やっぱりチキンライスは新嘉坡なのじゃ！ [たびの空]
シンガポールはチャンギ空港第3ターミナルのラウンジにおります。羽田行き夜行シンガポール航空の搭乗まであと1時間半もあります。いやはや。
昨今のラウンジ、夜行便は基本的に「機内じゃなくてここで喰っていって、機内ではガッツリ寝て下さい」という流れになってますね。ですからこのラウンジにも、豆腐煮込みとか、チキンだとか、なんか白身を揚げてタレをかけたのとか、はたまた焼きそばとか、それなりにちゃんとした飯が並んでます。深夜、機内で飯食っても仕方ないもんねぇ。アメリカ系航空会社だと、深夜便が基本の北米からヨーロッパの大西洋便など、寝ちゃうと起こしてもくれません。この人、寝てるから喰わないわよね、ってこと。日本の航空会社は最近はどうなのかしら。
さても、やくぺん先生も今日はラウンジ飯で、機内では爆睡予定だったんだけど、アデレードからこのチャンギ空港の実質シンガポール航空専用みたいな第３ターミナルに到着し、ここラウンジまで来る途中に、しっかりフードコートがあるのを知ってしまいました。これ。
乗り継ぎターミナルのフードコート、お支払いはどうするのかと思ったら、この写真の右手のカウンターでマネーカードを買います。クレジットカードは勿論、ありとあらゆる通貨の現金も使えます。やくぺん先生は、来年のメルボルン・コンクールでどうせ必要だからと両替しなかったオーストラリア・ドルの５ドル札２枚を出したら（コインはダメだって）、シンガポールドルで11､3ドル相当のマネーカードを渡されました。これで、MacDonaldからローカル飯までガッツリ並んだホーカーズに行き、注文し、払います。余ったらまたカウンターに持ってくる。と、おつりをシンガポールドルでリファンドしてくれる、という仕組み。あたしゃ、来月また来るから良いけど、多くの人には困っちゃう現金だわなぁ。
さても、そういう仕組みを今説明しているということは、そーです、喰らいました。無論、これです。
そー、シンガポールといえば、チキンライスぅ、ですうう！
このチキンライス、誠に以てオーセンティックで、とてもちゃんとしてて、美味でありました。８ドルちょっとで、街場のホーカーズで喰らうよりもちょっとお高い気がするけど（ってか、量が少なめかな）、でも、しっかりチキンライスです。注文すると、にーちゃんがぶら下がってるチキンをまな板の上に下ろして、トントントンと切り分ける。
で、ご飯もって、作り置きだかなんだかしらないが、ともかく野菜を乗っけて甘塩っぱい汁ぶっかけて、チキンスープ並べて、はい出来上がり。街場の店と全然同じ。そりゃそーだ。
お口に入れると蕩けるような皮と肉の間の微妙な食感、骨の部分をクチャクチャとしゃぶってどこまで喰えるか頑張りたくなる後引き具合…おお、これぞ新嘉坡チキンライスじゃ！
で、思い出すのは、昨日の夕飯で喰らった、アデレードのマーケットにあるアジア飯フードコートのチキンライスであります。
ええ、別にね、あたしゃ、アデレードのフードコートをどうこう言うわけではありませんよ。なんの恨みもないし、昨日は「ああああ、喰えて良かった」と心から思いましたよ。でもね、でもね、やっぱり、違うんねん。
さても、これがアデレードのチキンライス。値段はほぼ同じ。ちょっとこっちのが高いかな、ってくらい。
一見、同じですねぇ。ご飯が別になってないとか、野菜が付いてないでピクルス状のもんがあるとか（緑の野菜を付けると１ドル半の別料金だったので、付けませんでした）、違いはあるけど、見た目は殆ど同じですね。
でもね、決定的に違いがあるのじゃよ、皆の衆。要は、作業に於けるこの工程なのじゃな。
お判りでしょうか、って、判るわけないよね。アデレードのオバチャン、奥でなんかやってますね。このとき、ご飯をレンジでチンしてるんですよ。へえ、と思ったんだけどさ、これが問題でして…要は、アデレードの「チキンライス」は、ご飯が単なる長粒米を炊いただけ、所謂「スチームド・ライス」なわけです。その上にトントントンと刻んだチキンをのっけてくる。
ソースに関しては問いますまい（ゴメン、これはもう彼の地と此の地では比べものになりません、日本と韓国のカレーライスの違いくらいはありました）。問題は、このご飯です。本来チキンライスのご飯とは、チキンスープで炊いた炊き込みご飯でなければならんのですよっ！ですから、やっぱり、アデレード・マーケットのチキンライスは、結局のところ、「チキンライスもどき」でしかないわけであります。うん。
