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ヴェトナムの音楽家たちご紹介(1) [演奏家]

来る24日の「ヴェトナム国立音楽院&藝大室内楽クリスマス・コンサート」
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練習も2日目を終え、いろんなことが見えてきました。

どういう趣旨の演奏会なのか、説明がめんどーだなぁ。地元ハノイの法人向けサイト(昔は現地の日本語新聞だったのだが、今はwebサイトなんですなぁ)をご覧あれ。ほい。
https://www.viet-jo.com/news/event/181207135032.html?fbclid=IwAR0JmOIulUgpDxi6CY0srKOG3fX6KDUrD2EN_2xvHrOX-d0VuAOqFvfx9rg
ええい、まんまコピペしてしまええええ!

※※※

 東京藝術大学とベトナム国立音楽院は、12月24日(月)の19時から、両大学にとって初となるコラボレーションコンサート「VNAM × GEIDAI Collaborative Concert」をハノイ市のベトナム国立音楽院大ホール(77 Hao Nam St., Dong Da Dist., Ha Noi)で開催する。入場は無料、先着順。

 同公演は、文部科学省「大学の世界展開力強化事業―ASEAN地域における大学間交流の推進(タイプB)―」の支援による、アジアの大学間交流を目的としたASEANプロジェクトの一環として行われるもの。日越外交関係樹立45周年記念事業の1つともなっている。

 公演に先立ち、12月に約1週間をかけて室内楽レッスンを松原勝也氏(東京藝術大学教授)、村田千佳氏の指導のもとで行う。東京藝術大学とベトナム国立音楽院の教員・学生が各曲でアンサンブルを組むことで、日本とベトナムの音楽状況の共有や国際交流を図る。

 プログラムではモーツァルト、ベートーヴェンを中心とした室内楽作品を演奏し、クリスマスイブに室内楽の醍醐味を届ける。

 同公演は、ベトナムを代表するヴァイオリニストであるズイ・ブイ・コン(Duy Bui Cong)氏とグエン・チョン・ビン(Nguyen Trong Binh)氏の2人がプロジェクトコーディネーターを務め、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科箕口研究室が制作・マネジメントを手掛けるほか、東京藝術大学とベトナム国立音楽院が主催、国際交流基金ベトナム日本文化交流センターが後援する。

 問い合わせは、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科箕口研究室(担当:酒井)まで<電話番号: 050-5525-2725、FAX:03-6846-8685、E-mail:geidai.minolab@gmail.com>。

※※※

「先着順」って、まあ、その通りなんだけど、広いから大丈夫です…多分。それから、最後の問い合わせ先ですが、担当酒井さんは明日こちらに到着しちゃうので、この連絡先、もう明日からはダメですので、悪しからず。メールは大丈夫です。

てなわけで、ま、ゲリラ活動担当の当私設無責任電子壁新聞としましては、演奏家の皆さんの顔ぶれなど、折に触れて紹介するかぁ、と思ってるわけだが、どうなることやら判らぬのはいつものこと。悪しからず。ともかく、こういうメンツでの室内楽です。内部資料だけど、別に隠すようなものではない。
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まずご紹介すべきは、今回のプロジェクトを受け入れる側ヴェトナムの中心人物。上の記事にもあるグェン・チョン・ビン先生であります。こちら、女子の憧れ、立ち居振る舞いから空気からカッコ良い頼もしい藝大チームのおねーさま、ゼッパール・トリオのピアノ奏者として活躍する若き室内楽の名手たる村田先生と練習真っ最中のこの方。
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ヴェトナム国立音楽院の「インターナショナル・リレーションシップ」の担当でもあるビン先生、今回のプロジェクトを熱心に推進して下さっている現地側の司令塔なんですが、ビン先生がここまで動いて下さるにはそれなりに訳がある。なんとビン先生、藝大に留学しており、澤学長のお弟子さんなのでありまする。宿から学校まで車で迎えに来て下さり、バイクの海の中を走りながら、「日本はちゃんと組織されていて最高です、それにくらべるとここはもうカオスで…」と頭を抱える。ま、こっちはこっちでこの自由さが良いなぁ、なんて勝手なことを思ってるわけだけどさ。

母校と母校の交流ということで、ホントに熱心に動いて下さっております。事務系の先生みたな八面六臂っぷりなんだけど、ヴァイオリンを手にすると、「やっぱり私はシェリングの演奏が大好きで」と楽しそうにデュオの時間を過ごしていらっしゃいます。

日本側の中心は、言うまでもなく藝大室内楽科で先頃お亡くなりになった創設者の岡山先生の後を継いでる孤高のキレキレ音楽家、松原勝也教授でありまするっ。
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まあ、松原かっちゃんに関しては、スゴく失礼を承知で言うのだが、よくまあ藝大が彼のような「学校という組織のろくでもなさ」やら「教えることの限界」をよーくご存知の方を科の主任教授になさっているものだと感心するわけでありまする。いやホント。学校というものの権威とは最も遠いところにいる方ですからねぇ。英断というか、なーんも考えてないんじゃないか、というか…

ともかく、ヴェトナムの若い音楽家とのセッションで盛んに飛び出すのは、「合ってなくて良いから」、「大事なのは楽器じゃない」、などなど、真面目な優等生には吃驚するような言葉ばかり。ヴェトナム側が主任教授との共演に選んできたとっても若くとっても一生懸命に弾くグェン・タイ・ハさんったら、松原先生に「ピアノを弾かずに私と共演して」と言われ、目を白黒してます。まだあまり英語が達者じゃなく、横に譜めくりで付いてる先生も驚いたり、もう殆ど笑っちゃったり。だって、アンサンブルの練習で「ピアノ弾かないで」なんて、彼女のこれまでの人生であり得ないもん!

そんなこんな、藝大&ヴェトナム音大、既に本格的練習が始まって2日間、猛烈に盛り上がっちゃってる奴もいれば、戸惑いを未だ隠しきれない人もいる状態。あと3日のセッションでこれがどうなっていくか、知りたい方は、クリスマスイブの音楽院に是非どうぞ。

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