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サグアロ・トリオやってます! [演奏家]

明日、急に仙台日帰りが決まって、滅茶苦茶な生活に更に輪がかかりました。さあ、あたし、生きていけるかっ?それなのに何故こんなに貧乏なんだっ?

てなわけで、電子壁新聞、最低限のアップのみ。ええと、この数日、東京オペラシティに通ってるわけですけど、意外な人に出会えました。

昨日、地震で定期演奏会場が倒壊してしまったクライストチャーチ交響楽団の練習をぼーっと眺めていたら、ラフマニノフのピアノ協奏曲が始まって、ああああ縁遠い曲だなぁ、どこを聴いたら良いんじゃ、と思ってピアニスト君を見物してたら、あれえええ、なんかこいつ、知ってるような気がするなぁ、と思えてきた。で、慌ててその辺にあったプログラムのプロフィルを眺めたら、おおおおお、なんとなんと、3年前に大阪国際室内楽コンクールの第2部門ピアノ三重奏で、ダリ・トリオと競って第2位となったサグアロ・トリオのピアノ君じゃあないかぁ!
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2008-05-23-1
個人的にはダリよりもお気に入りで、ここで優勝できなかったとなるとこの先もトリオとして続けていくのは大変だろうなぁ、なくならないと良いけどなぁ、と思ったものでしたっけ。

で、練習が終わって後半のラウタヴァーラの交響曲のGPが始まったら、ピアニスト君、客席にちょこちょこやってきて、オケの練習を聴き始めたじゃないの。頃合いを見計らって、貴殿は3年前の5月に大阪におらんかったであろーか、と尋ねてみると、おおおりましたおりました、翁はあのときのセッションを聴いて下さってあられるか、ありがたいことです、と仰る。ところでおぬしら、わしゃおぬしらの演奏はとっても気に入っておったのじゃが、どうじゃね、その後も研鑽をつんどるかね、と老人らしくぶしつけな質問をしたところ、おお翁よ、私らはドイツを拠点に活動を続けておるぞ、先月も私の故郷のニュージーランドを演奏旅行をさせていただいたのであるぞ、とのこと。

てなわけで、サグアロ・ピアノ三重奏団、元気にキャリアを積み始めているとのことでありました。

クァルテットはコンクール後もフォロー出来るけど、トリオはとっても難しいんで、こういうのは嬉しいですね。本番でのジョン君のピアノ、ラフマニノフはラフマニノフだからまあああいうもんでしょーが、アンコールに繊細できっちり描かれたシューマンは、最初から最後までタップリした響きが溢れかえる演奏会の一服の清涼剤でありましたとさ。

そうそう、このクライストチャーチ響のGPには指揮者の沼尻氏も顔を出していました。
011.JPG
へえ、このオケ、振ったことがあるんですか、と立ち話したら…「いや、指揮者のトムが南半球のマネージャーが一緒で、オーストラリアに客演したときに彼の家に遊びに行ったのよ。なんか南半球の人ってラウタヴァーラ好きなんだよねぇ。そのときもヴァイオリン協奏曲やらされてさ、初めてやったよ。ってか、日本じゃやられなさ過ぎ。ええ、この前のベルリンは面白かったですよ。みんな一生懸命やったし。あれ、ライヴのCDが出ます。勿論、終演後にちょっとだけ録り直したけどね。」
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2011-09-08
なお、沼尻発言の引用は記憶に基づいておりますので、分析は当電子壁新聞にあります。悪しからず。

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