SSブログ

《サロメ》遙かなり… [音楽業界]

先週、ボロボロで戻って来たあとに時差頭の中で怒濤の日々。ガタガタの原稿をともかく入れたり、何が周囲に起きてるか判らないままにいろんな人と連絡とってどっか行かねばならなかったり、もー爺には限界じゃわい。

んで、やっと今日はなんにもしないぞ、とボーッとしてたら、深夜になってヨーロッパのチケット屋さんからこんなメールが来ました。いかにも「日本語の自動翻訳機で翻訳しました」って文章。ええい、誤植まんまに貼り付けちゃうぞ、ぺとっ。ちなみに「最初にオーダーされたチケット」とありますが、ひとつしかオーダーしてません。原文はどうなってるんじゃ?

「誠に申し訳ありませんが、最初にオーダーされたチケットのほうが、売り手が提供できなくなりましたことをお知らせいたします。これにより、この取引はキャンセルとなり、全額€367.50が、お客様に払い戻しされます。
このチケットをご購入いただいた時と同じ支払い方法で、払い戻しさせていただきます。御口座のほうに、金額が届くまで10日ほどかかる場合もありますので、ご了承お願い致します。
viagogoは、チケットの売り手が買い手にアクセスできるプラットフォームあです。チケット販売者は、余分なチケットを持っている個人から、多国籍のイベント主催者までさまざまです。
売り手が販売のために宣伝したチケットを提供できない場合、私達は、そこに一歩踏み込んで、そのカテゴリーと価格に似た、交換となるチケットを見つけるように、あらゆる努力をします。この最善の努力にもかかわらず、それに似た、代わりとなるチケットがない例外的な状況もございます。その場合、売り手には、金額は支払われず、お客様に全額払い戻しがおこなわれます。
この件に関して、ご理解とご協力をいただき、ご不便をおかけ致しましたことをお詫び申し上げます。 」

これがなにか、時系列で説明しますと…

1:日本時間6月13日朝、なんのかんので7月2日ミュンヘンの国立歌劇場の《サロメ》のチケット2枚を、チケット屋さんで購入した。このチケット、ペトレンコ指揮の新演出ということで売り出し早々に瞬間蒸発、そんなもんあるわけないと思ってチケット屋サイトを眺めたら、なんとまぁ、比較的リーズナブルな値段で3階正面2列目2枚並び、最後の2枚、というのが出ていたので、先のことを何も考えずに即購入してしまった。

2:その後、日本出発が来る26日だけど、チケット屋なんで劇場から直接買うみたいにプリント@ホームみたいなシステムはなく実券を送りつけてくる。佃に送られると行き違いになるかも知れないので、宿泊先のミュンヘン厄偏庵に送りつけてくれないか、という連絡を糠味噌頭でチケット屋と取り合った。その際には、チケットが存在しないなどという話はまるで無かった。

3:ったら、さっき、上に貼り付けたメールが来た。要は、「スイマセン、あると言って売った商品が入荷しませんでした。代金は返却します」ってこと。

へええええ…オペラのチケットって、こういうもんなんだなぁ。

ま、やくぺん先生ご夫妻としましては幸か不幸か、怒り狂ってる、ってことはありません。大人の対応というより、ぶっちゃけ、葛飾オフィスに緊急補修でお金が要りようだったので、こんな娯楽みたいなもんにお金を使ってはいけません、と神様から叱られたような気がしているわけでありまする。はい。

ちなみに、日本では五輪チケットなんぞを巡りいろいろチケットの受け渡しに関しては議論されていますけど、少なくとも欧州のわしらが高いチケットを買わざるを得ないような劇場のチケットは転売やらの商売は、違法ではありません。きちんとした業種として存在し、普通に行われております。それがないと、ホテルのコンシェルジュなんぞは成り立たないというとこもあるんでしょうし。

よくあることなのかは知らないけど、こういうこともある、って事例でありました。何かのお役に立てば。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。