SSブログ

チキンライスちきんらいす [たびの空]

皆さんがいろいろお仕事をしているのにくっ付いて歩いている団体旅行みたいな5日間のシンガポール滞在の間、喰らったものといえばあんまり団体旅行っぽっくないどーでもいーよーなものばかり。あ、一度だけ著名観光スポットで実質上のビジネスランチみたいなものの横に座ってボーッとしてたときだけは、それなりに洗練されたものも並んでいたような…ダメだ、今、青春18きっぱーとして乗車している総武本線各駅停車千葉行き、車内が半端に暑くてアホじゃ。記憶が飛んでるわい。

そんなときにはどーでも良い話。南の海峡の島での食い物といえば、そー、チキンライスでありまするっ。もーめんどーなことは抜き、今回の短い滞在で喰らったチキンライス一覧をご覧にいれようぞ。

まずはこちら。
1.jpg
ヨンシュトウ音楽院最寄りの地下鉄東西線クレメンティ駅南口に併設された郊外型駅ビル上層階フードコート、要は東京や大阪の郊外駅の駅ビルでんな。

町場ならホーカーズとして存在しているものが、ビル上層階に移っただけ。
IMG_7355.jpg
ひとつ日本各地のイオンモールやら駅上のフードコートと違うのは、所謂チェーン店が並んでいるのではないこと。そういう店もあるのかもしれないけど、そんなん地元民にしか判らんわい。

で、上の写真のチキンライス、もう典型的な「シンガポール・チキンライス」で、S$6.2。ま、そんなもんでしょ、ってお値段でありますな。所謂名店系の「コラーゲンたっぷり、皮とお肉の間のヌルヌル感をお楽しみあれ」なんてもんじゃーありません。煮たチキンがぶら下がってて、オーダーがあるとそれを降ろしてぶった切って…ってだけです。到着翌日昼、音楽院でおおおおおおって内容の練習風景を眺めて喰らう、ちょっと乱暴にして、でもこれ以上何が欲しいのオジサン、って典型的な「町場のチキンライス定食」でありました。

続いてはこちら。
2.jpg
上と同じ「チキン、鶏スープ炊き込みご飯、お湯の中でじゃっと茹でた青梗菜っぽい野菜、チキンスープ」という「チキンライス定食」。今回はバタバタした1日で遅すぎる昼だったんで、中という大きさにしたら、なんかご飯のお皿がやたらとデカいんだが、ホントにこれで中なのかぁ、おばちゃんわしゃ中を頼んだんじゃが間違えてない…って感じ。これでS$10ですから、上より遙かにお高いなぁ。

場所は、リトルインディアの地下鉄北東線ファラーパーク駅の南側出口上にある、ちょっと立派なショッピングセンターの上層階です。
IMG_7456.jpg
足下にはS$5もあればカレーっぽいものをいくらでも食らえるインド系の安飯屋が無数に広がってる中で、フードコートとしてそこそこ立派…といいたいところじゃが、まあ、ふつーの庶民の場所じゃわな。ここ、宗教グチャグチャのインド人街ということもあり、食器返却コーナーはこんなんなってます。
3.jpg
へえ、まあ、そりゃそうなんだろうけど、こういうのドバイのアホみたいにデカいショッピングモール内フードコートなんかでは見ないような。アブダビ大学の食堂でもこんなのなかったぞ。そういう場所は、ハラルが当たり前だからなんだろうけどさ。

んで、まあこの小さな国でも敢えて都心と言って良いだろう場所、その分だけお値段はお高いのかもしれないし、チキンもちょっとだけプリプリコーラゲン、って感はありました。興味深いのは、この店ではお馴染みのダーク・ソイソースがどこにもなかったこと。チリソースもかなり辛かったし、中華系というよりもインド系、なのかしらね、立地からして。知らんけど。

そして、今回の滞在で最後に喰らったのがこちら。
4.jpg
天下のオーチャードロードの伊勢丹地下フードコート。もう、この町の伝統的な繁華街のド真ん中。
IMG_7498.jpg
銀座三越にフードコートはなさそうだが、ま、そんな類いの店の従業員も利用するような食堂、ってところでんな。前のお姉さん、恐らくは伊勢丹で働いてる方なんじゃろが、炊き込みご飯と乗っけるチキンを持ってきたタッパーに入れて貰うテイクアウトでした。

ご覧のように、さすがに3日目ともなると同じものを頼むのもなんなんで、ローストとスチームドの黒白ハーフ&ハーフ、定食じゃなくて炊き込みご飯に乗っけたもんで、要は「チキンライス二食丼」ですな。さすがにお値段もそれなりに立派で、S$12だった…と思う。今回、諸事情で現金払いだったんでちゃんとチェックできないんだけど、そんなもんだったはず。

こちらのチキン、白の蒸しの方は著名名店のプリプリ感とまではいかないけど、相当に上品なものでありました。やくぺん先生、普段は焼きの黒の方はまず喰わんのだがぁ、お好きなら小骨まで喰っちゃっていいですよ(海老フライの尻尾を喰うか、みたいなんかな)、ってしっかりきっちりしたお味で、二食丼として食べ応えがありましたです。

この後、20世紀末にこの町に来るときにはほぼ定宿状態だった(今は再開発が進み高級化してしまい、泊まれなくなった)チャイナタウンの宿からも押しかけたことがあるホーカーズに雪崩れ込み、そこの名店として知られるチキンライス屋に並ぼうとしたら、もう時間が時間だったからか、既に閉店でありましたとさ。考えてみたら、中華街の正統派チキンライス、喰らわんかったわい。

以上、考察も議論の深みも無いパッパラパーなお話でありました。ホントに議論するなら、チキンの状態、付け合わせ野菜、それに提供されるソースの種類などをきっちり論じにゃらなんのでしょーがぁ…そーゆーのは、今時流行のYouTuberさんとかが山のように動画でアップしてるのをご覧下さいな。

来る1月末はこの島国唯一の室内楽音楽祭のほぼ最初から最後までをベッタリ滞在する予定で、ぶっちゃけすることもない御隠居状態。いよいよ「シンガポール地下鉄ホーカーズ巡りチキンライスのたび」を本気でやろーかね。今はチューリッヒやジュネーブにも匹敵する世界有数の物価高ライオン島とはいえ、ニッポンのラーメン巡りよりもお安くすむんじゃないかしら。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。