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では「本場」の《リング》ったら… [音楽業界]

雑談ですぅ。一昨日だか、オージーリングまだいけますよ、というどーでもいい煽りネタをアップしたら、今朝、ベルリンの西の方からこんなお誘いが来ました。英語版をアップしておきましょか、ほれ。
https://newsletter.deutscheoperberlin.de/ov?part=landingPage1&mimeType=text%2Fhtml&_uid=442411779640&m2u=5N8TPAML-5N8OJTX4-2CL1672&mailing=5N8OJTX4-YOTC4B

コロナ後のウクライナ戦時下の欧州でも、あちこちでコロナの時期に出る予定だった《リング》チクルスが再開されており、東のリンデン・オパーでも既に新しいプロダクションが始まって、バレンボイム御大がキャンセルしてティーレマン先生が代役になりまんま後を引き継ぐ、なんてゴシップ話も展開されておりますな。地方の尖った系演出もいろいろ出てきており、流石にこれだけ規模が大きく、「もうきまってたから」という予算や人員配置が出来ていたプロダクションはキャンセルにならずにともかくやってしまおう、ということなんじゃのぉ。個人的には、昨年の秋に眺めたザールブリュッケンの伏線張りまくり「遺伝子操作リング」の続きは観たいんじゃが…来年には《ヴァルキューレ》やるみたいだけど、あの広げた風呂敷はちゃんとたためるのかしら。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2022-11-13
https://www.staatstheater.saarland/fr/detail/die-walkuere

もとい。んで、今朝も、朝起きて、昨日は実質一行も商売原稿が進まなかったんで今日はがんばるぞ、と朝霧が晴れていく妙に暖かそうな師走も半ばに近付く盆地を眺めるに、上述の案内が来ていた次第。

ぶっちゃけ、なんでベルリン・ドイツ・オペラから遙か極東の島国キューシュー島は温泉県盆地などに蟄居するやくぺん先生にこんな案内が来るかと言えば、理由は簡単でぇ…実は、あたくしめ、ベルリン・ドイツ・オペラのバウチャー持ってるんねん。去る4月に某原稿の勉強のためにドイツ各地で慌てて《魔笛》観まくる必要が生じ、フランクフルトで過去類例のないほど鬱々しい舞台を眺め、商売原稿の某都市に向かう前に隣の大都市の超メイジャー劇場でまともな(というべきか…)舞台が出てるんで日程には無理があるが眺めておきましょうか、とこの劇場の《魔笛》の切符を買ったですよ。ったら、今やドイツの日常風景となった公共交通ストに巻き込まれ、開演時間までに独帝都に到着出来なかった。どーしましょー、と連絡したら、流石にストではということなのか、「では、やくぺん殿には払い戻しは出来ないが、我が劇場のバウチャーでお戻ししましょう、また劇場に来てね」と、有り難いんだか迷惑なんだかわからんものが送られて来た。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2023-04-21

つまり、現時点でやくぺん先生ったら、訪れる宛てがまるでないベルリン・ドイツ・オペラのチケット引き換え商品券を持ってるんですわ。そりゃ、向こうも案内を送ってくるわな。

もといもとい、んで、じゃあ来年5月にベルリンまで行ってバウチャーを使って切符買って、シュテファン・ヘアハイムの舞台を観てやろうじゃないか、なーんて、現役時代ならば普通に考えたじゃろが、流石に貧乏隠居には無理な話。それに、そんなことするなら、同じ劇場が出す《中国のニクソン》新演出を眺めますわ。
https://deutscheoperberlin.de/en_EN/calendar/nixon-in-china.17580481#:~:text=Nixon
っても、こんな巴里五輪前のテロだなんだでアヤシげなとき、飛行機代はエコノミーでも30万円くらいはしそうな欧州に向かうなんて、とてもじゃないけど無理な話だわなぁ。

オージーリングの「わかりやすさ」とは真逆な意味で、これまたトレイラー眺めればどんなもんか大体は想像が付くこのいかにも今の欧州っぽい「わかりやすさ」に満ち満ちた西ベルリンのコロナ乗り越えたチクルス、バウチャーで配信が買えるなら、《ラインの黄金》くらいは眺めましょかね…っても、観ないだろーなー。

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