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評論家がオケを訴える [売文稼業]

頭が海胆になるほど暇だったのが、数日前から一転して狂ったような忙しさになってきて、当電子壁新聞をまともにやってられません。で、本日もニュースネタをひとつ放り投げてオシマイ。

ええと、昨日夕方に配信されてきたNYTに出ていた記事。
http://artsbeat.blogs.nytimes.com/2010/07/12/jury-selection-begins-in-music-critics-suit-against-cleveland-plain-dealer/?scp=1&sq=music%20critic%20cleveland&st=cse
ちょっと読みにくい記事ですけど、よーするに、クリーブランドの新聞の音楽記者さんが新聞社とオケを訴えていたんだけど、その審議が始まりますよ、という内容。記者さんの主張では
He(音楽批評から移動させられた記者さん) said orchestra management pressed the newspaper into sidelining him because it objected to a string of negative reviews he gave to the orchestra’s music director, Franz Welser-Most. He remains on the paper’s staff.

部署を移動になったことで会社を起訴するなんて、日本の大手メディアの方などには絶対に考えられないでしょうねぇ。でも、これくらいの緊張感がないと新聞は信用できぬ!
日本の大手メディアも、「外務官僚様のお考えになった普天間移設案を、たかが政権を取ったくらいでのぼせ上がった総理大臣が変更しろと言い立てるなど、官僚様の努力に対して失礼だ」という内容の記事をお書きになった記者を、「大事な読者のやくぺん先生が怒って解約してきた」という理由で移動にし、それに対し記者が怒ってやくぺん先生と朝日新聞を訴える、くらいのダイナミックな動きがあれば、あたくしめもまた朝日購読者になってあげても良いんだけどさ。わぁあああっはっはっはぁ!

ま、なんというか、メディアというのは本来こうあるべきものだ、というだけのこと。頑張れ、ローゼンバーグ記者!戦え、クリーブランド・プレイン・ディーラー!両方がガチで喧嘩することで、初めて見えてくることだっていっぱいある筈。

クリーブランド管広報さんはどうしたら良いかといえば…うううん、ぼーかん以外にはないのだろうかね。いかにメディアに扱われようが、このネタばかりは、青息吐息のオケのファンディングに使えそうもないもんなぁ。全国のアートマネージメント系学生さんよ、貴方がこの状況のクリーブランド管の広報に配属されたら、この事態にどう対応するのが一番良いでしょうか?難しい応用問題だなぁ。

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