キューシュー島北緯33度線上の演奏会ラッシュ [音楽業界]
今世紀も10年代の後半くらいからしら、「コンサートは土曜と日曜のマチネ」という風潮が圧倒的になり、コロナ開けの昨今の首都圏ったら、もう土曜午後なんてコンサートが重なりまくり。半分中毒患者みたいな強度のマニアさんならずとも、これは困ったという事態になりまくりなのは、皆々様よーくご経験なところでありましょうぞ。
そんなもの凄い演奏会ラッシュの首都圏関西圏とはうって変わって、ニッポン列島の南というか西というかにのぉんびりと浮かぶキューシュー島ったら、今や日本語文化圏コンサート情報発信のメインサイトたる「ぶらあぼ」さんのコンサート検索を近隣県限定で探すと、あーらこの１週間でこれっかないんかい、と島流しの悲哀すら感じる状況なのであーる。無論、小さな演奏会はいろいろあるのだけど、きっちり「ぶらあぼ」さんまで情報が挙がってない、というところもあるんでしょうね。なんせ、大きい声で言えんが、我らが盆地で細々とやるときにはやってる「ゆふいん音楽祭」なんて、「音楽の友」誌先々代編集編集長が紙版「ぶらあぼ」に対抗して始めたコンサート案内別冊どころか、「ぶらあぼ」さんがまだ紙情報誌として機能してた頃にも一度として掲載されたことがなかったわけで…情報発信地故の偏りははっきりあるにしても、うううむぅ。
ま、そんなような状況が当たり前なんですがぁ、なああんとなんと、暮れも押し詰まり（最近は案外耳耳にしない常套句だなぁ）冬至も間近な第３土曜日たる本日、「おおし、いくぞぉ」と寒さで重くなったお尻を炬燵から引っ張り出しさえすれば、我が温泉県の田舎盆地の冬枯れの田圃の真ん中からでも行けなくはない場所で、こんなに沢山の演奏会があるのだよ、皆の衆っ！ほれっ。
★長崎OMURA室内合奏団 第34回大村定期演奏会〈古典と近代のマリアージュ〉
14:00 シーハットおおむら | 長崎県 大村市
中木健二vc
★辻本玲 チェロリサイタル
14:00 佐賀市文化会館(中) | 佐賀県 佐賀市
辻本玲vc 沼沢淑音p
★しいきアルゲリッチハウス 室内楽シリーズ“紡ぐこと、繋がること” Vol.23〈響き合う喜び～名曲と共に〉
15:00 しいきアルゲリッチハウス・サロン | 大分県 別府市
竹澤恭子vn 福田進一g
なぁんだい、たった３つじゃないか、なんて笑うなかれ。田舎もんには「こんなにあって困ってしまう」レベルなのじゃよ。なんといっても、その驚くべき質の数々。そりゃね、ペトレンコ指揮ベルリンフィルやらメトロポリタン歌劇場の《くるみ割り人形》やらとは違うでしょうが、ひとつひとつが与えてくれる（であろうと期待される）音楽の喜びや質の高さは、なんら違うところがありませんです。東シナ海から瀬戸内海までの北緯33度線上に、よくまあ同じ時間帯にこんなにも揃えたもんじゃ、と呆れかえってしまうでんがな。
盆地の田舎もん隠居爺のやくぺん先生ったら、この事実を察した数週間前から大いに悩んでいたのだけど、なんと木曜夕方に某一般誌のロシア当局からお尋ね者出入禁止命令が出ている某一般誌編集長さんから「来週火曜〆切で…」と毎度の無茶ぶりがあり、その関連の演奏会に行くと決めざるを得なかった…などと記すと否定的に感じられちゃうけど、困ったときはこういう外的要因で決めていただけるのは誠に有り難いですぅ、イヤほんと。
かくて、今、由布岳の向こうのニッポン一の温泉地でこちらの演奏会を拝聴し
今時の特急列車とは思えぬネットも通じぬ特急ゆふ、別府発大分経由博多行き最終の誰も居ない指定席に座り、町の灯りのひとつ見えぬ真っ暗な夜を抜けて標高500メートルの盆地に戻っている次第。別府駅では、「これが今日の弾き納めでした、良いお年を」と反対向きのソニックに乗車なさっていった福田ご夫妻に、なぜか隣のホームから出て反対に向かう同じく博多行きに乗り込みながら手を振り
明日もまだ豊後竹田まで朝一で日帰り、作文は月曜１日勝負かあ、と隠居宣言どこへやらの盆も正月もない無茶苦茶な生活ぶりに呆れるのであったとさ。
盆地の明日朝の予想気温は氷点下７度。豊後竹田のホールのおにーちゃんも、電話の向こうで「明日は無茶苦茶寒くて雪の予報もあります、暖かくして来て下さい」って。
