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戻ってみれば祭りの街 [新佃嶋界隈]

バタバタと大阪から戻ってきました。諸事情で京都駅から新幹線に乗ったのですけど、京都駅の新幹線ホームから北口に向けての通路はもう人で溢れてました。祇園祭限定八つ橋なんぞを売ってるおねーちゃんに、「これはやっぱりスゴイ人出なの」と間抜けな質問をしたら、「今日はさすがにすごいですねぇ」とのこと。京都弁じゃあなかったのが残念だ。

さても、慌てて溜池にまわり、日本フィルの過去の依嘱シリーズを纏めて演奏するという公益財団法人化に向けてファンディングで四苦八苦の団体にはあるまじきぶっ飛んだ企画を見物。終演後はアークヒルズのいつも滅茶苦茶混んでる星バックスで某編集者と新連載を巡る打ち合わせ。んで、あたまぼーっとしながら、それでも湾岸は大阪に比べるとなんて過ごしやすいのだ、と月島駅まで戻り階段を上ると、通りの反対側を眺めてなんだありゃって顔してるオッサンが立っておるわいな。

あ、そうそう、今日明日は西仲通りの草市じゃないかぁ。TANさんもいつものいちばん南側辺りに出店を出してるんじゃろかね。顔を出すと、お土産の冷やし八つ橋を取られること必至なんで、慌てて佃オフィスに逃げ込みましょ。

んで、さっきの打ち合わせのときに必要だったけど引っ張り出せなかった旧原稿などをハードディスクから引っ張り出して送ったり、なんのかんのの自分に対する秘書作業に甲斐甲斐しく励んでおりますと、路地の向こうがなんだか騒々しい気配。

あ、そうそうそうそう、今日は一丁目の念仏盆踊りじゃないかぁ。

そんなこんなで、銀座東京駅から最も近い田舎、佃嶋界隈はすっかり祭りの装い。佃オフィスで一仕事終え、一丁目をかすめて厄天庵に戻る。久しぶりに眺めるご町内のあちこちには御仮屋やらも整えられ、一丁目の入口にはもう数日前から鳥居が建って町内全体が住吉さんのご神域となるカウントダウンが始まってる。
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新しい八角が練り歩く今年、お布施もいつも通りってわけにはいかんのだろーなぁ。盆踊りもオシマイになった一丁目広場を望む佃小橋の袂にでーんと聳える奉納有り難うございました告知も、なんか、ちょっと他人事みたいだし。さても、もうこの街の住民とはいえぬやくぺん先生、今年はどうしたものやら。なんせ、お袋の命日が例祭の真っ最中、東京湾大華火のあとには親父の新盆が控えてる喪中の身なんだもの。
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あとどれだけこの世に居るかも判らぬが、それほど遠くない将来、完全にこの田舎町を去ったとき、佃は夏の似合う島だった、なんて感慨に浸るんじゃろーかね。そういえば、夏野菜とキウイの向こうに送電線と米軍機が浮かぶ多摩県も、やっぱり夏の村だったっけ。

来る夏に 途方に暮れて 他所の街

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