大阪参加団体共にファイナル進出！

ロンドン大会改め「ウィグモアホール国際弦楽四重奏コンクール」、本日、セミファイナルが行われ、先程明日日曜日の本選進出団体の発表がありました。繰り返しになりますが、残念ながらライブ放送はありません。でも、明らかにBBCが収録してますので、近々ラジオ３で放送があると思います。その際にはまた、お知らせいたします。

さても、本選進出団体は以下。結果発表前、ウィグモアホールの中で、なんかダラダラと不安げに待ってる参加者たちの様子。

アイズリQ
ピアッティQ
ファン・カイックQ
ヴェローナQ

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以上、４団体になりました。上のアナウンスメントでもお判りのように、今日の出来だけではなく、第１ラウンドからの素点合計での判断とのことです。ま、極めて納得いく結果です。

日本人２人を擁するアイズリQはラズモ３番終楽章を破綻なくぶっ飛ばし大喝采。ピアッティQは、会場の響きを良く心得たホームグラウンドチームの利点をしっかり利用しました。そういうことがちゃんと出来る、というだけでもプロだということであります。ファン・カイックQは、決して彼らのベストではなかったものの、積み上げが充分あった、という感じかな。大穴、と言っては失礼だったのは、ヴァスムスQ改めヴェローナQ。ラズモ２番の終楽章を、一切のリズム的な重さのない、まるでペガサス天を翔るが如き軽やかなスピード感で突っ走り、こんな解釈あったのかとビックリさせられた。速すぎるとか言われることは百も承知で、デカイ本番試合でこんなことやって来る度胸には、もうこれを天下のウィグモアホールの口うるさい聴衆に聴かせただけでいいじゃないか、と思ってしまう。そしてこんな解釈を許して尻を叩いた先生のパシフィカQにもブラボーでんな。

さても、寝てる時間が１時間短くなって、天気も荒れ模様と予想される明日の本選、どんなことになるやら。正直、よーわからんです。ロンドンは１位無しという例は過去にないので、優勝は出るでしょう。どんな結果であれ、ロンドンの本選に大阪の第３位とセミファイナリストが残ってるんだから、毎度ながら、大阪は先見の明があるコンクールだなぁ。いや、ホント。