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添田町が作曲家レジデンシィ募集 [現代音楽]

〆切まで1週間を切ってしまったんだけど、ゴメン、知ったのが昨日だったもので…田舎の情報伝達あるあるなんじゃろか。

さてもさても、福岡と大分の県境、名峰(なのか?)彦山の麓、かつては炭鉱で栄えた文化の営みにも深い伝統と厚みがある地域の南の隅っこの添田町で、こんなアーティスト・レジデンシィを募集しております。
https://www.town.soeda.fukuoka.jp/docs/2023080400018/
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/press-release/air-bosyuu.html

福岡県の資料は、はっきりと「Artist in Residence」という表現を使っていますし、選考責任者だかの名前に宮川彬良氏と九響コンサートマスター西本幸弘氏を挙げてますから、その名前が判るような人がターゲット、ということなのでしょう。

どうも、日田彦山線終点の日田で野村誠さんがやっているような「イベント創出型」というか、先月のサントリーホール夏祭りで大いに物議を醸したタイプの「地域住民巻き込み型」の「作曲」とはちょっと違うようで、あくまでもお行儀良く九響が演奏出来る適当な長さの作品を1ヶ月日田彦山線沿線に滞在して書いてくれ、ということのようですね。

最大のポイントは、「地域住民の方々とのふれあい、地域での活動の情報発信を行いながら、作曲活動ができる方。」というところなんだろうなぁ。所謂芸術家アーティスト・イン・レジデンスはそれこそ世界中でやられていて、日本でも金沢21世紀美術館が出来る前くらいからその流行が持ち込まれるようになり、各地の街屋やら使われていない施設などに住んで貰って創作する、というのは当たり前に行われている。秋吉台みたいに、その次の展開をどうするか、というところまで来ているところもいくらでもある。だけど、「音楽」、それも「作曲」のレジデンシィは殆ど行われていません。

無論、そこにははっきりした理由があるわけだし、ぶっちゃけ、作曲という行為の場合はやはり野村誠さん型が正解なんじゃね、ってことになってきているわけだし。

このイベント、どんなことになるか、興味をもって見守っていきましょうぞ。っても、ここ温泉県盆地から添田って…久大本線で日田まで行き、話題の単なるJRバスでしかないBRTで延々と彦山の麓を抜けて、距離にして100キロ弱、公共交通だとがっつり3時間半はかかるんだよねぇ。接続が良ければ、盆地から羽田空港まで行けちゃうわい。ううううむ…

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