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エクからのお知らせ~「常設団体」故の告知 [弦楽四重奏]

以下、ともかく、告知です。ぶっちゃけ、日本以外の文化圏では「常設弦楽四重奏団」のメンバーが代理になったり、交代することは、ヘタすると告知すらしません。ジュリアードQがマン御大が辞めた後のヨーロッパ・ツアーなど、マン御大で告知がバンバン出てて、これってマズくないの、と関係者の方に尋ねたら、「そんなこと誰も気にしてないよ、ジュリアード、というのが大事なんで」と、なんで不思議がるの、という顔で返事されましたっけ。

ともかく、このようなことになりました。公式リリースをまんま貼り付けます。実は、この事態に向けてかなりバタバタしていて、引っ越し最中のもうひとつの騒動だったんですけど。それにしても、常に試練に立ち向かうエク…でんなぁ、ホントに。

※※※※※


2015年4月20日
クァルテット・エクセルシオ
特定非営利活動法人エク・プロジェクト

弦楽四重奏団クァルテット・エクセルシオ第一ヴァイオリン奏者西野ゆか療養のお知らせ


 平素はクァルテット・エクセルシオの活動に格別の協力を賜り、誠にありがとうございます。おかげさまで、クァルテット・エクセルシオは、2014年には結成20周年を迎え、ホテルオークラ音楽賞などもいただくことができました。
 結成21年目に入るにあたり、今後の活動のさらなる充実を期しておりましたところ、止むを得ない状況から第1ヴァイオリン奏者の西野ゆかが一時休養に入ることとなりました。

 西野ゆかですが、長年の演奏活動の負担から腕を痛め、今年に入ってから治療を受けながら演奏を続けておりましたが、今後の活動を鑑み、本年中は治療に専念させていただくことになりました。西野の演奏に期待を寄せてくださっている皆様には心よりお詫び申し上げます。

 クァルテット・エクセルシオは、引き続き、演奏活動や後進の育成を通して、日本の室内楽の発展とクァルテット・エクセルシオ自身の進化を追求してまいります。
 本年中の演奏活動に関しましては、公演毎に代役の第1ヴァイオリン奏者をお願いするなどし、弦楽四重奏の演奏を続けてまいります。また、定期演奏会につきましては、クァルテット・エクセルシオならではのアンサンブルの深化に取り組む山田・吉田・大友の3名の演奏をお楽しみいただくべく、公演内容を検討しております。
 西野も、年明けの復帰を目指し、療養に専念いたします。
 この決断を必ずやさらなる発展に資するものとすべく、クァルテット・エクセルシオ4人一同、心を合わせ、課題に取り組んでまいります。
 クァルテット・エクセルシオの歩みに、今後ともご支援賜りますよう、何卒、宜しくお願い申し上げます。

以上

平成27年4月20日
クァルテット・エクセルシオ
特定非営利活動法人エク・プロジェクト事務局

弦楽四重奏団クァルテット・エクセルシオ第一ヴァイオリン奏者西野ゆか療養により、エク・プロジェクト主催公演の内容を以下のように変更いたしますので、お知らせいたします。
なお、主催公演以外のクァルテット・エクセルシオの出演する公演につきましては、エク・プロジェクト事務局、または各主催にお問い合わせ下さい。

1 平成27年5月9日(土)ラボ・エクセルシオ新章Ⅳ
スカルソープ:弦楽四重奏曲 第15番
猿谷紀郎:アイテールの貧欲
バルトーク:弦楽四重奏曲 第1番
第一ヴァイオリン代演:小林朋子

2 平成27年6月30日(火)第8回札幌定期演奏会
3 平成27年7月9日(木)第29回東京定期演奏会
ドホナーニ:弦楽三重奏のためのセレナード ハ長調 作品10
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 第2番 ト長調 作品9-1
ブラームス:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 作品25
共演:近藤嘉宏(Pf.)

4 平成27年11月15日(日)青山財団助成公演第11回京都演奏会
5 平成27年11月23日(月・祝)第30回東京定期演奏会
ベートーヴェン:弦楽三重奏のためのセレナード ニ長調 作品8
コダーイ:弦楽三重奏のための間奏曲
モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370
モーツァルト:弦楽三重奏のためのディヴェルティメント 変ホ長調 K.563
共演:古部賢一(Ob.)

6 平成27年10月25日(日)弦楽四重奏の旅#3
曲目変更無し。
第一ヴァイオリン代演:小林朋子
以上

参考 代演者、共演者のプロフィールは以下の通りです。

小林朋子(Vl.)
桐朋女子高等学校を経て桐朋学園大学音楽学部、ベルリン芸術大学、ベルリン芸術大学国家演奏家課程卒業。ベルリン国立歌劇場オーケストラアカデミー修了。東京音楽コンクール、マックス・ロスタルヴァイオリンコンク―ル、イボリカ・ギャルファスヴァイオリンコンクールなど、国内外のコンクールに入賞。2004年度ドイツ学術交流会(DAAD)給費奨学生、2007年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修員。サントリーホール室内楽アカデミー第一期生。
現在、桐朋学園子供のための音楽教室非常勤講師。クァルテット ヒムヌス第一ヴァイオリン奏者。

近藤嘉宏(Pf.)
桐朋学園大学首席卒業。ミュンヘンでゲルハルト・オピッツ氏のもと研鑚を積む。1987年日本音楽コンクール第2位。92年ミュンヘン交響楽団との共演でデビューし大成功を収める。96年にCDデビューし、ソロ、協奏曲、室内楽をCD及びDVDを20枚以上リリース。内外のオーケストラに客演し、N.ヤルヴィ、T.ザンデルリンク、広上淳一、外山雄三など数多くのマエストロと共演。2004年カーネギーホール、06年ウィーン・ムジークフェラインでリサイタルデビュー。10年にプラハでマルティヌー弦楽四重奏団と共演し高い評価を得た。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音を2015年に完結。
2014年和光市民文化センターミュージック・パートナーに就任。

古部賢一(Ob.)
東京藝術大学在学中に新日本フィル首席オーボエ奏者に就任。
柔らかく甘い音色、バロックから現代音楽に至る幅広い様式に対応する柔軟性と優れた音楽性が高い評価を受け、ソリストとして国内外の数多くのオーケストラと共演。
室内楽でも活躍し、ジャンルにとらわれない活躍を続けている。
第10回出光音楽賞受賞。東京音楽大学、相愛音楽大学非常勤講師。
「国際オーボエコンクール・軽井沢」「日本音楽コンクール」等の審査員もつとめる。


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