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トロンハイム畏るべし [たびの空]

やくぺん先生が過去に滞在した極北の地トロンハイムは、北緯65度にこんな普通に人々が生きている街があることそのものが吃驚だけど(なにしろ南緯65度だったら、もう南極大陸の先っぽですから)、たった一日の滞在で吃驚させてくれるネタがふたつもありました(追記:もうひとつ加えたので、みっつ)。ひとつは「弦楽四重奏」カテゴリーでも行ける真面目ネタ。もうひとつは、どーでもいい、敢えて言えば鉄道オタク話(追加ネタも、広義の鉄道ネタかな)。

トロンハイム室内楽音楽祭が始まりました。朝の10時から弦楽四重奏コンクールのセッションが始まり、4団体が弾いて会場で慌てて練習があり、午後7時半には室内楽音楽祭オープニング・コンサートが満員の聴衆を集めて開催されましたです。

ロビーでは既にワインなり麦酒なり飲んで盛り上がってる善男善女もたくさんの会場入口、通りから階段を上って重い扉を開けるその真っ正面に、でっかいトレーラーが駐められてるぞ。ラジオ中継でもあって放送車が来てるのかな、それにしてもなんてところに駐めるのだ
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と思ったら、なんとまぁ、内部がステージになっていて、さっきコンクール参加団体として演奏したばかり、去る5月の大阪大会にも参加していたマックスウェルQの連中が、トレーラーの中で弾いてるじゃないかぁ!
いやぁ、このやり方、全然ありじゃん。ってか、誰だって考えそうな、アホみたいに簡単で猛烈にアピールする宣伝だわなぁ。これ、大阪大会のときにエク乗せて走りまわって、御堂筋なんぞでゲリラライブやればスゴいことになる…けど、日本じゃ絶対に警察や運輸省が許さないんでしょうねぇ。「誰もやらないのは訳がある」ってかな。ううん、トロンハイム音楽祭&市警察当局、畏るべしっ!

※※※

どーでも良い話。

トロンハイム中央駅から西に向けてちょっと進んだところに、鉄道橋と、平行して道路&人の橋が架かってます。鉄道橋はこんなゴッツい格好してる。
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隣の道路橋は、ま、普通っちゃ、まるで普通。橋の上からの眺めは、こんな。
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で、道路橋から眺めた鉄道橋は、こんなん。
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鉄道橋の下は人や自転車がくぐれるようにもなってます。
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くぐると、鉄道や道路に並行して中央駅前の方までずーっと東へと続く船溜まりがあり、マストの高いボートがたくさん並んでます。
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んで、鉄道橋を潜り、歩いていると、おおおお、なんてこった、さっきくぐってきた橋が、こんなことになってる。
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なんとまぁ、この鉄道橋、跳ね橋なんねん!あのゴッツい感じの理由は、橋本体の反対側に付いてるでっかい重しのコンクリートのせいだったんですな。

では、ボートが通り終え、橋が閉まっていく様子をご覧あれ。よーく見ると、海側の道路橋も同時にぐるんと海側に回転しているのがお判りかな。
まあ、これだけマストの長いボート、どうやって海に出るのか、考えてみれば不思議と思うべきであった。

地図で眺めれば、このポイントマークがあるところが鉄道橋。その上の道路橋が、ぐるんと回転します。グーグルマップさん、回転してる瞬間を撮影して欲しかったですねぇ。
Skansen jernbanebru - Google マップ.jpg

それにしても、ボートの出入りのたびに16万都市の中央駅出たとこで鉄道を止めちゃうなんて、トロンハイム鉄道管区、畏るべし!

※※※

もうひとつ追記。敢えて言えば乗り物マニアさん向け、かな。

トロンハイムという街は、この乗り物で有名だそうな。果たしてこれが乗り物と言えるのか、なんとも判らんですけど。場所は、コンクールのセッションやってる会場から橋を渡って直ぐ、500メートルくらいのところ。
なんじゃこりゃ、とお思いの方のために、説明がめんどーなんで、wikiに教えて貰って下さいな。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9A%E8%87%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%88

これを動かし、維持管理するのだってそれなりにお金がかかるだろーに。無料だなんて、トロンハイム市、畏るべし!

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