アムステルダムの飛ぶものたち [現代音楽]
カテゴリー間違いではありませんっ。
去る木曜日の祝日にニュルンベルクでヴァーグナーの歌劇《ブラバンド公国太守テルラムントの勝利》を見物し、翌金曜日にはチューリッヒ経由でアムステルダム入り。アムステルダム中央駅西の広大な公園の中にある旧ガスタンクを会場にシュトックハウゼン《光》3夜抜粋版は、恙なく開催されております。
Gashoudertという、この地図のまあるいとこ。
https://www.google.com/maps/place/Gashouder+Westergasfabriek/@52.3869511,4.8689603,207m/data=!3m1!1e3!4m5!3m4!1s0x0:0x95802989d058a47b!8m2!3d52.3868529!4d4.868959
なんせ、「音楽の友」誌に表の記事を書くことにはなってるものの、どのようなイベントか蓋を開けてみないとなんとお判らず、現代音楽専門誌向けのハードコア系にならないことはハッキリしてますが、とはいえ中身に突っ込むのか、あくまでも「こんなデッカいイベントがあったぞ」という紹介記事になるのか、まだ全く不明なんで、当無責任私設電子壁新聞には中身を記すことが出来ません。無料媒体立ち読みなんですから、悪しからずっ！今時無料媒体はスポンサーによる洗脳のためにあると考えるべきなのだよっ、皆の衆！
金曜の晩は午後7時開演で、木曜の実質《木曜日》の第１幕と第２幕抜粋のあとの「木曜のサヨナラ」が終わって公園の隅にある宿まで運河沿いに歩いて戻ってくるともう午前１時近く。昨日土曜日は、《土曜日》と《月曜日》の抜粋の前後に、《金曜日》の１、２幕でずっと流れる電子音楽を転用しただけといえばそれまでの「金曜の挨拶」（実質第１幕の電子音楽全部）と「金曜のサヨナラ」（第２幕同様に全部）がくっつけられたお陰で、午後１時過ぎに始まって終演は11時過ぎ。なお、《金曜日》は実質的に電子音部分だけは全部やったわけだが、ステージの上では今回は取り上げられてません。やっぱり《金曜日》は、実体的にはリュリとかラモーみたいなオペラ・バレエなんで、《水曜日》や《日曜日》の物理的な難しさとはまた違う難物なのかしらね。
で、本日これから、あと２時間半もすると「水曜日の挨拶」が延々と始まり、そこからはまず《火曜日》第２幕の宇宙戦争の場面。それからいきなり平和が訪れて《水曜日》の「雲の上の会議」から、オーケストラ奏者が上空で演奏する「オーケストラリハーサル」、そして更に上からスーパーフォーミュラが街中にばらまかれる「ヘリコプター弦楽四重奏」があり、最後は《日曜日》から世界中の人間が集い歌い合う大行進が披露され、アムステルダム版《光》抜粋は目出度く午後10時過ぎには１サイクル目が終わる…筈です。ふうう…
正直、これだけやっても、まだ《光》全体のいいとこどりだけした感じで、《リング》を《ラインの黄金》から「神々のヴァルハラへの入城」、《ヴァルキューレ》は第１幕と「ヴァルキューレの騎行」と「ヴォータンの告別」、《ジークフリート》は「森の音楽」だけ、《神々の黄昏》も「葬送行進曲からブリュンヒルデの自己犠牲」くらいの長めの抜粋しましたよ、って感じではあります。なんせ音楽的に滅茶苦茶大変な《水曜日》の最後のところとか、雅楽オケが必要な《火曜日》第１幕とか、前述の《金曜日》とか、そしてふたつの会場で同時に別の舞台が進行する《日曜日》とか、まだまだ難物揃いだもんさ。
さても、そろそろヘリポートがどこにあるか、会場周辺を探りに出かけます。その前に、ちょっと心和ませるために、やくぺん先生が宿泊している公園西隅っこの団体観光客がゴッソリ泊まってる宿裏の藪やら、会場となるガスタンク周辺の藪で、ヘリコプターに負けるものかと飛んでらっしゃる小さな方々を紹介しておきましょうぞ。
