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お彼岸に「ゆふいんの森」号は走りません [ゆふいんだより]

先週末に温泉県盆地の西側をかすめ、福岡帝国中枢から哀しみに沈む(んだろうなぁ?)山口県へと抜けて行った台風14号、幸いにもやくぺん先生の田舎オフィスは日曜夜に大雨で倉庫床上浸水の危機を迎えたものの、これまでも何度も無茶無理を乗り越えてきたふーふの力でなんとか最悪の状態は回避。台風一過の爽やかな空ではないものの、いきなり秋がやってきた盆地でありまする。

んで、さあこれで秋の観光シーズンに向けて温泉県盆地の観光地側も大賑わいじゃろ、と思ったら、なんということでしょー、やくぺん先生のオフィス横をかすめて連日「ゆふいんの森」号やら或る列車やら、観光立国キューシュー産業を支える明観光列車が博多と別府湯布院の間を通っている線路が、日曜から月曜の大雨で一部で線路の基盤が流されたんだか緩んだんだか、ともかく由布院駅と隣の野矢駅の間でなにやらあって、あっさり運休とのこと。これ、最新にアップデートされてる筈の現状です。
https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/emergency/__icsFiles/afieldfile/2022/09/22/220922_typhoon14_higai.pdf

この久大本線という九州横断線、別府から由布院盆地まで500メートルほどをダラダラ登ってきたあと、一気に分水嶺を越えて九重の山の裾野を抜け、天領日田へと向かうわけなんですが、実質上大分から由布院駅までがひとつの文化圏になっている。で、やくぺん先生のところはその隅っこも隅っこ。あとは鹿さんを車窓から眺めることもあるような深い森と谷をトンネルやら谷筋やらで越えて、久大線全区間で最も標高が高い分水嶺向こうの野矢駅に至る。各駅停車を利用するのは沿線の通学高校生くらい、免許が取れれば移動はみんな自家用車、という状況なんですな。

この区間、由布院駅から野矢駅までGoogleマップさんで「徒歩で行きます」というと、あっさりと「8時間かかります」と仰る。鉄道は道ではないので歩けないから、旧道を通りぐるりと南を迂回し、分水嶺を踏破し、反対の北側に抜け、またぐるりとまわらないと、駅と駅を繋げないのですわ。

あああ、これは一体どこの山奥でやらかしちゃったんだろー、お彼岸休みには通ってくれないと困るなぁ、なーんて思ってたら、今朝から鉄道一切通らず静かな筈のやくぺん先生農園の向こうで、なにやらガタガタやっておる。お、線路状況を調べに来たな、と思ってテラスから除いたら、あれええええ、大変なことになってるぞ。

どうやら、大雨で線路下の地盤が緩んだというのは、やくぺん先生んちの馬鈴薯やら西瓜やらが生産される小さな畑の直ぐ裏みたいじゃわ!

線路を走る特殊仕様になったトラックが2台、何やら積んでは踏切まで行きを繰り返してます。
IMG_5360.jpg
しばらく眺めているに、「我らが生活のライフラインたる久大線を一瞬でも早く復旧させよう」って切羽詰まった感はなく、ま、10月まで動きませんっていっちゃったんだから、ノンビリいきましょーかぁ、って空気が流れてるなぁ。

以上、事実関係だけ再び記して起きますと、やくぺん先生の福岡方面に向けての基本的な足たる久大本線、10月上旬まで普通です。博多に出るには1日7本だかの亀の井バスのみになります。無論、別府への路線バス、大分への久大線下りは走っております。秋の良き空の下、やくぺん先生を福岡方面から訪ねてやろうって方は、ゆふいんの森号はやってませんので、悪しからず。

JR九州、数日後に迫った長崎本線の新幹線規格での新バイパス線開通に向けて、頭の中は「新幹線かもめ」しかない状態。いくら本業は観光業と不動産業、旅客輸送は赤字の副業とは言え、一応は鉄道会社という名称で株売ってるだから、米の飯みたいな仕事はきっちりやっていただきたいなぁ。

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