SSブログ

プレスラー翁のサヨナラ [演奏家]

アルバン・ベルクQのサヨナラ演奏会追っかけの原稿に着手し、先週、某所から回された記事のことを思い出しました。多分、まだ開けると思います。当電子壁新聞、この記事の続報。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2008-04-09
で、こちら。すっごい充実してる。
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=93734452

ボザール・トリオのあり方、なによりもプレスラー爺さんという突拍子もないタレントの歴史的な意義をきっちり纏めている、とっても便利な報道です。音声部分は記事を読み上げているだけだけど、ボザール・トリオの音ばかりか、爺さんの声も聴けますよ。

なによりビックリなのは、ワシントンDCの国会図書館クーリッジ・ホールでのライブがこのサイトから聴けること。半世紀前の「幽霊」から、今年のラヴェルまで全曲録音があります。なお、最初に宣伝が入るので、あれ、ってビックリしないよーに。

ウェブのニュースって、こういう風に展開できるんですねぇ。凄いなぁ、音楽雑誌なんて全く敵わないぞ、これじゃ。やっぱり、月刊の音楽雑誌は紹介記事やニュースはもう必要最低限にとどめて、最低でも原稿用紙15枚以上のオピニオン雑誌みたいにする以外にないんじゃないかしら。「モストリークラシック」の方向性はどんなに突き進めてもウェブ報道に勝てないとすれば、時代と正反対の方向に突っ走ってる「ストリング」誌が月刊音楽雑誌の目指すべき最先端、ってことになっちゃうけどね。うううん。

なんかプレスラー御大には関係ない話になっちゃった。もとい。

アメリカで最後の公演、ということは、まだヨーロッパ公演とか南米公演とかがあるのかな。ボザールのヨーロッパのエージェントってどこだっけ。「ホープとメネセスは音楽を続けていくだろうし…」なんて仰ってるところをみると、ご本人は隠居なのかしら。そうだったら、ホントにお疲れ様でした。

小生は個人的にはブレンデルよりもポリニーよりも、リヒテルよりも偉いと信じていた「モダンな鍵盤で弦楽器の音を出せるピアニスト」が、ステージを去ります。正直、日本での受け止め方はともかく、ABQの引退よりもよっぽど大きなニュースです。お疲れ様でした。

鱈岬のグリーンハウス爺ちゃんは元気なのかしら。ちょっと心配。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1