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宣伝:KNB日曜午後4時より「一粒の麦 ここに芽ぐむ」放送 [こしのくに音楽祭]

昨晩遅く、北日本放送の若きディレクターTさんから、ゴールドベルクのドキュメンタリーを納品したという連絡がありました。明日、2006年10月29日午後4時からの「KNBふるさとスペシャル」というドキュメンタリー枠で、彼女がずっと追いかけていた取材がひとつの番組として実を結びます。
写真は、去る7月に故ゴールドベルク氏の命日前日に東京は護国寺のお墓に墓参りにいらっしゃる未亡人に同行取材した際の様子。http://blog.so-net.ne.jp/yakupen/archive/20060719夏とは思えない冷たい雨の日で、未亡人も取材陣もみんな傘の中。大きな青い傘の下から、カメラの視線に入らぬようにインタビューするTさん。

あのときにはまさか、こんな形で最後の編集をすることになるなんて、思ってもいなかったろうに。

開催に協力したり主催したりした地元テレビ局が地方音楽祭をドキュメンタリーフィルムにするのは、さほど珍しいことではありません。というか、当然のことです。あの大阪国際室内楽コンクールだって、誰も知らないけど、よみうりテレビがドキュメンタリーを作ってます。
でも、それらは、せいぜいが放映時間30分の深夜枠、いちおう放送しましたよ、とスポンサーや協賛企業に言い訳するため程度のものが殆どです。ときにNHK地方局が作ったりもしますけど、それも15分とか30分が限界。この「ふるさとスペシャル」は日曜午後に1時間枠での放映ですので、異例な大きさと言えますね。富山の人々の力の入り方がびんびんに伝わってきます。

残念ながら富山ローカルなので、視聴可能な方はヴィデオに録画し、感銘を受けたら世界中のお友達にダビングして送りつけてください。内容がダメダメだったら、罵倒や怒りの感想を北日本放送に送るなり、この電子壁新聞にコメントするなりしてやってください。Tさんは泣いたり笑ったりしながら、必ず目を通します。素晴らしかったらきっちりと誉め、酷かったらボコボコにして神通の河原か立山の深い谷に放り投げてやりましょう。局が行っている番組宣伝は以下とのことです。

                            ※※

10月29日 16:00~16:55放送 KNBふるさとスペシャル
「~シモン・ゴールドベルクと山根美代子さんに捧ぐ~一粒の麦 ここに芽ぐむ」
~立山山麓で生涯を終えた流転のヴァイオリニスト、シモン・ゴールドベルクの愛器「バロン・ヴィッタ」の音色がここ富山によみがえる~

ゴールドベルクの音楽的・精神的な遺産を受け継ごうと、この秋ひとつの音楽祭がここ富山に生まれました。それが「こしのくに音楽祭」です。流転の人生を送ったゴールドベルクの富山にいたる波乱の道のりとその音楽性、そして、今月20日に急逝したゴールドベルクの妻でピアニストの山根美代子さんがこの音楽祭にかけた想いとは-?


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コメント 7

sa

今偶然拝見して跳び上がると同時に又泣きそうです。先日、隣県などと書いてしまいましたが、yakupenさんは東京の方ですよね。私は富山の隣県で、当地ときたら山根先生やゴルドベルクの価値など全く分からんちんで全く何のニュースにもなってない上、KNBは全く写らない。富山に友人いないし、でも何もなければ電車で行ってでも見るのに、何と又明日のその時間は人の本番の司会の最中。行い悪すぎで先生に見放されてるかな(泣)、でも何とかしたい~!
 とにかく貴重な情報ありがとうございます!!
by sa (2006-10-28 13:41) 

ノン

石川の知り合いにKNBが映らないか尋ねましたが無理のようで残念です。1993年にNHK教育TVで45分番組で「流転のヴァイオリニスト、シモンゴールドベルク日本への長き道」が放映されましたが、其の2として教育TVでやってくれると・・・局が違うので無理でしょうね。んん~残念!!
by ノン (2006-10-29 07:40) 

Minochan

これって、系列の日本テレビに、深夜でもBSでもなんでもいいから放送してくれぇと投書すると、検討してくれる者でしょうか?>>ディレクターのTさん
by Minochan (2006-10-29 11:07) 

sa

何とか知り合いの知り合いに録画頼めました☆早く見たい!!でも皆さんも見たいですよね。全国のたくさんの人にも見てほしいし、日テレにお知り合いのいる方はダメもとでも頼みまくってみてくださ~い!
by sa (2006-10-30 13:10) 

Yakupen

そうですね。小生もまだ拝見しておりませんが、とても楽しみです。

なによりも、素材はもっと沢山あるのですから、富山の視聴者が声を出すことで、また別のドキュメンタリーが作られる可能があるかもしれませんよ。地元の皆様、よろしくお願いします。視聴地域外の人間にはこればかりはどうしようもありませんので。
by Yakupen (2006-10-30 13:21) 

sa

昨晩やっと、夜中に3回も見てしまいました。できは◎だと思います!追悼ということで、民間放送にしてはコマーシャルも最小限に抑えていたと思いますし、最後の力強い演奏シーンもけっこう長く映っていました。熱く語るYakupenさんのリアルのお姿もとくと拝見できたましたよ(笑)。
 とにかくまさに「一粒の麦もし死なずば」の言葉どおりになってしまったことが改めてよく伝わってきました。まさに壮絶としか言いようがない。一方で、もしかして全国放送されても、ご本人たちをよく知らない人には、何だか全体的に訳が分からないかもなあ、という感じもしました。う~ん。
 あとは最後の演奏シーン全部をぜひ聴きたい、見たいと思います。とにかく番組を残してくださった先生や関係者の皆さん、改めてありがとうございます!!
by sa (2006-11-01 09:17) 

Yakupen

なるほどぉ、すごおおくディレクター女史の個人的な思いが出ちゃったのかな。でも、そういうことは若い頃しかできないし、失敗しても叱られても、それがこのフェスティバルを支援した北日本放送の思いだということになるのだから、そんな空気自体を後に伝えることになるんじゃないでしょうかね。

小生もそのうち眺めたらなにか言うかもしれません。なんせ2時間くらいしか寝てない日のボロボロの夕方に撮られたインタビューですから。
by Yakupen (2006-11-01 10:55) 

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