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もしかして最後の「マタイ」 [演奏家]

本日も頭がひとつ方向に向かってるので、それ関連の情報ひとつのみ。

来る6月16日の土曜日夕方、名古屋で小林道夫先生がバッハの「マタイ受難曲」を指揮なされます。
20120518_1130917.jpg

http://www.meion.ac.jp/concerts/2012/0616-2758.html
無論、チェンバロを弾きながらの指揮です。

1970年に藝大のカンタータクラブの指揮者に迎えられて以来、様々な演奏家を出してきた道夫先生。湯布院町民になってからもいくつかの指揮をしてらっしゃいましたけど、2006年に静岡AOIで「マタイ」を振り、これで指揮から引退、と仰っていた。ところがそれをヴァイオリン&ヴィオラの桐山さんがどう説得したものやら、ともかくもう一度お振りになる、ってことになったのが今回の登場であります。

まあご本人がああいう方ですから、「また振るぞ」と宣伝して歩くようなことはないとはいえ、それにしてもこの事実は余りにも知られていないみたいなんで、敢えて当電子壁新聞で宣伝するわけであります。

って言いながら、6月はシーズンが終わり夏の音楽祭やセミナーが始まる前の海外ツアー時期とあってホントに室内楽が混み合っていて、この日もヘンシェルQのベートーヴェン・チクルスの最終日で、普通なら小生も名古屋まで行くところだが、流石に行けぬ。残念だぞ。

名古屋の皆様、今時の「古楽」やら「ピリオド系」やらをしっかり心得つつも、敢えてそれとは違ったラインを貫く至芸をお聴きあれ。

蛇足ながら、フィッシャー=ディスカウと日本ばかりかパリやニューヨークのカーネギーでも共演した道夫先生ですので、FD氏が亡くなった直後にはさぞかしメディアがコメントとりに湯布院まで電話してきただろうと思って「大変だったでしょ」とお尋ねしたら…全然そんなことなかったそーです。いやはや…

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