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香港にオンちゃんたちを聴きにいく [弦楽四重奏]

今や現役引退、新しい団体を追いかけることはしません、と宣言した身とはいえ、逆に言えば昔から付き合ってきている連中とは死ぬまでお付き合いせにゃならんわけで、そんないちばん最後の世代にいる10年代に出てきた注目団体が、北米はアタッカ、アイズリ、ヴェローナら、欧州はシンプリー(申し訳ないが、ヴィジョンやらはもうあたしゃやりません)、アジアはノヴスやエスメら、ってくらい。非常に残念なことにニッポンの団体の名前がここに挙がってこないんだがぁ…ううううむ、まあ、しょーがないわねぇ。無論、きっちり「ローカルでやっていく」と腹括っている福岡のUNOさんとか、サントリー室内楽アカデミー1,2,3期生くらいまでの連中とかは、文字通り隠居仕事の対象ですから、また話が別ですけどね。

そんな数少ない「まだ眺めていかねばならない」若手注目団体のひとつ、今やニッポンを追い抜き韓国台湾と共に東アジア最先端国をひた走るシンガポールから最初に誕生した真の室内楽奏者オンちゃんが率いるヴェローナQ、この数年、全く聴けていなかったんだけど、やっと温泉県盆地からさほど遠くない香港にまでやってきてくださる。ほれ。
https://www.pphk.org/event/verona-quartet-2023/?fbclid=IwAR3MgS_jztv8MBQ0Y8Tl_aJHIep-9OsJ-51yug1d3zgDdewojxgwzxT2YGY

流石にこれは知らんぷりはできまいて。なんせ日程も大阪大会が終わった数日後で、連中も今回のエディションがどうだったか話を聞きたいと言っているし、ニッポン列島西に居てもヒロシマに世界のポンコツ首脳集め、ハイパーポンコツ政治家集団から更にもうひとつ突き抜けたニッポン国官僚&大企業代理人我らがソーリが季節外れの牡蠣食わせようって大宴会で騒々しいだけなんで、今やすっかり「我が拠点国際空港」となった福岡板付国際線ターミナルからちょろっと3時間弱、出かけて参りますですぅ。

一応、こういう芸術祭の一部らしく
https://www.frenchmay.com/en-us
ターナーQのメンバーがグラスのクァルテットやったり、最近は妙にクロスオーバー系に力入れてるドビュッシーQがあったりもするみたいなんだけどぉ、やくぺん先生とお嫁ちゃま滞在中の数日にヴェローナQ以外の何があると言うことでもなさそうで、久しぶりに香港の方々と諸情勢について無駄話をしてくるだけでんがな。無論、日本語表メディアの関心などまるでないジャンルですから、商売にはならず。いやはや…

ま、昨年から本格的に拠点の半分をキューシュー島北部に移したら、正直、感覚としては新帝都トーキョーよりも釜山や大邱、ソウルの方が遙かに近く、香港も札幌に行くくらいかしら。未だ門戸閉ざされる上海だって、便が戻れば板付から2時間切り那覇とかわらんわけですから(てか、大日本帝国発行のパスポート無しで租界に行けた頃は、長崎から船で一晩だったわけですからねぇ)、世界の見え方がジワジワと変化してきておりまする。ニューヨークフィルが予定しているアジアツアーがニッポン列島無視でも
https://nyphil.org/calendar?season=23&page=all
https://theviolinchannel.com/new-york-philharmonic-tour-returns-to-asia/
まあ今の貧乏三等国円安ニッポンではお高い米国オケなんて中国や台湾みたいには買えないだろうから仕方あるまい、としか思えんし(それにしても、「米中戦争台湾どうなる」なんて勢いよく吠えてらっしゃるネトウヨさんたちは、こういうのどう理解するんでしょうねぇ?)。人生最期の10数年、せいぜい面白がることにしましょか。

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