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安田弦楽四重奏団のハイドン全曲はいつだったのか? [弦楽四重奏]

世の中にはいろいろご存知の方がいっぱいいらっしゃるので、恥ずかしげもなく質問です。お助け下さい。

今、福岡ハイドンQの原稿をやってるのですが、ひとつ事実関係の確認。第2ヴァイオリンをお弾きになり、実質上のこの団体のプロデューサー(営業部長?)的な役回りをなさっていらっしゃった針川さんが、昨日の最終回の際に配布下さった貴重な同団の記録冊子『福岡ハイドン弦楽四重奏団とプロムナード・コンサートについての私的な覚書』に拠れば
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「正式に昭和63年9月から、ハイドンの弦楽四重奏全曲演奏に取り掛りました。曲順は若干前後したものの第100回、平成6年4月に全曲演奏を達成しました。」(針川、3ページ)とのこと。

さて、針川さん自身、果たしてこれが日本で初めてのハイドン弦楽四重奏全曲演奏会なのか、調べたけれど調べがつかなかった、と仰っております。

さても、遙か福岡での壮挙に水を差すわけではないけど、東京の年期の入った室内楽ファンならば、安田弦楽四重奏団が蒲田かどっかの小さなサロンで昭和の終わり頃にハイドン全曲演奏を始めた、という記憶がある方もいらっしゃるのではないでしょうかね。

何を隠そう、やくぺん先生自身、何度か通った記憶はあるのです。でも、いつ始まったのか、いつ終わったのか、少なくともネットの海をあちこちひっくり返しても判らない。安田Qは結成が1986年で、一部のプロフィルには「1986年に安田弦楽四重奏団を結成、クワルテットの活動にも多くの力を注ぎ、80曲におよぶハイドンの弦楽四重奏全曲演奏、ベートーヴェン年代順室内楽作品の演奏会など貴重なコンサート活動を続けている。」などと記されているのですわ。

そんなの御本人か戸沢さんにきけばいいじゃないか、と言われればそれまでで、勿論、その方策も採る予定ですが、なんせ締め切りあっての原稿だけに一瞬でも早く事実関係を知りたい(なんせ、この4月末からの狂気の大連休のお陰で、月刊誌の締め切りが滅茶苦茶なんねんっ!)。「俺、あの明智小五郎と怪人二十面相が出て来そうな洋館だかで、全部聴いたぞ」という方、ご連絡いただければ幸いでありまする。

ハイドンの弦楽四重奏全曲を日本で最初に通した団体はどこなのか、こんな基本的なことがちゃんと判らないのだから、室内楽演奏史というのはホントに情けない状況であるわなぁ。ふうう。

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Yakupen

Facebookにもリンクしたら、早速、「会場は山王オーディアムだったと思うので、そこに尋ねてみたら」というコメントをいただきました。ありがとうございます。今、大阪でもう午後6時前なので、明日にでも問い合わせてみます。だけど、案外、ホールなどの現場スタッフって昔のイベントって知らないんですよねぇ。
by Yakupen (2019-04-11 17:57) 

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