SSブログ

で、英国はどうなったの? [音楽業界]

サロネン御大指揮なさるところのフィルハーモニア管を溜池で聴き、途中から「あああ、イギリスってクラシック音楽が庶民の健全な娯楽なんだよなぁ」って思い出し、幻想交響曲の後半の間中、先頃の英国総選挙の結果生まれた保守党と自民党の連立政権で文化政策はどうなるんじゃろか、選挙前はイギリス関係の人が盛んに気にしてたけど、って思ってた次第です。

で、英国の文化政策、新政権でどうなったんでしょうか?

明治維新以降延々と「日本津々浦々で平等に文化を享受するよう、全部をミニ東京みたいにする」という基本方針の他は全く存在しなかった日本国の文化政策が、民主党政権になって一応は「ナショナルからローカルまできちんとしたヒエラルキーを持ったアーツカウンシル的なものを整備し、公金助成を受けられる劇場をはっきりさせ、そこをアーツ拠点としてソフトを育成していく」みたいな方向性は見えるようになった(それで良いのか、それが実現するか、なんてことはまた別問題)。そんな程度の、大まかで乱暴な英国の新たな方向性さえ判れば、素人の小生などには充分なのです。いや、大きな方向は変わらないよ、なんてことでも結構なんですが。

英国の場合は、浪漫派を引きずった妙な精神性など皆無の「文化は言葉の最良の意味での娯楽」であり、国民統合の装置だとか、軍事と並ぶ重要な輸出品だとか、対外侵略の武器だとか、今流行の「抑止力」だとか(文化が抑止力であることは、なぜ原爆が京都でなく広島に落ちたかを見れば明らか)、そんな下世話な思惑が余り見えないのが気持ちいい。その意味で、日本国文化政策の指針とするに価するとは思うわけであります。ですから、現時点で何が起きてるのか、少しは知りたいと思うわけでありますよ。

そもそもどんなとっかかりで調べれば判るのかも判らぬ。なんでも結構ですので、ご存知の方、お教え願えれば幸いです。よろしくお願いしますです。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0