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ヘンシェルQ元気です [弦楽四重奏]

なんとか何事もなくアブダビ経由で戻り、昨晩のエクのショスタコ・チクルスでのプレトーク司会というお仕事も終え、明日からは温泉県盆地オフィスに戻って作文三昧。恐らくはまた、当電子壁新聞は実質放置状態になるでありましょうから、いつアップされるか判りゃしないお話。

大阪国際室内楽コンクール第1部門第2回の優勝団体で、日本でも大手事務所に頼らぬ個人繋がりでの来日公演を続けているミュンヘン拠点(最近は半分コペンハーゲン拠点なんだけど)のヘンシェルQ、当然ながらコロナ禍でこの3年は何度か予定されていた来日公演も、モニカ様の大阪国際コンクール審査員としての来日も、全てなくなっておりました。関係者の皆様におかれましては、元気にしているのかとお思いだったかもしれませんですが、だいじょーぶ、元気です。ほれ。
ミュンヘンの隣町、アウグスブルクの工場跡地を文化施設にしたガスヴェルクというまんまな名前の場所で、朝から晩まで施設あちこちでいろんな音楽やアート展示をする、というイベントが去る日曜日にあり、その練習の真っ最中。ま、どんな音かを知りたい懐かしがって下さる皆様のためにアップしましたので、あまりおおっぴらに流さないよーに。

いろいろ話をし出せばキリがないんですけど、お気づきの方はお気づきでしょう。そー、第2ヴァイオリンに、サントリー室内楽のお庭第2回でベートーヴェン・チクルスをやったときのメンバー、ダニエル・ベル氏が復帰しております。これ、テンポラリーではなく、フィックスです。

ベル氏は、そもそもは今は無きペーターセンQの第2ヴァイオリン、今や伝説となったアルテミスQ再編時の玉突き解散騒動でペーターセンQが哀れ解散、その後はベルリンフィルの正規団員になっていたものの、やはり弦楽四重奏をやりたいということで脱退。エッセンのオペラオケのコンマスやどこぞBBC響のコンマス、それにヘンシェルQを兼任する生活で弦楽四重奏に復帰。サントリーの初夏祭りのベートーヴェンなどにも参加していたのですけど、流石にこの生活はきついということで、残念ながら引退しておりました。

今回の復帰は、コロナと英国のEU脱離の結果。要は、ベル氏がエッセンの仕事が中心となったため、弦楽四重奏に復帰する時間も出来たということであります。ううううむ、欧州情勢、ホントにひとりひとりの生き方に影響を与えてますねぇ。

ちなみにコペンハーゲン在住のチェロのマティアスですが、コロナ時代に首席チェロが来られなくなったコペンハーゲン・フィルの首席を頼まれ、通常ではあり得ない50代を過ぎての正式な団員になったとのこと。上岡氏のオケで…シェフとはいろいろあった、と爆笑してました。で、結果として、今度はセカンドじゃなくてチェロの日程がなかなか大変、ということになっているヘンシェルQでありましたとさ。

現時点では、再来年の来日が計画されているとのこと。無事に来て下さることを期待しましょう。

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