すみだジャズ・フェスティバルやってます [音楽業界]
ちょっくらジャンルは違うも、ま、「音楽業界」ってことで。ホントは「新佃嶋界隈」ネタかな。
本日と明日、錦糸町から押上の東京スカイツリー近辺で、「第3回すみだストリートジャズ・フェスティバル」が開催されてます。
なんか凄そうにきこえるけど、ぶっちゃけ、浅草通りと総武線で囲む周囲1マイルくらいの正方形のあちこち総計30カ所くらいで、ストリートライブよりはちゃんとしたくらいの場所で一斉にいろんな音楽やってます、ってイベント。音楽事務所とか広告代理店が入ってるきっちりしたもんじゃないようで(じゃ、ないんですよねぇ)、良くも悪くもアマチュアっぽいゆるうううい、まるで墨田のゆるキャラおしなり君みたいな感じのノンビリしたフェスですわ。
始まったのは知ってたけど、なんせまだまだ暑い盛りだし、我が田舎町佃からは微妙な距離なんで、ふううん、って思ってるくらいでした。
ところが、錦糸町はNJPの当日プログラム連載が終わったんで特に直接の関係はなくなったものの(殆ど行けてない定期会員だが)、数ヶ月前から押上が厄天庵&佃オフィスと葛飾厄偏庵の間を通勤するバスと京成電車を乗り継ぐ経由地になった。ルートとしてはずっとあったけど、東京天樹がオープンし、大川から東で最大のショッピングモールがいきなり出現しちゃって、押上がいろんな意味で交通の(特にバスの)大拠点になってしまい、とても利用しやすい盛り場になっちゃった。葛飾厄偏庵に行く途中に弁当買ったり、戻ってくる途中で本買ったり、見切り品になったお総菜買ったり、足りない食材買ったりするのに東京ソラマチを利用するようになった(混みすぎていて、まだ飯屋や使ったことがない)。気付いたら、すみだジャズ・フェスティバルは自分の生活圏のど真ん中のイベントになってた、ってこと。
本日はいろいろアートマネージメントなどの勉強をさせていただいている京都の小暮先生のお嬢さん、はなさんが出演するという。それも会場となるのは、やくぺん先生がいつも利用している都バスバス停から数メートル、あそこはなんなんじゃ、と不思議に思い続けていた「おしなりくんの家」ではないの。これは見物にいかねば失礼ではないかぁ。んで、チャリチャリ行くにはちょっとアヤシイ空模様、月島駅バス停から都バスに揺られ、おお、深川の祭りが終わったら今週末は森下の祭りかい、と清澄通り沿いの祭り好きに呆れかえりながら、押上駅前バス停に向かったですよ。
おしなりくんというのは、東京天樹オープンに向けて墨田区がデビューさせた、所謂ゆるキャラです。で、天樹の足元、浅草通りの南側の八百屋さんくらいの広さの2階屋が「おしなりくんの家」ということになっていて、おしなりくんグッズが売ってたり、観光案内所っぽくなってたり、お休み処になってる。
本日は店舗部分に椅子を持ち込んで、PA装置をちょこっと並べて、ライブハウスというにはちょっと褒めすぎの空間が出来ている。そこで、小暮はなさんが40分くらいのライブをやりました。アコースティックでも充分に出来るとは思ったんだけど、歌ってる最中に浅草通りに大型観光バスが停車して団体さんがどやどや出てきたり、一応冷房されてるんで人がガラスの引き戸開けて出入りしたりしてたんで、薄いPAは仕方ないのかな。
それにしても、クラシック系に慣れた身には、ギターと譜面台だけ持ってくればどこでもライブは出来そうに思っちゃうんだけど、そうでもないのだなぁ。開演前にははなさんが一生懸命ご自身でセッティングしたりしてた。
プロっぽい音響関係者がゴッソリいたりしなかったのは、ここだけなのか、他もそうなのか。
正直、イベントとして考えると、30近く会場があるといえ、歩いて動き回るには広すぎる。チャリチャリと自転車でまわるのがいちばん良さそうな広さ。でも、それには8月半ば過ぎの午後の日差しは強すぎるし、大川からの風も爽やかとは言いかねる。秋の季節の良いときならばねぇ、と思わんでもないが、やっぱりこの時期しかやれないのかなぁ。スタッフが殆どボランティアみたいだもん、学校や会社の夏休みじゃないと無理なのかも。
ま、それはそれ。やくぺん先生とすれば、ジャズ・フェスティバルという名のジャンルとしてはかなり緩いこのイベントのなかでも、おしなりくんに相応しいノンビリ感が漂うはなさんライブで、土曜の午後の仕事する気が起きない時間を過ごさせていただきました。嬉しかったのは、ヴィブラート控えめの真っ直ぐなソプラノヴォイスで歌われた「星巡りの歌」が聴けたこと。今年は諸般の事情でトリトンでの林光さんを偲ぶ「東混八月の祭り」を聴けなかったので、この時期にこの歌が聴けないのは寂しいと思ってた。予期せぬところで出会えて、とっても嬉しかった。天を仰いでも無限に続くような天樹の櫓が眩しいだけの時間だったけどさ。では、最後に、おしなりくんとのツーショット、ぱちりっ。
