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祝アタッカQ定職Get! [弦楽四重奏]

なにやら妙に爽やかな夏の終わりのNYC、そんな過ごしやすい日々をもっと嬉しくしてくれるニュースが飛び込んできました。

2011年、大震災の後の国際的大規模イベントとしては最初に開催されたもののひとつ、大阪国際室内楽コンクール&フェスタの弦楽四重奏部門で見事優勝したニューヨークのアタッカQ。その後、目出度くもパシフィカQの後を受けて本拠地NYのメトロポリタン美術館のレジデンシィを1シーズンつとめたり、コンクール前からずーっとマンハッタンの教会でやってきたハイドンの全曲を完奏し終えたり、ジョン・アダムスの指揮で《アブソリュート・ジェスト》のスペイン初演をしたり、まあ、若い団体としてそれなりに頑張って活動を続けているわけであります。勿論、ヴィオラのルーク君が「マンハッタン・チェンバー・アンサンブル」(だっけ)なる団体を起ち上げるので脱退したりとか、いろんなことがあるのもこの世代なら当然でありましょうぞ。

そんなアタッカQにとって、最も欲しかったのがレジデンシィであります。レジデンシィとは何か、説明し出すと面倒だし、今、商売原稿に書かなきゃならんので、ここではしません。ともかく、世界中の若手中堅団体が何より欲しい大学レジデンシィのポジションを、どうやらゲット出来そうとのことでありまする。こちらが速報。
https://www.facebook.com/attaccaquartet/?fref=nf&pnref=story
必要な部分だけを貼り付けると、以下。

FOR IMMEDIATE RELEASE August 18, 2016
Texas State University School of Music welcomes String Quartet in Residence the Texas State University School of Music welcomes the Attacca Quartet as its inaugural Ensemble-in-Residence for the 2016-2017 season. The quartet will give performances, collaborate with our world-class music faculty and provide a unique opportunity for students to work closely with an internationally touring ensemble.

徳永さんに拠れば、まずはパートタイム・レジデンシィの形でこの秋からのシーズンは「テキサスにちょっと滞在する」という形でのテストランがあり、その先に本格的な移住もあるのかなぁ、ということのようです。

この大学と、ミロQがいるオースティンがどういう関係なのかとか、やくぺん先生には全然わからぬですが(ウィル君に尋ねれば一発でわかるんだろうけどさ)、ま、いずれにせよ今やアメリカ合衆国では北東部を抜いてすっかり経済の中心地になりつつあるところで、新たにハイカルチャーを広めるミッションを背負うわけですから、「とんがりアタッカ」とすれば願ったり叶ったりの場所なのかもしれませんねぇ。

若手超激戦区のアメリカ合衆国弦楽四重奏界、とんがりキャラに磨きをかけて、頑張って生きぬいていいただきたいものでありまする。ぐぁんばれ、アタッカ!

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