SSブログ

ベルチャQ第2ヴァイオリン決まりました [弦楽四重奏]

今年の春前から現場で目撃していた方からはいろいろな情報があったことで、あたくしめがなんのかんので聴けなかった去る4月のブーレーズ・ザールでの演奏会でもそうだったようですが、この半年ほどのベルチャQ演奏会が第2ヴァイオリン代理メンバーで行われておりました。

コロナ禍は弦楽四重奏の世界には非常に大きな影響を与えていて、それは若い団体だけではない。既存の、それも現役横綱の東と西を争うような普通の意味で「売れている」団体でも、4人のメンバーが同じようなモーティヴェーションと同じような方向性で音楽を続けるのは困難な時期が続き、その結果、新たなフォーメーションとなっている団体がいくつもあります。

ベルチャQに何があったかはホントに知らないけど、ともかく、創設メンバーのラウラが0年代の終わりにナッシュ・アンサンブルに転出した後の黄金時代を支えてたセカンドくんが抜け、新たなメンバーが決まったようであります。こちら。
https://www.belceaquartet.com/

なんせ猛烈に作り込むタイプの団体ですから、この秋からの新フォーメーションでのレパートリーは極めて限られたもののようですけど、イスラエルからトルコのツアーのあとに北米、それからドイツ、英国と、順調な活動は続いているようでありますな。流石に「常設弦楽四重奏団」が作られるための条件たる「結成から10年は嫌になるほど一緒にいて弾いている」という時代はとっくに過ぎていますから、演奏回数はそれほど多くはない。それでももう問題ない時期に入った円熟のアンサンブルとして、今やアーティスティックな意味ではなく経済的な意味でその存続が危機に瀕している「常設弦楽四重奏団」のトップとして、しっかり活動を続けてほしいものであります。

来年の初夏にニッポンを訪れ、いよいよトッパンやら、なんと鶴見などという猛烈な贅沢もあるそうな。請うご期待。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。