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ロンドンはやる気満々 [弦楽四重奏]

自分のためのメモです。ご関心のある方も、いなくはないでしょうけど。

昨年大晦日の上野で、《ラズモフスキー》全曲で実質のメイジャーデビューという大任を無事終えたQインテグラの連中とちょっと立ち話、パリは残念だったけど現状仕方ないわなぁ、で、ロンドンはどうするの、と訊ねたら、ロンドンは行かないとのこと。

確かにイースター頃に世界が、とりわけ英都がまともに戻っているとはとても思えぬ。今回の断念したパリの弦楽四重奏ビエンナーレ国際オーディションだって、ウィグモアの総裁が来られるとはとても思えんしなぁ。

んで、どうなってるのかと押っ取り刀で調べたら、おお、とっくに参加団体が発表になってます。こちらが必要な情報が一目で見られるサイト。こういう素っ気ない記述が、いちばん有り難いんだよねぇ。
https://wigmore-hall.org.uk/string-quartet-competition/2022-wigmore-hall-international-string-quartet-competition

期間は4月5日から10日、どうやら最初の予選はロイヤル・アカデミーのホールじゃなくて、バービカン裏のギルドホール音楽院でやるみたい。うううん、なんか、昔に戻ったっぽいですなぁ。ユーディ卿時代のゴールドスミス・ホールが懐かしい。審査員は、ええい、コピペしちゃうぞ。

John Gilhooly - Chairman:Director, Wigmore Hall
Jonathan Brown:viola, Casals Quartet
Hélène Clément:viola, Doric Quartet
Simin Ganatra:violin, Pacifica Quartet
Louise Hopkins:cello, Head of Strings, Guildhall School of Music & Drama
Laura Samuel:violin, leader BBC Scottish Symphony Orchestra and ex-Belcea Quartet
Kyril Zlotnikov:cello, Jerusalem Quartet

わ、みんな世紀転換期のコンクール世代、要は、エク&アルモニコ世代ですな。知り合いばかりで、これは行けば審査の中身は筒抜けだわ。シミン、久しくお遇いしてないけど、お元気なのかしらねぇ。

んで、参加団体はこちら。
https://wigmore-hall.org.uk/string-quartet-competition/2022-competitors
へえ、ユリシーズQはまだコンクールやるんだぁ、優秀すぎる団体がゴロゴロする北米市場、どうしてもどっかで勝ちを獲りたいんだろうなぁ。まあ、前回の結果を見れば、いける、と思うのは当然でしょー。中国、韓国の団体は居るんだから、我が極東の鎖国中島国からも、誰か行って欲しかったぞ。

個人的にはガチガチの押し団体がひとつあるから、ホントは眺めに行きたいが…今の英都に飛びこむって、コロナ罹りにいきまぁす、って宣言してるよーなもの。やくぺん先生がホントに温泉県の山奥にひとり住んでるならともかく、佃縦長屋との往来はあるし、なによりもこの盆地の皆さんが許さんじゃろなぁ。

6月には大改革が失敗と看做されたか、スタッフ総取っ替えになり監督がモディリアーニQなどというビックリ人事のボルドー大会が予定されているし、9月には不思議な審査員並べたバンフと延期重ねたミュンヘンARD弦楽四重奏部門がバッティングしてます。データだけ眺めると2022の世界メイジャー弦楽四重奏コンクールは大盛況なんだが…いやはや、どーしたもんか。

田舎住まいの隠居爺は、遙かシベリアや太平洋の彼方に思いを馳せ、七草がゆモドキをすするのであったとさ。

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