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真冬のキタラホールにきたら… [たびの空]

オヤジ駄洒落だなぁ…

てなわけで、キタラホールのテラスレストランに座ってます。札響定期終演後、ヴァイオリンのOさんと飯食いにいくことになってるんだが、流石にここに来るまでに遭難するかと思われる道をえっちらおっちら歩き、カロリーを壮大に消費し、このままではバッハの管弦楽組曲全4曲完全沈没の危惧すら覚えたため、これから始まる麗しいバッハへの期待に満ちた札幌市民善男善女がやたら立派なレストランでしっかりディナーなどなさってる中で、一番軽いのなーに、とおねーさんに訊ねて卵サラダをいただき(どうしてこういうときにオニオンスープがないんだ!)、流石にこれだけではマズいなぁ、とコーヒーを頼んだところ。あ、来たぁ。

週末にかけて「暴風雪」などという天気予報に怯えつつ千歳に到着。旧正月直前となるとアジアのブランド観光地サッポロはどれほど混んでるのかと思いきや、なんかそれほどでもないなぁ、と国際線ターミナルをブラブラ眺め、へええ冬期アジア大会なんてやるのか、知らんかった、と初音ミクがキャラクターくんと嬉しそうに舞う公式ポスターを眺め、おおおお今日は日本にいるのか政府専用機と滑走路を眺めながら昼飯喰らい
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昼過ぎに市内に至った次第。

それにしても、千歳から札幌までの雪に埋もれた車窓を眺めるに、この保線費用を思えばどう考えても「東海道新幹線で設けて、他で損する」というやり方じゃないとやれなかろう日本の鉄道システム、世間の誰がいわぬとも、やくぺん先生は「JR再統合、リニア中止し北海道の路線維持」と声高で叫びたいぞっ!

ま、東京湾岸の余所者がなにを言おうが仕方あるまい。んで、なんのかんの夕方にはキタラホールに向かったわけでありまする。考えてみたら、やくぺん先生、キタラホールに雪がガッツリ積もる厳冬期に来たのは初めて。ってか、この時期の北海道に来たのも初めてじゃあないかしら。「駅からホールまでで遭難するぞ」と冗談で言われるのは何度も耳にしていたが、いやぁ、実際に経験すると、これは冗談じゃあありません。地下鉄の出口出たら、もうそこはガッツリ雪道。ホールまで当然のように除雪などされてない、しっかりした雪道がつついています。
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今日は昼間は摂氏4度と驚異的な暖かさ、グチャグチャになった道が、また夕方に向けて晴れ上がった空から冷気急降下で、これはもうガチガチに凍り付くこと必至。帰りが大変だぞ、ホントに。

寒さだけから言えば、真冬のNYCだって、シカゴだって、勿論ミネアポリスやらトロントやらだって、もっと寒いところはあるでしょう。だけど、これだけの巨大都市でこれだけ雪が積もる、そこで人々が普通に生活しているって、世界でも極めて異常な都市なんじゃないかしら。

キタラホールにしても、世界の寒冷地にあり、冬こそアートくらいしか楽しみがない都市のホールならば、ホールの隣にコートを車に置いてそのまま会場に入れるでっかい駐車場が完備されているのが常識でしょう。公共鉄道の駅があるなら、ミネアポリスみたいにそこから地下道やら空中通路やらでずっとホールまで繋がっている、ってのが当たり前だろうし。このキタラホールの「お前ら、なんとか来なさい」ってのは、ちょっと不思議だなぁ。まさか、設計したとき、札響は冬は定期演奏会はやらないつもりだった、なんてことはないだろうしねぇ。

おっと、そろそろロビコンが始まるようだ。やくたいない話はこれくらい。日曜日の旧暦新年を前に「暴風雪」との予報は幸いにも外れそうな明日は、札幌駅から直ぐのふきのとうホールでベルリン東京Qです。あっちは遭難はなかろーね。

雪踏んで おおきな小川に 春を待つ

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