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センチュリーの前には [演奏家]

特定の数名の方限定のネタです。

今、いろいろ話題の(?)大阪センチュリー交響楽団は、大阪府が丸抱えで運営する日本唯一の都道府県が有するブラスバンド、大阪府音楽団を改組した、ってか、解体して再発足させた、というか、したもの。経緯についてはいろいろと議論や評価があろうが、大阪府立演奏家集団としての伝統を引き継いだ存在でした。

去る週末、大阪府の演奏家丸抱えというやり方はどうして始まったのか、某雑誌への鼎談原稿で出てきた議論の裏取りのために、大阪府立中之島図書館に行き、いろいろ漁ったわけでありました。で、出てきた資料のひとつがこれ。今や幻の団体、多くの人が大阪市音楽団と混乱してるこの団体の活動を伝える資料です。

掲載されたのは大阪の労働組合関係の雑誌で、ちゃんと記者の名前もあって著作権があるはずなので、こんな風にまんま貼り付けるのは違法行為そのものなんだけど、恐らくはある方が必要だろうし、それにこういうことは今の府知事さんも知らずにいろいろ言ってるのだろうから、世間の皆さんにも是非とも知っていただきたい。で、敢えて貼り付けますです。問題がある場合は即刻引っ込めますので、時間限定ネタかも。
大阪府音楽団資料1.pdf
大阪府音楽団資料2.pdf

「クラシック音楽は贅沢品」という今の府知事さんの基本的な認識、少なくともこのような記事を眺める限り、ちょっと違うんじゃないか、と思わざるをえないでしょう。少なくとも大阪府音楽団は、音楽を実用に供するための団体だった。

例えば、新任の武闘派陸軍大臣が「軍隊に歌舞音曲なんぞは贅沢だ」と軍楽隊廃止を主張したら、ちょっと違うんじゃないかい、とみんなに言われることしょう。全てとは言わないけど、音楽にはとっても実利的な側面もある。大阪の街のライトアップよりも遥かに実利的なのは確かだ。うん。

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皇帝きむち

資料ありがとうございました。なるほど、多方面に仕事していましたね。
実は私も府音がオケになったいきさつ今一つ分かっていないまま過ごしてました。当時私が所属していた室内合奏団からもオーディション受けるために退団した人がいました。某老舗オケからはもちろん・・・・・。
 当時は文化団体の中からも「これ以上オケ作ってどうするの?その分既存オケへの助成増やすべきでは」という意見もあったそうです。

 しかし、四管編成へ拡充する・・・・という方針はどうなんでしょう?
by 皇帝きむち (2010-10-26 23:07) 

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