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台湾周辺波高し [弦楽四重奏]

国民年金17万円弱、郵政公社イメージ広告で一躍世に知られた佃中央郵便局で例年の如く一発現金納入を済ませ、隣近所のじーちゃんばーちゃんらを今年度も無事に面倒見られる喜びに打ち震える愛国者のあたくしめです。えっへん。なお、佃オフィス裏のガソリンスタンドは、値段を覆面してます。御上といい商人といい、どーしてこうも悪辣な奴らばかりなんじゃ!

さても、昨晩深夜、某音楽雑誌編集者から、「てーへんだてーへんだ!」と八丁堀越えて連絡が飛んで来ました。

「どーした、神楽坂!」と返したら、曰く、「フォルモサQのメンバー表にジョセフ・リンの名前がありませんぜ!」

「許せねぇ、いくぜ台湾!」、カチカチ(←マウスをクリックする音)、ってばかりにネットの海に駆け付りゃ、おおお、ホントじゃ、おらぬおらぬ、それどころか、く突拍子もない名前が入っとるじゃーねーか、ってもんだぃ!
http://www.formosaquartet.com/our_stories.html

ジョセフ・リン、嫁さん日本人だし、日本じゃあすっかり某音楽事務所がソリストとして売り出していて、すみだトリフォニーで公開録音やったり、そのうちなんかの拍子にフォルモサQも来日できるんじゃあないか、なんて淡い期待をしてたんだけど、それどころの騒ぎじゃなくなっちゃったなぁ。二宮あやの(漢字でどう書くか知らぬ)嬢は一応日本人だけど、北米東海岸のマールボロなんぞの室内楽メンバーストックに入ってた人で日本ベースじゃないから、そっちのラインからの来日も難しいだろうし。

それよりもなによりも、2006年春のロンドン国際クァルテットコンクールに優勝したオリジナル台湾人メンバーの半分がいなくなり(なんせチェロは受けた時点でNYPでヴィオレッタの同僚となることが決まってた、ちゅーんだからなぁ)、加入したのが南米人と日本人じゃあ、台湾の誇りフォルモサQ、アッという間に東京Q状態じゃあないの。

だから室内楽コンペは困る、という声があちこちからあがりそう。ロンドン大会のアブラハム事務局長は、どー思ってるんでしょうねぇ。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2006-04-10

まあ、これが若い団体の現実、と考えるべきなんでしょう。というわけで、日本では手に入るかどうか知らぬEMIデビューのコンクール優勝ご褒美盤を聴きながら、一期一会の出会いを彗星の如く駆け抜けた台湾最高の室内楽団体を追悼することにしましょう。
http://www.amazon.com/Formosa-Quartet-Mozart-Schubert-Debussy/dp/B000KP61YO
0094636655758_170.jpg

ダウンロードでも買えるそうなので、ご関心のある向きは、オリジナル奏法なんぞどこ吹く風の痛快無比なK.387終楽章か、コンクールでもチャーミングこの上なかった「イタリアン・セレナード」だけでも1ユーロで買ってご覧なさいな。東京Qがミュンヘンで出たときが、こんな感じだったんじゃないかしら、って思わせてくれますよ。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001417099

またひとつ、「伝説の団体」が出来てしまった。
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