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ピヒラー御大のシン・コンクール [弦楽四重奏]

実質わずか10日の欧州滞在中に、いったいどんだけの人と遇ってるやら。当然ながら、数年ぶりのこういうツアーで隠居の身にはとても処理出来ないほどの情報があれやこれや入ってきて、さてもどーしたもんかねぇ、と狼狽える春まだきのイースター明けの今日この頃、皆様、いかがお過ごしでありましょうか。

で、欧州のクァルテット関係者と話をしていてチョコチョコ出てくるのが、「今、やってる(やってた)ピヒラーのコンクールなんだけど…」って話。実はこのツアーの日程作りの最初の段階では、このコンクールを覗いてくるという構想もあったんだけど、まあ引退宣言した身、今更ながらにピヒラー御大やらミューラー先生のところに頭突っ込んで面倒なことを抱え込むのもマズかろうと、敢えて敬遠した次第。でも、データだけは流石に流れてくるんだわなぁ。こちら。日本語ではバード・テルツと表記されるニュンヘンから南に下ったアルプスの入りっ端の観光地で先週に開催されてました。
https://www.quartettissimo.de/competition-badtoelz-2023

第1回、などと名打ってるんで、まだまだ続ける気満点のようですな。ただ、コロナ後ということなのか、それともこれからのコンクールはこうだというのか、かなり特殊なやり方をしていたようで、説明するだけでメンドー。関心のある方は、上の些かセンスの悪いサイトをガッツリ眺めてくださいな。へえええ、おいおいおい、って感じですわ。どんなプッシュをしたのやら、南独逸新聞にガッツリ記事が出てますので、なんとかお読みあれ。ほれ。
https://www.sueddeutsche.de/bayern/internationaler-streichquarett-wettbewerb-bad-toelz-chaos-string-quartet-1.5806901

結果くらいは記しておくと、優勝は昨年秋のミュンヘンARD3等賞だったケイオスQで、2等賞はアフィニティQ(メルボルン出るんだっけか?)、第3位はデラウェアから来たアベオQ。んで、残念ながら本選無印だったのが、先週ピエールがいろいろと心配していたミュンヘンで学んでる韓国の子達ネベルQでありましたとさ。

なんだかすっかり爺ちゃん風貌になったピヒラー御大、なかなかやる気満々みたいで、どうなるんでしょうねぇ、今後は。

ちなみに同じ頃にカール・ニールセン・コンクールも行われていて
https://theviolinchannel.com/candidates-announced-at-the-carl-nielsen-string-quartet-competition-2023/
で、結果はこちら。
https://carlnielseninternational.dk/winners/2023
まあ、いろいろ言いたいことはあるけど、スイスの小澤アカデミーが常設クァルテットを出すようになったのだとしたら、これはこれでまた新しい動きですなぁ。ハナQさん、三等かぁ。

そんなこんな、どうやらすっかりコロナは過去の話になり、こっちの業界も動き出してます。ニッポンチーム、これだけ航空券が高くなると乗り込んでくるのも一騒ぎだし、大変ですなぁ。←すっかり御隠居発言じゃわ

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