東だより、今はここまで。
http://sakiracitizenship.shiga-saku.net/
いつも栗東／さきらの情報を発信いただきありがとう
ございます。以下、行われます。
＊
市長選立候補予定者に聴く♪
◆公開討論会◆
（テーマ：栗東の文化のまちづくり）
2010年10月15日（金）よる7:00から7:45まで
＠さきら・研修室
参加無料 （定員60名）
→どなたでもご参加いただけます。
主催：さきらと歩む100人委員会
by さきらと歩む100人委員会 (2010-10-14 00:15)