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たびのガイド:ゆふいん音楽祭にどうやってくるべきか [ゆふいん音楽祭]

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本日午前中から、JR九州由布院駅徒歩4分、由布院バスセンターバス到着駐車場から道を挟んで向かいの「ゆふいんラックホール(由布市湯布院町公民館内)」では、明日開幕するゆふいん音楽祭2023のリハーサルが始まっております。

午後になってすっかり夏空が広がり、いつも温泉の蒸気を含み湿気っぽい盆地も、夏の日差しを浴びた田圃の上を流れる九重から吹き下ろす夏風に、ちょっとばかし避暑地っぽい空気が漂っておりまする。そんな温泉県の別府裏、遙か筑後平野の彼方は日田の向こうの盆地に明日土曜日22日午後2時の開演時間までに至るにはどうすれば良いか、まだお悩みの方にガイドいたしましょうぞ。

なんせ公共交通機関はすっかりマイナーな移動手段となってしまっているキューシュー島、九州道を鳥栖ジャンクションで東に曲がり、大分道でいくつもの山々を貫き、由布院インターチェンジから至るのが当たり前になりつつあります。また、博多駅や久留米駅から「ゆふいんの森」号を利用するのも王道で
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朝の9時台と10時台の博多発を利用すれば、昼過ぎまでには由布院駅に到着いたしますです。

とはいえ、やくぺん先生お薦めの最高の盆地への至り方は、やはり「別府からのバスでの山越え」にトドメを刺すのであーる。以下、遙か関東は羽田や成田、はたまた大阪伊丹から空路でいらっしゃる方を対象にご紹介いたしましょうぞ。

まずは成田から。夏ダイヤで桃航空さんが大分線から撤退しているので、ジェット★さん一択。成田発8時40分になんとかして乗り、10時半過ぎに大分空港到着。JALANAソラシドさんで羽田や伊丹、はたまたセントレアからいらっしゃる方は、ベストな道を選ぶなら同じ頃までには到着するようになさってくださいませ。

で、簡単なのは大分空港のターミナル前に並ぶバス停から「由布院行き」に乗り、ぼーっとしていれば、今日の陽気なら50分ちょっとで由布院バスセンターに到着しちゃいます。楽といえばこれがいちばん楽で、車窓左側に午前中の光を浴びた別府湾と向こうの高崎山を臨み、大分道に入ってからは目の前に迫ってくる由布岳をワクワク眺めることが出来ます。今日だったら、十文字演習場に来ている実質6機しかない我らが貴重なアパッチ君が日出生台上空から盆地の上をグルグル廻っているのも見物出来て、ミリオタさんならもう狂喜乱舞だったでありましょう。明日は土曜日だから我が軍はお休みなのかな。
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で、由布岳が左手に壁のようになって暫く、星野リゾートの向こうに盆地が広がります。

とはいえ、多少時間や費用がかかっても由布院盆地入りの感動を味わいたいならば、絶対にお薦めなのは「別府バス乗り継ぎルート」でありまする。

まず、空港で別府経由大分行きのバスに乗ります。空港道を経由し、日出のインターチェンジで下道におりて、別府湾を一般道から眺めつつ、かつては別府大分マラソンで全国的にお馴染みだった湾岸を走り、大阪からのさんふらわぁ号を眺め、ここは札幌はたまた名古屋か、って別府タワーが見えたら
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「北浜」という停留所で下車。このT字路をダラダラと鶴見岳の方に向かえばJR別府駅がありますが、そこまで行く必要ありません。道を渡ったところ、でっかいローカルデパートの1階にスタバがある前のバス停は空港行き&福岡行きですので、そこじゃなく、駅に向かう道の側に並ぶバス停に向かって下さい。明日ならば、亀の井バスの観光快速バス「ゆふりん」が走ってます。こちら。
https://kamenoibus.com/guruspa/hp/yufurin/index2.html
別府駅まで行き、反対側の西口から出る由布院行き路線バスとお値段は同じですので、ご安心を。

ちなみに盆地住民の足たる路線バスは1時間に1本で、北浜側から駅コンコース突き抜けたここが乗り場。
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市役所前からアルゲリッチ・ハウス、ビーコンプラザらに停車しつつ、温泉観光地には寄らずに最短距離で別府駐屯地前に向かい、峠を越えて1時間弱。

それに対し観光客対応ゆふりんは、まずは大分空港からの湾岸道をちょっと戻り、さんふらわぁの波止場に停車、そこから温泉観光地の方へと登り始め、グルグルといくつもの地獄巡りの前を抜け、やっと駐屯地前に至り、あとは路線バスと同じくエイっと峠越えを始めます。時間は70分ということで、市内に廻る分だけ長くなってます。

最大の違いは、ゆふりんは観光客対応の長距離バスタイプの車両なので、荷物を入れるスペースが客席下に設けられていること。普通の路線バスにデカい荷物を持ち込むのはなかなか難儀ですから、多少時間がかかっても、別府市内観光が出来てラッキーと思えばそれまででありましょう。それに、北浜のバスセンターから別府駅までって、ダラダラと5分以上歩くことになりますので、夏は午前中とはいえしんどいですし。

どちらを選ぶにせよ、バスでこの道を至った善男善女には、最後の10分の大パノラマが控えています。港からえっちらおっちら、40分以上かけて標高770メートルだかを上り詰め、由布岳登山道入口の分水嶺を越えると
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バスの前の前に、盆地が広がります。
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この瞬間、乗客の全員がスマホ取り出して写真撮影を始める程の壮大な風景
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鉄道で言えば篠ノ井線の姨捨から眺める筑摩の平野に勝るとも劣らぬ絶景でありまする。今から100年以上昔のこの風景を文章で描いた中谷宇吉郎氏の究極の名文で、絶景を味わって下さいませ。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/53209_49816.html

ホントは金鱗湖入口で下車して、観光客溢れ返る湯の坪街道を歩いていらっしゃい、と言いたいところだけど、これから道夫先生やとこさん、水谷キャプテンのモーツァルトを聴こうというのだから、ま、それは止めておきましょう。ともかくバスセンターに至り、お腹が減っているなら駅前から由布岳を望む正面道路が五叉路とぶつかったところの鳥居の右手下「陽だまり食堂」で定食喰らって、ラックホールにいらっしゃいな。
https://jaoita.or.jp/learn/shop/307

ゆふいん音楽祭、明日午後2時開幕。さあ、盆地へいらっしゃい。まだチケット予約の時間はありますぞぉ。
https://i-oita.net/yufu/event/68057/

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