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タンQ(唐四重奏)の30年 [弦楽四重奏]

大変に失礼ながら、寡聞にしてタンQが結成30周年を迎えていたとは知りませんでしたです。あらためて、御目出度う御座います。
https://www.tangquartet.co/

今、シンガポールをウロウロしていろんな人に遇ったりしてるわけでありまするが、昨晩、来年頭の室内楽フェスティバルの参加者のひとりとしてホーカーズで気楽に飯食った奴が、なんのことはないコロナ前までタンQのチェロを弾いていた創設メンバーのレスリー・タン氏だったわけでありまする。
IMG_7535.jpg
ちなみに一緒に真剣に話をなさっているのは、言うまでもなく、元ハレーSQチェロの我らが山本ゆーちゃんさんでありまする。前世紀の終わり頃という同じ時代にアジアで弦楽四重奏をやってたパイオニアの、遅すぎる邂逅でありますな。

90年代の初め頃、ヴィオラとチェロの唐兄弟らシンガポール響の若いメンバーが一念発起、このライオンの島で初の「常設弦楽四重奏団」としての活動を始め、オーブリンに留学したり、ヨンシュトウ音楽院発足後はそこでファカリティをしたりと、創設メンバーはコロナ前までメンバーを交代せずに活動を続けておりました。やくぺん先生ったら、なぜかハレーが東南アジアツアーをした1993年だかにたまたま昔のヴィクトリア・ホールでタンQの演奏会を聴いていて、ラズモの2番やったりしたのは今でも覚えてますわ。その話をしたら、ああああ遠い日の…とレスリーは苦笑してたけどさ。

コロナ禍が関係あるのかは知らんけど、事実としてコロナ禍を経て、創設以来の唐兄弟が団を離脱、今はチェロは1991年生まれのお弟子さんというもの凄く若い奴が入って、活動を続けているようです。ちなみにレスリーは今はバロックチェロを中心の活動にシフトしていて、来年1月に予定されている室内楽フェスティバルにもチェロ奏者として出てくるみたい。ま、その辺りはいずれまた。

遙か南の島にも、弦楽四重奏で生きていこうとしてきた奴らがいる。その記録を今、取り寄せ最中。果たして手に入るのやら。でもこれはやくぺん先生文庫には必須だなぁ。
https://www.tangquartet.co/tangat30.html

では、タンQの演奏をどうぞ。ちょっと前、創設メンバーのローカル作品です。ケリー・タンって、親戚かしら?

地球上に広がる弦楽四重奏の世界、まだまだ知らんことがいっぱいあるなぁ。

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