ああ、今回のツアー、シンガポール航空にして良かった。去る３月以来、久しぶりにホントのチキンライスが食えた。ああ、生きていて良かった。飯も喰わずに機内で一生懸命原稿やって、空港のラウンジで写真込みで全部送って、あああああ終わった終わった。んで、ラウンジ入口のおねーちゃんに「せっかくシンガポールに来たんだから、向こうのホーカーズに行ってくる」と宣言し、ニコニコ、ってか、ニヤニヤされ、遙々ターミナルを歩いて喰らいに行って、ああ良かったぁああああ。
こんなアホらしい駄文を好きこのんで読んだ貴殿、お腹が減っても、わしゃ責任は一切取らんからのぉ。わぁあああっはっはっはっは、うぁあああっはっはっはあぁ！
昨今のラウンジ、夜行便は基本的に「機内じゃなくてここで喰っていって、機内ではガッツリ寝て下さい」という流れになってますね。ですからこのラウンジにも、豆腐煮込みとか、チキンだとか、なんか白身を揚げてタレをかけたのとか、はたまた焼きそばとか、それなりにちゃんとした飯が並んでます。深夜、機内で飯食っても仕方ないもんねぇ。アメリカ系航空会社だと、深夜便が基本の北米からヨーロッパの大西洋便など、寝ちゃうと起こしてもくれません。この人、寝てるから喰わないわよね、ってこと。日本の航空会社は最近はどうなのかしら。
さても、やくぺん先生も今日はラウンジ飯で、機内では爆睡予定だったんだけど、アデレードからこのチャンギ空港の実質シンガポール航空専用みたいな第３ターミナルに到着し、ここラウンジまで来る途中に、しっかりフードコートがあるのを知ってしまいました。これ。
さても、そういう仕組みを今説明しているということは、そーです、喰らいました。無論、これです。
このチキンライス、誠に以てオーセンティックで、とてもちゃんとしてて、美味でありました。８ドルちょっとで、街場のホーカーズで喰らうよりもちょっとお高い気がするけど（ってか、量が少なめかな）、でも、しっかりチキンライスです。注文すると、にーちゃんがぶら下がってるチキンをまな板の上に下ろして、トントントンと切り分ける。
お口に入れると蕩けるような皮と肉の間の微妙な食感、骨の部分をクチャクチャとしゃぶってどこまで喰えるか頑張りたくなる後引き具合…おお、これぞ新嘉坡チキンライスじゃ！
で、思い出すのは、昨日の夕飯で喰らった、アデレードのマーケットにあるアジア飯フードコートのチキンライスであります。
ええ、別にね、あたしゃ、アデレードのフードコートをどうこう言うわけではありませんよ。なんの恨みもないし、昨日は「ああああ、喰えて良かった」と心から思いましたよ。でもね、でもね、やっぱり、違うんねん。
さても、これがアデレードのチキンライス。値段はほぼ同じ。ちょっとこっちのが高いかな、ってくらい。
でもね、決定的に違いがあるのじゃよ、皆の衆。要は、作業に於けるこの工程なのじゃな。
ソースに関しては問いますまい（ゴメン、これはもう彼の地と此の地では比べものになりません、日本と韓国のカレーライスの違いくらいはありました）。問題は、このご飯です。本来チキンライスのご飯とは、チキンスープで炊いた炊き込みご飯でなければならんのですよっ！ですから、やっぱり、アデレード・マーケットのチキンライスは、結局のところ、「チキンライスもどき」でしかないわけであります。うん。
ああ、今回のツアー、シンガポール航空にして良かった。去る３月以来、久しぶりにホントのチキンライスが食えた。ああ、生きていて良かった。飯も喰わずに機内で一生懸命原稿やって、空港のラウンジで写真込みで全部送って、あああああ終わった終わった。んで、ラウンジ入口のおねーちゃんに「せっかくシンガポールに来たんだから、向こうのホーカーズに行ってくる」と宣言し、ニコニコ、ってか、ニヤニヤされ、遙々ターミナルを歩いて喰らいに行って、ああ良かったぁああああ。
こんなアホらしい駄文を好きこのんで読んだ貴殿、お腹が減っても、わしゃ責任は一切取らんからのぉ。わぁあああっはっはっはっは、うぁあああっはっはっはあぁ！
明日のランチは「ラサ」にしようかな～って気分になりました(負けた感)。
by MT (2014-08-17 22:25)
楽しく拝読しました。安物のビーフステーキをダブルで夜食に食った後で助かったです（笑）
by 甲斐 (2014-08-18 01:54)