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ポール・メイエが指揮をしたりスペインの独裁者だったり [演奏家]

とにもかくにもNPO顧問ボランティア仕事を終え、ソウルは仁川空港から温泉県国東半島先っちょ空港に戻って参りました。だああっと半島を南下、釜山眺め、佐賀上空から伊都國眺め、長崎空港真上で左に旋回し、有明海から九重上空で本格的に降下を開始、市役所南方高度3000メートルくらいから我が温泉県盆地と由布岳に帰ってきたよと挨拶
IMG_0502.jpg
国東半島先っぽ空港へと下りていく、1時間ちょっとのフライトでありました。近いなぁ、半島は。温泉県に入ってから着陸まで、20分程の機窓風景。お暇ならどうぞ。
https://youtu.be/S3RJl4zulSs?si=Z62_vZPs-Tfu809-

タクシーの運チャンに拠れば、どうやらやくぺん先生が盆地を離れた2週間の間に秋が深まり、沢山の観光客を世界中から集める観光地区金鱗湖近辺の紅葉は先週の3日程でアッという間に終わってしまったそうな。田圃の中のやくぺん先生オフィスったら、紅葉の枝にはもう紅葉ではなく赤黒い枯れ葉色がぶら下がって、夕日のフィルター通してももう「紅葉」とは言えんなぁ、って有様。冗談ではなく、夏と冬しかないニッポン列島になってもーたわい。

さてもさても、今回の温泉県滞在は実質たった3日間の超短期。滞在というよりも「荷物詰め替えに仕事場に立ち寄りました」って感じでありまする。とはいえ、その間になんと驚くなかれ、「海外演奏家」が温泉県にふたつもやって来るというのだから、ちょっと異常な事態でありますな。

ひとつは、明日、大分市内、瀧廉太郎逝去の地から数百メートルのコンパルホールで開催される、ポール・メイエとRENTARO室内オーケストラ九州の演奏会。もう既に当無責任電子壁新聞でも勝手に盛り上げてたけど、やっと詳細が判明しました。あれこれ言うより、こちらの大分放送ニュース映像をご覧あれ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d23081c13f25955477c36f496a415d654ebb8502
おお、なんとなんと、団長さんもちょっと漏らしていたように、メイエ氏、このアンサンブルの看板演目たる《荒城の月》を、がっつり一緒に吹いているじゃないの。そればかりか、指揮者なしアンサンブルなのかと思ってたモーツァルトのト短調交響曲、メイエ氏がしっかり前に立って指揮してるじゃないかぁ。へえええ、そういうことだったのね。クラリネット入り版で、中で吹く、なんてビックリがあるかもと思ってたら、もっとビックリですな。ま、あちこちで指揮活動もなさっている方だから、大いに期待しましょう。

で、最大の関心事、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第1番のクラリネット版、って奴。こちらに団公式Facebookで練習風景がアップされてます。ほれ。
へえええ、こんな音がするんだぁあ。なるほどねぇ。

さあ、聴きたくなってきたでしょ。どうやら隅から隅までメイエの世界になりそうなコンサート、明日金曜日10日、夜7時開演ですから、日本どこからでも朝一で飛べば到着できます。マジ、この列島の他のどこの都市でもやりませんからねぇ、こんなこと。さあ、温泉県にいらっしゃいな。

もうひとつは日曜日、国東半島先っぽの大分空港から、更にバスで30分も半島のド真ん中まで行ったところの700席ちょいの県内有数の室内楽適正規模の会場に、去る5月に大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門で悲願の優勝を成し遂げたQインダコがやって参ります。
https://www.city.kunisaki.oita.jp/site/kyouikukage/concert.html
https://jcmf.or.jp/concert/grandprix2023/
なんといっても、かつては《スペインの独裁者》とか、とんでもない副題で呼ばれていたボッケリーニ作品44の4が聴けるのが嬉しいなぁ。案外、やってくれない曲なんだよねぇ、昨今は。

たった3日の滞在にこれだけ濃い音楽に浸って、さても、月曜の夜にはフランクフルト経由でヴィーンフィル不在のヴィーンに向かうのじゃ。爺、もうひとふんばりの秋の終わりじゃのぉ。

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