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香港にて [売文稼業]

香港文化中心のスターバックスのいちばん奥に蟄居しております。

昨晩はソウルのロッテ・コンサートホールでの「第10回ソウル国際音楽祭」オープニングの日本フィル&大植英次が延々と10時半まで、最後の大スタンディングオーヴェーション大会の写真を押さえるのが最大の仕事だったんで、まさか途中でバイバイするわけにいかず、押さえる写真だけ押さえて熱狂のステージを後にしたのが10時半過ぎ。2号線に飛び乗り、なにやら大学駅まで延々と行き(失敗したなぁ、途中で1号線に乗り換えてソウル駅に行って、空港特急に始発から乗るべきだったか)、空港特急に乗り換え、空港ホテルがあるターミナル駅のひとつ前に到着し宿に入ったのが深夜過ぎ。最低限の写真処理だけして、電源をバチバチに繋いで本日に備え、ぶっ倒れるように数時間寝て、月が美しく輝き仁川の海から霧が立ち上る朝の6時半に空港ターミナル行き宿のシャトルに乗っかり、第1ターミナルのLCCカウンター前に到着したのが7時前。そこから延々と並び、なんのかんのなんのかんの、どこをどう飛んだか知らないが機内に韓流ポップスの空気漂う大韓航空子会社LCCは現地時間の昼過ぎに香港はランタオ空港に到着したのであった。

そこからはいつものようになんのかんのなんのかんので、空港特急で香港島中央駅に至り、スターフェリーに揺られ、今日も元気だ香港政庁のいるか君が香港湾上空に「納税者の皆さん、政府は頑張ってますよぉ」ってばかりに上がり下りするのを眺めながら
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対岸の香港文化中心に至り、今晩のタン・ドゥンの《仏陀受難曲》のチケットをピップアップし、ここに至ってるわけでありまする。ふうう…眠い。

昨晩、ソウル国際音楽祭の芸術監督たる作曲家さんに「タン・ドゥンによろしく」などと言われたんだけど、ぶっちゃけ、本日はもうお仕事ではなく、なんというべきかなぁ、「秋の現代オペラ大作四連発祭」の二つ目でありますな。

って、なんせこのスタバ、無料でWi-Fiに入れるのは30分だけなので、無駄話も急がねば。ええ、香港と言えば「香港芸術祭」でありまする。最近は1月の室内楽音楽祭とか、今正に来てる視覚芸術音楽祭だかとか、いろいろ増えては来ているものの、創設直後の新日本フィル&小澤征爾で第1回のオープニングを飾ったこの老舗都市型芸術祭、やっぱり香港といえばこれ、って感じ。

さても、今年はどうするかなぁ、と冊子を眺めているのだが…うううん、これは「売文家業」的には綺麗に並んでるなぁ。

毎年1団体ある弦楽四重奏枠は、見事クレモナQがゲットしていて、それはそれで目出度いことであーる。問題は、メインの西洋歌劇で、今年はライプツィヒの《タンホイザー》であります。ううん、なんかライプツィヒでいつでも観られそうだが、一応、天下のコンヴィチュニー様だしなぁ(後記:これ、間違い、ってか、ボーッとしてました。天下の過激派ビエイト様であります!)。どーしよーかなぁ、びわ湖の《ジークフリート》はこの日程を考えて一応、日曜3日にしてあるのだが…

他はなにがあるんじゃ、ホントはいちばん関心があるゾウ・ロンのオペラはちょっと日程として無理だしなぁ…ってパラパラめくってたら、おやまぁ、なんだか上手くいくじゃないか、商売的にも。

なんと2月28日にヤルヴィ指揮N響があり、3月1日に《タンホイザー》、で、3日にロト様が若いもんにお譲り異なったパリのどんな時代でもやれまっせ楽団が日本で《金閣寺》終えた指揮者さんとベルリオーズ150年記念プロで、《幻想》と《レリオ》というベタといえばベタだが、オリジナル楽器で聴く意味がスゴくある演奏会をするじゃあないの。

これが終わって、今日と同様にランタオ空港に走り、桃航空に飛び乗って関空に戻れば、びわ湖《ジークフリート》は余裕で間に合うじゃないかぁ。

N響は、個人的にはあまり関心もない団体だけど、今回の日本フィルツアーに同行した理由の中期取材のネタとして格好だなぁ。今、編集者さんと話してみようかしら。あ、土曜日の午後かぁ。

てなわけで、目の前にチケットブースを眺めつつ、切符買うか悩む過労の爺初心者でありましたとさ。これからラーメン師匠に連れられて元気の出るものを喰らいにいく予定なんで、その前に一発景気づけで切符買いまくるかぁ。無論、安いのばかり…

明日は予定通り柿の実採り入れ大会ですので、皆々様よろしく、と遙か香港の空の下からご連絡もしておきまするぅ。

[追記]

ななんとぉ、《タンホイザー》の発売は12月だそうですう。はらほろひれはれぇ…

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台湾啤酒金牌

ご無沙汰しております。燕京啤酒改め台湾啤酒金牌です。
香港芸術祭のタンホイザーは、コンヴィチュニー様ではなくビエイト様ですね。幻想とレリオと一緒に先行予約してみました。
by 台湾啤酒金牌 (2018-11-04 12:42) 

Yakupen

台湾啤酒金牌様

ご無沙汰です。おお、確かにビエイトですわ。コンヴィチュニー御大は今は日本では「偉い人」扱いで、いくらでも舞台が観られるけど、ビエイトは流石に過激すぎて日本のオペラファンにはそうそう受け入れられそうにないですから(ってか、主催社側が怯んじゃうでしょうねぇ)、わざわざ香港まで行かねばねぇ、ということですから。

北京も暫く行ってません。チャイナフィルのホール、ちゃんと建ってるんでしょうか。

by Yakupen (2018-11-05 11:17) 

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