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ソウルフィル騒動やっと終熄…? [音楽業界]

昨年に地元メディアを巻き込んだマエストロ・チョンと事務局の騒動が表面化し、年末にマエストロの監督退任が電撃発表され、この先の団の方向に大いなる懸念を抱かれていたソウルフィルですが、どうやら少なくとも音楽面では方向性が決まったようです。こちら。
http://www.seoulphil.or.kr/en/lounge/psEng/view.do?press_idx=449
てなわけで、首席客演指揮者が名古屋の方にはやたらと懐かしいティエリー・フィッシャー、そして「コンダクター・イン・レジデンス」という些か意味不明のポジションには、おおお、我らがマルクス・シュテンツ様が就任するとのこと。音楽監督、というわけではないけど、この2人でコンサートの4分の1はカバーしますよ、とのことです。うううん…ちょっと微妙だなぁ。

ま、なんであれ、再び「ソウル市響」に戻った感もあるソウルフィル、ウンスク・チンが監督をする現代音楽シリーズも続いているようだし、なんか監督騒動やってる間にやたらと室内楽が増えてるような気もするのは、有り難い限りです。会場も、随分と幅広くなったみたい。ロッテホールが案外見えないけど、やっぱり名称問題がごたついているのかしらね、韓国社会では。ただ、いきなり直前に会場が変更になるとか珍しくないところなんで、何とも言えぬ。だって、11月に《アルプス交響曲》をLGでやるって、あり得ないでしょ、普通に考えて。

ちなみに、日本から文化輸出された年末第九は、なんとエッシェンバッハです。この方辺りが監督に近いポジションを獲ってくるんじゃないかと思ってたんだけどね。

とにもかくにも、これでシュタンツ様が後期ロマン派から近現代のでっかい曲などをやるチャンスも出て来るでしょうから、LCCでソウルにほぼ日帰りという機会も増えるかもねぇ。冬は無茶寒い、夏は猛烈暑い、あんまり過ごしやすい街じゃあないけどさ。


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