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NYP2026年からはいかにもな… [音楽業界]

昨晩、というか日本時間の早朝に情報が解禁になったようで、NYPからのプレスリリースがメールで届いたと思ったら、公式サイトにも発表になったみたい。こちら。
https://nyphil.org/whats-new/2023/February/music-director-announcement

ニューヨーク・フィルの芸術音楽監督に、2026シーズンからデュダメルが就任するとのことです。

へえ、まあ今の「スター指揮者」の動向を考えればいかにもな人選だなぁ、って感じですね。一昔前ならそれなりに大きなニュースになったんだろうけど、ネット情報とYouTube配信の時代になって音楽受容のローカル化がドンドン進んでいる昨今、日本語メディアでは業界が期待するほどの話題にはならない感じだけどさ。

思えば、90年代始めから国際貿易センタービルがまだ2本だった時代、日本円が猛烈に高くUS$は緑っぽい最少額紙幣1枚が80円くらいだった頃は、一年の2ヶ月くらいはマンハッタンにいたような気もするなぁ。104番のバスで定宿からブロードウェイを南下すれば、古本屋や楽譜屋、中古レコード屋が山のようにあって、そこまで行かなくても数ブロック下った72丁目角のトスカニーニとホロヴィッツが住んでたアパートの下には、あまり知られてないけど極めて趣味の良い楽譜があり、ブロードウェイとアムステルダムAvが重なる六差路には「レコ芸」まで売ってるデカいレコード&CD屋があった。あんなマンハッタンなら、金さえあれば人生の最後の住処に選びたいところだったけど…

なんだか「マンハッタン無宿」カテゴリーネタになってきてるなぁ。ま、そんな定宿も21世紀に入ってのウルトラインフレでもの凄く高くなってとても泊まれなくなり、一転リーマンショックで大混乱。結局、このコロナ前くらいからアヤシい感じはあったけど、とうとう廃業してしまい、やくぺん先生ごふーふはマンハッタンに泊まるところがなくなってしまい、この先残された短い人生、ことによるともうJFKやニューアークで「ブロートウェイとウエストエンドAvの間、西76」とイエロータクシーのアブラハム君に叫んで、$50札掘り投げる、なんてことは二度とないかもしれん。いや、ないだろうなぁ。

もとい。てなわけで、一昔前なら大ニュースになりそうなネタなんで、一応、記してみた温泉県の朝でありましたとさ。それにしても、まるで話題にもならなかったが、ヤープはあっという間にこの街を見限ってしまったんですねぇ。それで香港のポジションはまだ維持してるんだから、どういうことなんだろうなぁ。チャイニーズ・ニューイヤーコンサートのロン・ユー御大は、誰が社長になろうが関係ないんだろうけどさ。

4月のパリの《中国のニクソン》、余りの航空券&宿代の高さに、まだ決められてません。デュダメル指揮、トマス・ハンプソンのニクソンにパット夫人がレネ・フレミングなんて、今後この作品の上演史でもあり得ないだろうウルトラ高額キャストを並べたスター上演だもんなぁ。所謂「現代オペラ」の初演ならともかく、再演でこのキャストは非常識極まりないもんね。

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