フェスティバルとしての分析とか、あり方の考察とか、さっきまで嫁ちゃんと話してたようなことを綴るつもりだったけど、ま、もーいいや。このフェスティバル、はなさんライブがOKならば、例えば神社で古楽器とルネサンス舞踏やるとか、路地でガムランやるとか、ジャズにとらわれない広がりがありえるんじゃないかしら。なんせこの辺り、アジア系の人たちはいっぱい住んでるんだものね。
小暮はなライブ、明日日曜日は午後1時から錦糸公園から通り挟んで西向かいのスターバックスであるそうです。「この道」なんかも歌ってくれますので、クラシックの日本歌曲好きや、叙情歌が好きな方にもOK。ジャズなんてうるさくてイヤだ、という方こそいらっしゃい。こちら、参考までに。本日のライブじゃないですけど。
http://www.youtube.com/watch?v=kGAO58mc7R0
本日と明日、錦糸町から押上の東京スカイツリー近辺で、「第3回すみだストリートジャズ・フェスティバル」が開催されてます。
なんか凄そうにきこえるけど、ぶっちゃけ、浅草通りと総武線で囲む周囲1マイルくらいの正方形のあちこち総計30カ所くらいで、ストリートライブよりはちゃんとしたくらいの場所で一斉にいろんな音楽やってます、ってイベント。音楽事務所とか広告代理店が入ってるきっちりしたもんじゃないようで(じゃ、ないんですよねぇ)、良くも悪くもアマチュアっぽいゆるうううい、まるで墨田のゆるキャラおしなり君みたいな感じのノンビリしたフェスですわ。
始まったのは知ってたけど、なんせまだまだ暑い盛りだし、我が田舎町佃からは微妙な距離なんで、ふううん、って思ってるくらいでした。
ところが、錦糸町はNJPの当日プログラム連載が終わったんで特に直接の関係はなくなったものの(殆ど行けてない定期会員だが)、数ヶ月前から押上が厄天庵&佃オフィスと葛飾厄偏庵の間を通勤するバスと京成電車を乗り継ぐ経由地になった。ルートとしてはずっとあったけど、東京天樹がオープンし、大川から東で最大のショッピングモールがいきなり出現しちゃって、押上がいろんな意味で交通の(特にバスの)大拠点になってしまい、とても利用しやすい盛り場になっちゃった。葛飾厄偏庵に行く途中に弁当買ったり、戻ってくる途中で本買ったり、見切り品になったお総菜買ったり、足りない食材買ったりするのに東京ソラマチを利用するようになった(混みすぎていて、まだ飯屋や使ったことがない)。気付いたら、すみだジャズ・フェスティバルは自分の生活圏のど真ん中のイベントになってた、ってこと。
本日はいろいろアートマネージメントなどの勉強をさせていただいている京都の小暮先生のお嬢さん、はなさんが出演するという。それも会場となるのは、やくぺん先生がいつも利用している都バスバス停から数メートル、あそこはなんなんじゃ、と不思議に思い続けていた「おしなりくんの家」ではないの。これは見物にいかねば失礼ではないかぁ。んで、チャリチャリ行くにはちょっとアヤシイ空模様、月島駅バス停から都バスに揺られ、おお、深川の祭りが終わったら今週末は森下の祭りかい、と清澄通り沿いの祭り好きに呆れかえりながら、押上駅前バス停に向かったですよ。
おしなりくんというのは、東京天樹オープンに向けて墨田区がデビューさせた、所謂ゆるキャラです。で、天樹の足元、浅草通りの南側の八百屋さんくらいの広さの2階屋が「おしなりくんの家」ということになっていて、おしなりくんグッズが売ってたり、観光案内所っぽくなってたり、お休み処になってる。
本日は店舗部分に椅子を持ち込んで、PA装置をちょこっと並べて、ライブハウスというにはちょっと褒めすぎの空間が出来ている。そこで、小暮はなさんが40分くらいのライブをやりました。アコースティックでも充分に出来るとは思ったんだけど、歌ってる最中に浅草通りに大型観光バスが停車して団体さんがどやどや出てきたり、一応冷房されてるんで人がガラスの引き戸開けて出入りしたりしてたんで、薄いPAは仕方ないのかな。
それにしても、クラシック系に慣れた身には、ギターと譜面台だけ持ってくればどこでもライブは出来そうに思っちゃうんだけど、そうでもないのだなぁ。開演前にははなさんが一生懸命ご自身でセッティングしたりしてた。
プロっぽい音響関係者がゴッソリいたりしなかったのは、ここだけなのか、他もそうなのか。
