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お願い:2週間隔離で入国した室内楽アンサンブルは? [パンデミックな日々]

「音楽業界」と「パンデミックな日々」の両方カテゴリーのお願いです。

毎年日本演奏連盟が発行しております「演奏年鑑」という媒体があります。数年前から、情報公開の諸問題が語られるようになり、どうやら一般販売がなくなってしまったらしい年鑑ですが、音楽学校の図書館などには完備されるでありましょうから、眺めようと思えばそれほど困難なく見られる筈。無論、上野の音楽資料室なんぞにも入りますし。

師走も半ばとなり、いよいよそっちの年鑑総括原稿のひとつを考えねばならない季節となってきました。今年は特に「コロナの年特集」という編集はしないとのことで、まあ、淡々とやればいいわけでしょうが、とはいえ、例年にはなかった情報も必要となる。

そのひとつが、「外来演奏家の招聘状況」でありまする。例年ならデータはいくらでもあるのだけど、今年は「予定されたけど来られなかった」「チケットも売ったがキャンセルになった」「やるかやらないかギリギリまで判らず、結局、やった」とかいう例がいっぱいありそう。日本の例ではありませんが、ゲルギエフ指揮マリンスキー劇場が10月初旬にパリで引っ越し公演を行ったのだって、ギリギリまで判らず、恥ずかしながら数日前までキャンセルだったと思い込んでた。だって、フィルハーモニー・ド・パリの公式日程表、事前には全く挙がってなかったんだもん。ゲルギー、日本だけじゃなくて世界各地で相当無茶やってる、ってことでんな。流石プーチン友達、「今年最も活躍した指揮者」決定だなぁ。

そんな中、先月のヴィーンフィル騒動の頃から、「日本での2週間隔離を前提に来日し、演奏会を行う」という外来演奏家がポツポツ出始めた。指揮者では今日は名古屋で練習してるパスカルくん、昨日に読響振ったヴァイグレ社長、広響今年初の外国人指揮者というフィドセーエフ、N響も第九をまさかのエラス・カサド、そして東響もいよいよノット御大登場とのこと。各オーケストラが次々と「外国人指揮者」の招聘を再開している。

ソリストも、コジママネージメントさんがぐぁんばったガブリーロフを皮切りに、オピッツ御大やらも来ているようだし。

ところが、所謂「室内楽」系では、二週間隔離来日の話をあまり聞きません。ロータスQの日本に実家がある3人が戻ってきてロータス弦楽トリオをやったのと、葵トリオくらい…なのかな。

さても、そんなわけで、皆々様にお教えを請いたいのは以下。コロナ騒動以降の室内楽(二重奏から九重奏くらいまで)の演奏会で、来日後の2週間隔離を経てコンサートなり、コンサートツアーを行った事例はありますでしょうか。「こんなのがあるぞ」という例があれば、お教え下さい。なんせ、殆ど告知なく演奏会が行われていることがある今年の状況、とんでもない名前を落としてしまう可能性もありますので。

よろしくお願いします。

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