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NYバアチャン今日も元気也 [マンハッタン無宿]

マンハッタン厄偏庵におります。昨年の5月以来なので、1年有効のメトロカードが切れてしまいリフィル出来ず、新カード発行で1ドル取られてしまい、なんか納得いかぬぞ。

さても、今、やっと空が夜になってきた8時半過ぎ。ちょっと行ったセントラルパークでは、ニューヨークフィルの無料コンサートをやってて、《ドンファン》とか大騒ぎのようで、行ってる人から「うちの町のオケ、すげええ鳴る!」なんてFacebookへの書き込みが成されてる真っ最中だけど、やくぺん先生んちは庵でゴロゴロしてます。昨日の夕方過ぎに太平洋と北米大陸越えてここまで来て、今日は昼に某こっちの芸術関係者とちょっと昼飯の筈が、なんか嫁さんが完全にお仕事モードに入ってしまい、ああこれはダメだ、これじゃもう今日は使い物にならんぞ、と思ったら案の定、カーネギーホール向かいの某日本関係団体の食堂からセントラルパーク南に入り、わあ夏の栗鼠さん達は毛が短くてちっちゃく見えるぞぉ、なんて公園の端っこ通り
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平成中村座の幟がメトロポリタン歌劇場のシャガールの前にはためくリンカーンセンター広場抜け
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マンハッタン厄偏庵に戻るや、うちのお嫁ちゃん、ちょっと寝るといってホントに寝てしまった。夕方にこっちにいる昔の嫁さんの生徒さんと会って一緒にセントラルパークに行く予定だったんだけど、これはもうダメじゃ、ってことで、今日はお休みですう。

んで、どーでもいいお話。今、カーネギー前から戻ってくるとき、流石に暑くて歩いてるとしんどいので、ちょっとだけだけどバスに乗ったですよ。このところバスに乗る話ばかりだけど、ま、いいや。

ご存知の方はご存知だと思いますが、NYのバスはデカイです。ってか、日本の市内運行バスが狭すぎると思うのだけど、ま、それはそれ。なぜあんなにおっきいのか?その理由のひとつは、車椅子や歩行補助装置を使用する人も利用することが前提になっているから。都バスの場合、「車椅子やベビーカーは2台まで」くらいの規程があるみたいだけど、どうもNY市バスにはそういう厳密な制限はないみたい。で、こんなです。
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横一列歩行補助装置のオバチャンがズラリです。当然、乗り降りは運転手さんがまずは車体を歩道側に傾け、運転席から出て、車椅子用の乗降スライド板を後ろの出口から出します。ですから、車椅子などの利用者があると、バス停での停車時間がかなり長くなります。後ろから次のが来てしまったりもする。

[このパラグラフ追記]今、土曜日の午後。リンカーンセンターの向かいでアタッカQの半分と昼飯食って戻って来ました。で、帰りのバスも爽やかな7月の土曜日らしく歩行補助装置軍団でいっぱいでした。今日のバスは違うタイプで、前から出入りします。ほれ。
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嫁さん曰く、「うちの死んだオヤジさんもあれ使ってたけど、あれで外に一人歩きしようなんて考えもしなかったよねぇ」とのこと。[追記終わり]

面白いのは、乗客は「バスというのはそういうもんだ」と信じているのか、特にイライラした様子もないこと。尤も昼間の乗客は殆どが老人ですから、自分ももうすぐああなるのだから文句を言う筋合いでもないと考えてるんでしょうかねぇ。

都バスでも昼間の時間帯はやくぺん先生以外の乗客全員が老人パス使用、ってことは珍しくないけど、どうもここNYCの老人さんたちは、身体が多少動かなくなろうが、ハンディキャップ扱いになろうが、平気で自分の行きたいところに出かけていくパワーが尋常では無い。上の写真のおばーちゃんたち、もう世間話で騒々しいこと。どっかに行くにはいろんなアシストが必要だけど、だから出かけるのは止めるなんて考えもしないようだ。

公共の行う老人福祉とは老人がやりたいということを可能な限り現実出来るような社会を造ることである、という当たり前の事実を再確認した夏の午後でありました。

じじばばも グイグイとばす 大林檎

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