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カントゥスQがカーター弾きます [弦楽四重奏]

いよいよ単行本作業のために、遙か大川と荒川放水路越えて天樹を夕日の中に眺める新開地、葛飾厄偏庵へのお篭もりが始まりました。これが荒川放水路を越える橋から大川方向を眺めた風景。
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っても、まだ本格化したわけじゃなくて、湾岸と行ったり来たりなんだけど。それにしても、季節の良い今日この頃、地下を通るのが嫌で都バスと京成を押上で乗り継いで通ってくるのだが、いよいよ天樹もカウントダウン。浅草通りや押上の街ゆく人もなんか増えたようで、上空眺めて足元が疎かになるおばーちゃん団体も続出、なにも事故がないと良いけどねぇ。バスから目の前の京成と都営地下鉄押上駅への入口へと向かう停留所は天樹の足元に過ぎ、ラジオ体操するみたいに背筋をひっくりかえしでもしないと天樹は拝めません。地元民はもうわざわざ見上げないのが普通になってきてます。もうすっかり、天樹が生える街。

さても、ひとつ情報、ってか、自分で忘れないためのメモ。天樹オープン(って、もう電波を出しているっているし、なにを以てしてオープンというのかいまひとつ判らぬが)翌日の5月23日、京成電鉄から天樹下を抜け、東京タワー脇も抜け、遙か六郷川を渡った彼方の地、驚くなかれ葛飾厄偏庵の最寄り駅からなんと乗り換え無しで行ける京急とJR両鶴見駅に挟まれたサルビアホールで、カントゥスQがカーター弾きます。ほれ。
http://www.abchambermusic.sakura.ne.jp/concert/cantus2012.html
あんまり告知されてない演奏会みたいなんで、お暇な方も、あんまりお暇でない方も、是非ともいらっしゃいませ。なんせ余りの音響の良さに、今や首都圏で知る人ぞ知る密かな弦楽四重奏の聖地となりつつある空間での演奏となれば、聴かないわけにはいかぬでしょ。

カーターと言ってもびびるなかれ。第2次大戦後直ぐ、まだガリガリの「ゲンダイオンガク」になる前の、もの凄くアメリカンな小品ですから。音を知りたいなら、youtubeでCarter Elegyって叩くと、何種類か出てきますのでどーぞ。

103歳と半年になるカーター、最近は動向は聞かないけど、お元気なのかしら。ドヴォルザークの小品集の最後に置かれる、ってのもなかなかイキですね。てなわけで、お知らせでした。

追記
とか言ってたら、来月にNYPがカーター御大の新作初演をする、って案内を送ってきました。
http://nyphil.org/attend/season/index.cfm?page=eventDetail&eventNum=2389&seasonNum=11
指揮は、残念、シドニー響に取られちゃったダヴィッド・ロバートソンで、会場はシンフォニースペース。お暇な方はどうぞ。最近のカーター御大の作風は、もの凄く手が込んでるけど殆ど味はないちょっぴりの精進料理一皿、みたいな音楽ばかりなんだけど、これはどーなんだろーね。

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上野のおぢさん

先生、本日はこれまた電車の写真を有難うございます。都営浅草線からつながる京成線の京成曳船駅の明治通り踏み切りも高架にする工事が少しずつ進んでいるとか・・・その昔、「あらかわ」と称して手を加えると崩れそうだった小さな駅が「八広」に名称変更し、数年ごとに綺麗になっていったのが世紀の変わり目頃だったかと記憶しています。また、それ以前には京成押上線の荒川橋梁は川面から充分な高さがなく、小さな貨物船が橋にぶつかって線路がゆがみ電車が止まったこともあったと記憶しています。私は、金融界が嫌になった1990年代の一時期、曳船の学習塾で日雇いで働いていました。世の中どんどん変わりますね。

弦楽四重奏もあと数十年したら、演奏会のプログラムのメインも20世紀の作品が大勢を占めるようになるのですね。
by 上野のおぢさん (2012-05-18 08:40) 

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