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福岡モーツァルト・アンサンブル [売文稼業]

ゆふいんからゴッソリ抱えてきた紙焼き写真から、必要そうなもの、使えそうなものを選び、スキャンしてたら、もう夕方になってしまった。うううん、秘書が欲しいぞ。テープ起こしもあるしなぁ。なかなか本編執筆にまでたどり着かぬ。

てなわけでバタバタしているので、いじり回していた写真からひとつアップして本日はオシマイ。

ゆふいん音楽祭が始まった年に活動を始め、19年続いた「福岡モーツァルト・アンサンブル」という団体があります。
「アンサンブル」と言うものの、実質は常設の弦楽四重奏団。チェロが初代の雨田画伯から、九響の首席、さらには若き河野文昭氏などと交代が続いたものの、文字通りのリーダーだった岸辺百百雄氏以下の3人は基本的に不動で活動を続け、年間に4回の博多定期、更には直方など九州各地での定期的な演奏会にまで広がっていて、年間に40回くらいの演奏会をやっていた年もある。地方ベースで九州から一歩も出なかったこともあってか、日本の室内楽演奏史でも殆ど触れられるのことはないものの、まりかる解散から90年代の室内楽隆盛時代までの空白の時代を地方で支えた重要な弦楽四重奏団です。今月から「ストリング」誌に連載が始まった幸松先生の「日本の弦楽四重奏史」でも、必ずや取り上げられることでありましょう。

写真は、巌本真理さんが亡くなってまりかるが解散になり、ゆふいん音楽祭に来始めた黒沼俊夫氏を加え、中央公民館で演奏する福岡モーツァルト・アンサンブル。ヴィオラが生沼誠司さんとなれば、これはもう正に「日本弦楽四重奏演奏史のミシングリンク」を繋ぐ貴重な資料ですな。
yufui20.jpg
演奏しているのはブラームスの弦楽六重奏の有名な方。で、この第2楽章のライブ録音が、今やってる本に特別資料としてCD収録される予定。

てなわけで、まだ海山な状態での宣伝をやってしまった。ま、そうでもしてアドレナリン出さないと、これはなかなか大変な状態。関係者の皆々様、笑ってお許しを。

さて、北千住の藝大隣に行かねば。葛飾厄偏庵からだと、なんと京成で1本で行けるのじゃ。新宿や初台には遠くて行く気がせんのが困る。

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