演奏会ラッシュのキューシュー島も、やっと冬本番。到着した由布院駅から真っ暗な田圃の道を照らす電動アシスト自転車の灯りに映るのは、ちらつく白いものばかり。
そんなもの凄い演奏会ラッシュの首都圏関西圏とはうって変わって、ニッポン列島の南というか西というかにのぉんびりと浮かぶキューシュー島ったら、今や日本語文化圏コンサート情報発信のメインサイトたる「ぶらあぼ」さんのコンサート検索を近隣県限定で探すと、あーらこの１週間でこれっかないんかい、と島流しの悲哀すら感じる状況なのであーる。無論、小さな演奏会はいろいろあるのだけど、きっちり「ぶらあぼ」さんまで情報が挙がってない、というところもあるんでしょうね。なんせ、大きい声で言えんが、我らが盆地で細々とやるときにはやってる「ゆふいん音楽祭」なんて、「音楽の友」誌先々代編集編集長が紙版「ぶらあぼ」に対抗して始めたコンサート案内別冊どころか、「ぶらあぼ」さんがまだ紙情報誌として機能してた頃にも一度として掲載されたことがなかったわけで…情報発信地故の偏りははっきりあるにしても、うううむぅ。
ま、そんなような状況が当たり前なんですがぁ、なああんとなんと、暮れも押し詰まり（最近は案外耳耳にしない常套句だなぁ）冬至も間近な第３土曜日たる本日、「おおし、いくぞぉ」と寒さで重くなったお尻を炬燵から引っ張り出しさえすれば、我が温泉県の田舎盆地の冬枯れの田圃の真ん中からでも行けなくはない場所で、こんなに沢山の演奏会があるのだよ、皆の衆っ！ほれっ。
★長崎OMURA室内合奏団 第34回大村定期演奏会〈古典と近代のマリアージュ〉
14:00 シーハットおおむら | 長崎県 大村市
中木健二vc
★辻本玲 チェロリサイタル
14:00 佐賀市文化会館(中) | 佐賀県 佐賀市
辻本玲vc 沼沢淑音p
★しいきアルゲリッチハウス 室内楽シリーズ“紡ぐこと、繋がること” Vol.23〈響き合う喜び～名曲と共に〉
15:00 しいきアルゲリッチハウス・サロン | 大分県 別府市
竹澤恭子vn 福田進一g
なぁんだい、たった３つじゃないか、なんて笑うなかれ。田舎もんには「こんなにあって困ってしまう」レベルなのじゃよ。なんといっても、その驚くべき質の数々。そりゃね、ペトレンコ指揮ベルリンフィルやらメトロポリタン歌劇場の《くるみ割り人形》やらとは違うでしょうが、ひとつひとつが与えてくれる（であろうと期待される）音楽の喜びや質の高さは、なんら違うところがありませんです。東シナ海から瀬戸内海までの北緯33度線上に、よくまあ同じ時間帯にこんなにも揃えたもんじゃ、と呆れかえってしまうでんがな。
盆地の田舎もん隠居爺のやくぺん先生ったら、この事実を察した数週間前から大いに悩んでいたのだけど、なんと木曜夕方に某一般誌のロシア当局からお尋ね者出入禁止命令が出ている某一般誌編集長さんから「来週火曜〆切で…」と毎度の無茶ぶりがあり、その関連の演奏会に行くと決めざるを得なかった…などと記すと否定的に感じられちゃうけど、困ったときはこういう外的要因で決めていただけるのは誠に有り難いですぅ、イヤほんと。
かくて、今、由布岳の向こうのニッポン一の温泉地でこちらの演奏会を拝聴し
明日もまだ豊後竹田まで朝一で日帰り、作文は月曜１日勝負かあ、と隠居宣言どこへやらの盆も正月もない無茶苦茶な生活ぶりに呆れるのであったとさ。
盆地の明日朝の予想気温は氷点下７度。豊後竹田のホールのおにーちゃんも、電話の向こうで「明日は無茶苦茶寒くて雪の予報もあります、暖かくして来て下さい」って。
演奏会ラッシュのキューシュー島も、やっと冬本番。到着した由布院駅から真っ暗な田圃の道を照らす電動アシスト自転車の灯りに映るのは、ちらつく白いものばかり。
余りに地味すぎるので敢えて本編に記しませんでしたが、明日も「ぶらあぼ」に載らない演奏会も含め、キューシュー島北緯33度線近辺、バッテイングしてます。共に午後2時から。九重高原挟んで反対側。
★グランツたけた 南紫音＆秋元孝介デュオ
★パトリア日田 松川久美子、宇野健太、古賀美代子クラリネット三重奏
うううむ…地味かぁ。
by Yakupen (2022-12-17 23:38)