まずは、いつもなら藪の中に隠れててたまに飛び出してくるだけのこの方々、恐らくはまだ子供達がエヴァから生まれたばかりの子供達のようにじじじぃと鳴きながら追いかけっこをしてます。宿の裏の森の藪にでも、大人ミソサザイさんが領地を巡回し
歌の上手なロビンくんとは、上手い具合に領地内で共存なさってるみたい。どや顔でちゅるりりいいい！
そんなところに傍若無人のカラの群れが飛び込むもんだから、もうつつぴぃ、じーじー、ひょろろぴー、大騒ぎになります。
無論、24時間営業のクロウタドリさんも加わるでぴぃぃ。
それにしても、アムステルダムの空にアーヴィンたちが初演して以来20年ぶりに振りまかれる《光》のスーパーフォーミュラを奏でるマシン鳥たちは、いつどこに姿を見せるのか？どうして広報のおねーさん、ヘリポートの場所しらないんねんっ！楽屋になってるTranshormatorhuisというところの横にいかにもヘリポートになりそな競技場はあるのだが、その更に隣で大フードフェスティバルをやってて人がいっぱい。どうやらGP映像からは農場を使うようなんだけど、昨日から見ているのだがガスタンクから直接繋がる導線が見つからないんですよねぇ。
https://youtu.be/XwfYuWkr95w
ま、それもあと10時間で判ることでしょう（もうヘリ付きGPはやったとのことなので、知ってる人は知ってる筈）。遙か東京ではクスQのベートーヴェン・サイクルとエク新メンバーお披露目定期で賑々しく業界全体で盛り上げて下さっている「ヘリコプター弦楽四重奏曲」バーミンガム以来のライブ演奏、天気晴朗な運河の街の夕方に、響け銀河中心ミカエリオンからの平和の音！ぐぁんばれアムステルダムのちょっと大きめな飛ぶもの達っ！
ちなみにマシン鳥の中でとぶ楽器付きニンゲンたちは、こいつらじゃ。
https://www.facebook.com/pelargosquartet/
去る木曜日の祝日にニュルンベルクでヴァーグナーの歌劇《ブラバンド公国太守テルラムントの勝利》を見物し、翌金曜日にはチューリッヒ経由でアムステルダム入り。アムステルダム中央駅西の広大な公園の中にある旧ガスタンクを会場にシュトックハウゼン《光》3夜抜粋版は、恙なく開催されております。
https://www.google.com/maps/place/Gashouder+Westergasfabriek/@52.3869511,4.8689603,207m/data=!3m1!1e3!4m5!3m4!1s0x0:0x95802989d058a47b!8m2!3d52.3868529!4d4.868959
なんせ、「音楽の友」誌に表の記事を書くことにはなってるものの、どのようなイベントか蓋を開けてみないとなんとお判らず、現代音楽専門誌向けのハードコア系にならないことはハッキリしてますが、とはいえ中身に突っ込むのか、あくまでも「こんなデッカいイベントがあったぞ」という紹介記事になるのか、まだ全く不明なんで、当無責任私設電子壁新聞には中身を記すことが出来ません。無料媒体立ち読みなんですから、悪しからずっ！今時無料媒体はスポンサーによる洗脳のためにあると考えるべきなのだよっ、皆の衆！
金曜の晩は午後7時開演で、木曜の実質《木曜日》の第１幕と第２幕抜粋のあとの「木曜のサヨナラ」が終わって公園の隅にある宿まで運河沿いに歩いて戻ってくるともう午前１時近く。昨日土曜日は、《土曜日》と《月曜日》の抜粋の前後に、《金曜日》の１、２幕でずっと流れる電子音楽を転用しただけといえばそれまでの「金曜の挨拶」（実質第１幕の電子音楽全部）と「金曜のサヨナラ」（第２幕同様に全部）がくっつけられたお陰で、午後１時過ぎに始まって終演は11時過ぎ。なお、《金曜日》は実質的に電子音部分だけは全部やったわけだが、ステージの上では今回は取り上げられてません。やっぱり《金曜日》は、実体的にはリュリとかラモーみたいなオペラ・バレエなんで、《水曜日》や《日曜日》の物理的な難しさとはまた違う難物なのかしらね。
