ロバートの記事出ました

American Record Guide最新号、March/April issueに、11月に東京のオーケストラコンサートに出没し細かくノートを取っていたカナダ人評論家ロバート・マルコー氏の東京レポートが掲載されました。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2011-11-16
"Tokyo, Haven for Orchestra~10 concerts in 11 days"という冒頭に写真も入った巻頭４ページですから、これはデカイですね。日本のクラシック音楽業界の日常的な活動を、プロの批評家が日常的に地元にいるのと同じように批評したものとしては、恐らく、空前の量でしょう。

この雑誌、音楽業界の「暮らしの手帖」みたいなもので、レコード会社や楽器会社からの影響を極力抑えるためにそういう方面の広告は可能な限り押さえていて、結果として一種の同人誌みたいな売り方になってます。だから、ストラッドやらBBCマガジンみたいな商業誌とはちょっと違って、案外、手にするのが面倒かも。ウェブ版もあり、年間６冊で5000円くらい、レコ芸と同じくらいなんで、ご関心の向きは購読してみてはいかがかな。写真なんて殆どない、一昔前の字ばっかりの音楽雑誌ですけどね。
http://www.americanrecordguide.com/
とはいうものの、現在市場に出ている商品ですので、まさかページをPDFにしてここに貼り付けるというわけにも行きません。関心があったら、なんとかがんばって買って下さい。よろしく。無論、11月にお世話になったオケや主催者の皆様には、小生からファイルで記事をお送りします。小生はまだファックスでの荒いものしか受け取ってませんので、綺麗なものを送りたいですから、もうしばらくお待ちを。別に急ぐもんじゃありませんしね。

ロバート御大、大好きなトンカツ食いながらかなり厳しいこともあれこれ言っていたので、日本の音楽雑誌の批評とはずいぶん違う、でもコンサートホールに集う雀たちの率直な意見にかなり近い感想が出ています。乞うご期待。