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トロンハイムの結果出ました [音楽業界]

史上空前のピアノ三重奏コンクール連発の最後を飾る、ってか、大阪、メルボルン、ミュンヘンARDと続いたメイジャー大会三連発を受けたエピローグというか、マーベル漫画映画がエンドロールの最後にちょっとやる「次回に続く」映像みたいなものといったら失礼になるのか、とにもかくにもピアノ三重奏国際大会の年たる2023年の最後の国際試合、トロンハイム国際室内楽コンクールが9月末に開催され、去る土曜日に結果が出ています。こちら。

★1st prize: 15,000 EURO + festival engagements + Commission Prize 1,000 EURO + Audience Prize: Rilian Trio
★2nd prize: 10,000 EURO +Jury Special Prize : Trio Tokava
★3rd prize: 5,000 EURO: Trio Incendio
https://ticc.no/artikkel/rilian+trio+wins+ticc+2023.html?fbclid=IwAR1RTRnunt9UbsUgE7hMk0NL6cKrZlhpYM_Kqwth1OBtEXCoQEzIBDR0Jns

へえ、リリアン・トリオというカナダの団体が実質総取りですねぇ。マネージャーさんのプロフィルはこちら。
https://danieldastoor.com/riliantrio/

闘いとしては、メイジャー大会の優勝を逃した連中が流れてくるということもなく、「頂点カテゴリーに上がっていく前の最後の関門」みたいな位置づけの大会としては、妙な荒れ方をすることなく順当に終わって良かった良かった、という感じですな。って、温泉県盆地2周年祭でストリーミングも全く眺めておらず、「ああそうですか」としか言いようがないんだけどさ。

この大会、前回の弦楽四重奏部門ではエスメQが「こいつら持ってる」としか言いようのないラッキーさでファイナルにコマを進めることになり、栄光のロンドンへと至る道の最初のきっかけを掴んでいる。優勝候補団体が課題曲に上がっていない作品を演奏してしまう、というあり得ない凡ミスで失格になり、ファイナルに繰り上がってシューベルトの大ト長調を弾き感銘を与え、この曲をメインレパートリーにもってその後のイレーネおばさまコンクールからロンドンへと向かうことになったわけで、いやぁ、スポーツ同様にコンクールでもホントに「持ってる」奴っているんだなぁ、と口あんぐりなわけでありまして…

この若いトロントのトリオくんたちも、激戦だったコロナ後の2023年以降の団体として、ともかく業界の視野には入ってきたということ。ピアノ三重奏団は団体の維持が弦楽四重奏団以上に大変ですから、とにもかくにも、頑張って続けて欲しいものでありまする。大会の映像はそれとして、まずはこの大会前の映像を眺めてみましょうかねぇ。


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