で、本日これから、あと２時間半もすると「水曜日の挨拶」が延々と始まり、そこからはまず《火曜日》第２幕の宇宙戦争の場面。それからいきなり平和が訪れて《水曜日》の「雲の上の会議」から、オーケストラ奏者が上空で演奏する「オーケストラリハーサル」、そして更に上からスーパーフォーミュラが街中にばらまかれる「ヘリコプター弦楽四重奏」があり、最後は《日曜日》から世界中の人間が集い歌い合う大行進が披露され、アムステルダム版《光》抜粋は目出度く午後10時過ぎには１サイクル目が終わる…筈です。ふうう…
正直、これだけやっても、まだ《光》全体のいいとこどりだけした感じで、《リング》を《ラインの黄金》から「神々のヴァルハラへの入城」、《ヴァルキューレ》は第１幕と「ヴァルキューレの騎行」と「ヴォータンの告別」、《ジークフリート》は「森の音楽」だけ、《神々の黄昏》も「葬送行進曲からブリュンヒルデの自己犠牲」くらいの長めの抜粋しましたよ、って感じではあります。なんせ音楽的に滅茶苦茶大変な《水曜日》の最後のところとか、雅楽オケが必要な《火曜日》第１幕とか、前述の《金曜日》とか、そしてふたつの会場で同時に別の舞台が進行する《日曜日》とか、まだまだ難物揃いだもんさ。
さても、そろそろヘリポートがどこにあるか、会場周辺を探りに出かけます。その前に、ちょっと心和ませるために、やくぺん先生が宿泊している公園西隅っこの団体観光客がゴッソリ泊まってる宿裏の藪やら、会場となるガスタンク周辺の藪で、ヘリコプターに負けるものかと飛んでらっしゃる小さな方々を紹介しておきましょうぞ。
まずは、いつもなら藪の中に隠れててたまに飛び出してくるだけのこの方々、恐らくはまだ子供達がエヴァから生まれたばかりの子供達のようにじじじぃと鳴きながら追いかけっこをしてます。宿の裏の森の藪にでも、大人ミソサザイさんが領地を巡回し
それにしても、アムステルダムの空にアーヴィンたちが初演して以来20年ぶりに振りまかれる《光》のスーパーフォーミュラを奏でるマシン鳥たちは、いつどこに姿を見せるのか？どうして広報のおねーさん、ヘリポートの場所しらないんねんっ！楽屋になってるTranshormatorhuisというところの横にいかにもヘリポートになりそな競技場はあるのだが、その更に隣で大フードフェスティバルをやってて人がいっぱい。どうやらGP映像からは農場を使うようなんだけど、昨日から見ているのだがガスタンクから直接繋がる導線が見つからないんですよねぇ。
https://youtu.be/XwfYuWkr95w
ま、それもあと10時間で判ることでしょう（もうヘリ付きGPはやったとのことなので、知ってる人は知ってる筈）。遙か東京ではクスQのベートーヴェン・サイクルとエク新メンバーお披露目定期で賑々しく業界全体で盛り上げて下さっている「ヘリコプター弦楽四重奏曲」バーミンガム以来のライブ演奏、天気晴朗な運河の街の夕方に、響け銀河中心ミカエリオンからの平和の音！ぐぁんばれアムステルダムのちょっと大きめな飛ぶもの達っ！
ちなみにマシン鳥の中でとぶ楽器付きニンゲンたちは、こいつらじゃ。
https://www.facebook.com/pelargosquartet/
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