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夏のじぶんち [ゆふいん音楽祭]

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湯布院町公民館、いや、今は正式名称なんというか知らないけど、ともかく由布院駅前の白い公民館の1階正面奥、畳の間の横の机のところにいます。

夏のじぶんんちに、また戻って来たみたい。

梅雨に入ったとはいうものの、盆地の天気はぴーかんで、空気も澄み、公民館の軒下にはいつものように燕が家を作っている。大分空港の湯布院行きバスの運転手さんは、「梅雨だっていうのにねぇ」と眩しそうに空を見上げてた。1時間に1本もないバスは、7人の乗客を乗せて国東半島先の空港から由布岳の麓に至る。とはいえ、3人は地元客でうちひとりのおばーちゃんは障害者パス。それと、友人宅に茶をのみにいくやくぺん先生一名。純粋な観光客さんはOLさん2人と、山歩き姿のオジサンのみ。うううん、相変わらずとはいえ、ちょっと心配。

で、バス停から公民館に直行すると、おや、こんなことになってる。
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潰すんですか、と事務所のおにーちゃんに訪ねたら(知らない若い人だぁ)、勝手に子供が入ったりしないようにしてあるだけで、解体とかじゃありません、とのことです。ちょっと安心するのだ。

んで、上の図書館に行きます。そー、ちゃんと拙著があるかのチェックであります。ともかく在庫検索をすると、おおお
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ちゃんと市内に2冊献呈されているではないか。んで、あるべき郷土史のコーナーに向かえば…おやあああ
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由布院関連名著の中に旧著もあるが、新著はないぞ。

カウンターのおねーさん(このお嬢さんも、やっぱり、知らない人)、こういう本はどこですか、と質問。ええと、それはまだ新刊コーナーだと思います。そこですよ…
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おおお、あったあった。ちゃんとあった。貸し出しもされてます。ええ、CDが付いてるんですよね、それはこっちにべつにしてあって、お貸しするときに付けます。え、著者さんなんですかぁ、ビックリいいい!

自分ちに、自分が関わったものがちゃんとあって、音楽祭のチラシはないけれど、県内演奏会案内には今晩のクスQのチラシもちゃんとあって…

あ、K元実行委員長から電話だ。どこで油売ってるの、金鱗湖裏の蕎麦屋にいるから、来なさいよ。

6年の時間が、一瞬にして時空のタイムトンネルで繋がってしまう瞬間。

夏が来る。盆地院また、夏が来る。…でもそこに、ぼくはいない。


元音楽祭実行委員長と韓国語飛び交う金鱗湖裏の蕎麦屋で軽く喰らい、あそこで演奏会をやれないかな、なんて話があるんだ、と由布岳麓の修道院の十字架が新緑の中に見え隠れするのを眺めながら、田植えが終わった棚田の中を元実行委員長宅まで歩く。お宅は表も裏も空けっぱなし。もう上がり込むわんころもいないしさ。

梅雨の晴れ間のゆふいんは、雨で空気の埃もみんな落とされて、こんなに爽やかなんですよ、と珈琲をいただく。お洒落で可愛らしい帽子を被った小林夫人が、洗濯物を取り込んでる。K氏宅と小林宅の間の水路にセキレイがピチピチ騒ぎながらやってきて、尻尾を振ってら。

ホントにお茶をいただきに来ただけでスイマセン、とK氏に手を振り、山麓の道を由布院駅へと向かう。途中で、いや、これじゃああんまりだろうと心を入れ替えて、観光地の側に下りていき、音楽祭期間中は実行委員の溜まり場となっていたジャム工房兼喫茶店「ことこと屋」に足を向けましょか。おお、やくぺんさん、お久しぶり、なにしにきたの、え、大分で演奏会なの、それだけ…すっかり元気になった店主のK君に挨拶し、奥さんに「ここのジャムのことを知り切った連中にお土産、見繕って」と頼みながらジャム売り場を眺めれば、おお、ここにもありました。
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んでもて、4時過ぎの久大線に乗らねばと慌てて駅に至り、あそこにもあるよとの情報を確認すべく駅前の本屋さんに入ると、わおおお…
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こんなに並んでるの、みたことないぞおおおお!確かに「ゆふいん土産」として、ある種の人達にこれほど相応しいもののなかろうからなぁ。

「ゆふいん本」、流石に現地ではいくらでも売っております。ご訪問の際には、宜しくおねがいしますです。

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