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ハノイの室内楽コンクール始まりました [音楽業界]

昨年暮の藝大&ヴェトナム国立音楽院の室内楽セッションのときから話題になっていた
https://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2019-03-05
ヴェトナムで初めて開催される「室内楽ジャンルの国際コンクール」が、本日4日朝から恙なく始まったようであります。日程表はこちら。
https://vncmf.org/en/competition/time.html
なるほど、音楽院の大ホールを会場に、朝から夕方まで独奏ヴァイオリン部門のセッションがあり、夕方頃から総計11団体が参加するピアノ付き室内楽のセッションになるようです。これって、審査員の先生、無茶苦茶大変だと思うが…ヴァイオリン部門と室内楽部門は別の審査員さんなのかしら。審査委員長は室内楽は別にいるようなんですけど。
https://vncmf.org/en/competition/judges.html
ま、その辺りは、昨年の藝大室内楽セッションで「是非とも審査員に」ということになり呼ばれた村田先生に、こっそり連絡してみましょう(ちなみに藝大で室内楽科の実質上の主任格の松原かっちゃん先生は、「コンクールは大嫌い」とのことではじめっからパスであります)。審査委員長に尋ねちゃうと、なんか表のメディアに紹介するのかと誤解され、大事になっちゃうかもしれなからなぁ。

正直、独奏ヴァイオリンには高い関心があるけど、室内楽部門はなかなか告知広報が大変だったそうな。ちょっと心配なところもありましたが、とにもかくにもこれだけの参加があったのだから、良かったよかった。このコンクールも音楽祭の一部として位置付けられている「Vietnam connection music festival」のゲストとして既に先週シューベルトの大ト長調とかバルトークとか演奏会を行っている日本でもお馴染みユリシーズQが、Nguyen Viet Trungというもうキャリアがある地元ピアニストさん加えて参加しており、ま、一種の特別参加みたいなものでありましょう。結果として、ズィ先生達は大変だったでしょうけどなんと10に迫る国内団体が結成され、本気で数ヶ月は練習をしたのでしょうから、「コンクールを開催することで国内の関心と水準をアップする」という本来の目的は見事に達成されているわけです。始めの一歩がなければ、何にも始まらない。うん。

ちなみにユリシーズ、ハノイの後は一気に太平洋を越え(多分)バンフ入りし、月末からのバンフ国際弦楽四重奏コンクールで優勝を狙いに行きます。隠居爺さんのやくぺん先生は指くわえて極東の湾岸でネットライブに張り付く予定でありまする。
https://www.banffcentre.ca/2019-competing-quartets
あー、極東勢はユリシーズのチェロ嬢だけかぁ。無論、メルマンのリッキー君は半分同胞だけどさ。

てなわけで、正直、結果だけ聞かされても「へええ、そうですか」としか言いようがないハノイの大会ですけど、ともかく一部の方々にご心配書けましたが、無事に始まった、ということ。ことによると結果などは直ぐにこちらにアップされるんじゃないかな。
https://www.facebook.com/bui.c.duy
ズィ先生の個人Facebookなんだけど、なんせ最近はFacebookが公式、ってのが当たり前になってきてますからねぇ

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Yakupen

セミファイナルに進んだ団体はこちらです。
https://theviolinchannel.com/vietnam-international-chamber-music-competition-semi-finalists-2019/
順当、と言いたいけど、ユリシーズQしか知らない(多分、なんせヴェトナムの団体はメンツが判らないもんで)…スイマセン。
by Yakupen (2019-08-07 13:02) 

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