正直、イベントとして考えると、30近く会場があるといえ、歩いて動き回るには広すぎる。チャリチャリと自転車でまわるのがいちばん良さそうな広さ。でも、それには8月半ば過ぎの午後の日差しは強すぎるし、大川からの風も爽やかとは言いかねる。秋の季節の良いときならばねぇ、と思わんでもないが、やっぱりこの時期しかやれないのかなぁ。スタッフが殆どボランティアみたいだもん、学校や会社の夏休みじゃないと無理なのかも。
ま、それはそれ。やくぺん先生とすれば、ジャズ・フェスティバルという名のジャンルとしてはかなり緩いこのイベントのなかでも、おしなりくんに相応しいノンビリ感が漂うはなさんライブで、土曜の午後の仕事する気が起きない時間を過ごさせていただきました。嬉しかったのは、ヴィブラート控えめの真っ直ぐなソプラノヴォイスで歌われた「星巡りの歌」が聴けたこと。今年は諸般の事情でトリトンでの林光さんを偲ぶ「東混八月の祭り」を聴けなかったので、この時期にこの歌が聴けないのは寂しいと思ってた。予期せぬところで出会えて、とっても嬉しかった。天を仰いでも無限に続くような天樹の櫓が眩しいだけの時間だったけどさ。では、最後に、おしなりくんとのツーショット、ぱちりっ。
フェスティバルとしての分析とか、あり方の考察とか、さっきまで嫁ちゃんと話してたようなことを綴るつもりだったけど、ま、もーいいや。このフェスティバル、はなさんライブがOKならば、例えば神社で古楽器とルネサンス舞踏やるとか、路地でガムランやるとか、ジャズにとらわれない広がりがありえるんじゃないかしら。なんせこの辺り、アジア系の人たちはいっぱい住んでるんだものね。
小暮はなライブ、明日日曜日は午後1時から錦糸公園から通り挟んで西向かいのスターバックスであるそうです。「この道」なんかも歌ってくれますので、クラシックの日本歌曲好きや、叙情歌が好きな方にもOK。ジャズなんてうるさくてイヤだ、という方こそいらっしゃい。こちら、参考までに。本日のライブじゃないですけど。
http://www.youtube.com/watch?v=kGAO58mc7R0
やくぺん先生
お忙しいところ、小暮はなライブにお越しいただき、さっそく、ブログアップもやっていただいて、ありがとうございました。
日本歌曲を歌うようになったのは、ポルトガルでのライブのためがそのきっかけのようですが、はなの歌に広がりが出てくるきっかけになればと思っています。
ではでは。
この道 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=kGAO58mc7R0
by 小暮宣雄 (2012-08-19 07:21)
ソラマチ2階奥の八百屋は電鉄系スーパーより安いし、魚屋もモノがいいし、肉屋の弁当はお値打ちっぽく見えるし(どっちも閉店間際の値引品しか買いませんけど)ヨーカドー曳舟店が食材的には面白かったのですが、すっかり行かなくなってしまいました。
ジャズフェスは事前に小さいチラシを一枚入手できただけで危うく忘れるところでしたが、土曜夕方のトリフォニー大小両ホールと日曜夜の錦糸公園にいってきました。
錦糸町駅前をふらふらしているとあちこちから音楽が聞こえてくる、ってえ雰囲気はよかったです(揃いのTシャツは浴衣みたいなものですか)。
アンプで増幅するのは同時多発小規模イベントには有効なんですね。あっちでもこっちでも「なんかやってる」状態ですと、どこか一箇所ひやかしてみようか、という気にもなります。縁日の屋台的といいますか。
うまいへたはともかく、ノリよくやってる、ってえのは見ているだけで楽しくなります。反面、神社で夜、裸電球の下で琵琶でもやってくれりゃまた違った関連づけが楽しめるのかも、とも思いましたけど。
ジャズをきちんと聴くのは今回がほぼ初めてですけど、演奏のつくりというか、構成自体はクラシックとあまり変わらないですね。「ここは来るぞ」と思うとやっぱり見せ場が来ますし、慣れれば拍手のタイミングもそう変わらないように感じます。
ひたすら外に外に開いていく音楽も面白い、と思いました。
by 北 (2012-08-20 17:48)
北さま
やっぱりソラマチ2階奥は評価高いんですね。見切りっぷりも良いしね。ジャズフェス、ぷらぷら歩くいたときの感じ、なるほど、と思います。有り難うございました。できればもうちょっと涼しいときにやって欲しいなぁ、と思わんでもないですけど。
ジャズ、って枠は、階数を重ねていくと緩んできそうな感じですねぇ。ま、ジャズはいまやアメリカでは教育され、アウトリーチしてくるもんで、完全に室内楽の一種になってますからね。
by Yakupen (2012-08-20 20:39)