SSブログ

パリのイギリス人ヴィオラ弾き [演奏家]

あと9時間ほどでドゴールからケネディへ、アトランティスの海を越えます。30分前の便に乗ってるパシフィカQを追いかけての移動。

さても、バタバタのパリ編の最後は、のんびり話で。この写真をご覧あれ。可愛い少年と、ちゃんと髭くらい剃れよ、ってお父さん。こんな写真出して良いんかぁ、という非難を無視し、勝手に公開。セキュリティのために、ちっちゃくね。

そー、ヴィオラ界ではちょっとした有名人、アルディッティQ90年代黄金時代の伝説のヴィオラ弾き、ガース・ノックス氏であります。息子さんのアレックスつれて、朝の11時からシテ・デ・ラ・ムジークにツェトマイアーQ聴きに参りました。東京の皆さん、ヴィオラ・スペース関係者の皆さん、よろしく、って。

思えば小生にとってのアルディッティQとは、アーヴィン社長以下、ダヴィッド・今は主夫・アルバーマン、なんとなく「Z君」(意味判る人は某男性向き少女漫画愛好家のみ)だか「トグサ君」(こっちは普通のジャパニメーション愛好家ならお判りでしょ)って感じのガース、それに賢人ロハン、なんですなぁ、結局。今はなんか、社長と若い人たち、って感じ。なんせ、ガースのアルディッティQでの最初の演奏会がカザルスホールの2度目の来日で、本番前にもの凄く緊張してあの狭いロビーから外に出てリラックスしようとしているんで、なにやらバカな話をしたっけ。あの頃、アーヴィンはホントに怖そうだった。ま、今も若い人にはとっても怖いんだろうけど。

ガースはアルディッティQを辞めてからずっとパリに住んでいて、現代物バリバリのフリーランス奏者及びレコード・プロデューサーなんぞをしてます。確かディオティマQの録音なんかにも関係してなかったかしら。日本では、今やヴィオラ・スペースの現代物担当責任者で、ご本人によれば、来年予定される東京国際ヴィオラ・コンクールのための新作を書くそうな。なるほど、適役だ。

パリのイギリス人、現代音楽を中心にやるならば、確かに英都よりも当地の方が余程暮らしやすいでしょうね。

最後に、ガース君から世界のクァルテット愛好家のために、嬉しい情報です。曰く、「え、アーヴィンは引退しないのか、って。誰がそんなこと言ってるの。彼は全然引退する気なんてないよ。ずっとあの調子でやるみたいよ。」
世界の作曲家たちよ、安心して難しい曲を書き給え。世界の若いクァルテットたちよ、安心して打倒アルディッティを目指し給え。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0